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アメリカ50州基礎知識

アメリカ50州、各州の基本情報のご案内。アメリカ全土の地図も。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

バージニア(26)

南部


北米初の入植者の定住地
大統領8人を輩出

正式な州名は「Commonwealth of Virginia」。「Commonwealth」とは共同体のことで、意味において「State」との違いはないが、同州の歴史は古く、1619年にさかのぼる。


独立を担った立役者がずらり

 1607年、北米で最初に入植者が定住したのはイギリス人、ジョン・ジェームズが開拓したジェームズタウン。当時は先住民のポーハタン族が居住しており、1617年ジョン・ロルフが酋長の娘・ポカホンタスと結婚した。1619年、初の議会が開催され、時のヤードリー総督が「より良い共同体(Commonwealth)のために」と語ったのが「Commonwealth」の名称の始まりだ。

 バージニアは植民地13州の中でも最大の面積と人口を抱える州で、初代大統領ジョージ・ワシントン、独立宣言の起草者で第3代大統領のトーマス・ジェファーソン、第5代大統領ジェームズ・モンローなど、独立の立役者となった超大物がずらり。合衆国に加盟したのは1788年で、独立13州の中では10番目と意外に遅かった。

 バージニア出身の大統領は8人。第12代までのうち実に7人が同州出身と突出して多いことから、「大統領の母」というニックネームもある。


首都のベッドタウン
連邦関係の施設も多い

 南北戦争までの主要産業は奴隷労働力を主にしたタバコであったため、奴隷制をめぐって1861年、合衆国から離脱。地理的に南北の境界に位置し、数多くの激戦地にもなった。現在でも全米に残る激戦地帯の3分の1が同州内にある。南軍のロバート・リー将軍、トーマス・・ストーンウォール・・ジャクソン将軍など、歴史に残る名将も多い。

 同州はポトマック川を挟んで首都ワシントンDCと隣接しており、アーリントン国立墓地、国防総省、CIAなど、連邦関連の施設が多いのも特徴。

 バージニア州は大統領以外にも多数の著名人を輩出している。探険家ルイスとクラーク、黄熱病の発見者ウォルター・リード軍医、小説家のエドガー・アラン・ポー、俳優のウォーレン・ビーティー、シャーリー・マクレーンなどが同州の出身だ。