暮らす
LIFE

アメリカ50州基礎知識

アメリカ50州、各州の基本情報のご案内。アメリカ全土の地図も。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

オレゴン(47)

西部


ルイスとクラークが切り開いた
開拓民の夢の土地「西のエデン」

1840年代の開拓者たちは、幌馬車でオレゴントレイルの旅を続けた。過酷な旅の末にオレゴンに辿り着いた人々には、豊穣な土地が無償で与えられ、彼らはこの地を「西のエデン」と呼んだ。


幌馬車を連ねた875人の大移動

 オレゴンにおける人類居住の歴史は1万年以上前に遡る。さまざまな種族の先住民が暮らしていたが、16世紀後半から欧州系白人が上陸し、ワシントン州、アイダホ州、カナダのブリティッシュ・コロンビア州を含む大陸北西部一帯は「オレゴン・テリトリー」と呼ばれていた。

 1803年のルイジアナ購入によって西部開拓の幕が開け、ルイスとクラークの合同探検隊が、それまで危険な海路からの上陸しかなかったオレゴンへの道を、ミズーリ州からの陸路で入るトレイルを切り開いた。1843年には、男女子供合わせて875人もの大集団が、幌馬車を連ねてオレゴントレイルを通って移住してきた。

 1859年、オレゴン州は33番目の州として合衆国に加盟し、1870年代には大陸横断鉄道が開通し、産業が発達した。なかでも盛んになったのは林業で、現在でもオレゴンはクリスマスツリーのもみの木の栽培では全米トップを誇る。

 また、カリフォルニア州を嫌ってオレゴンに移転してきたコンピューター関連企業も多く、著しい勢いで成長を遂げるハイテク産業を称して、緑豊かな土地柄から「シリコン・フォレスト」の異名も持っている。


日本人留学生に人気
州税なしの買い物天国

 同州は日本からの短期留学生に最も人気がある州のひとつだ。日本人留学生に人気がある理由として、その豊かな自然が挙げられる。アウトドアスポーツも盛んで、ナイキの本社も同州にある。また、州税がないことも、オレゴン州の大きな魅力だ。

 現州知事のテッド・クロンガスキーはミズーリ州の生まれだが、生後間もなく父親が他界したため、孤児院で育った。トラック運転手や溶接工をしながら苦労してミズーリ大学ロースクールを卒業し、オレゴンで弁護士から知事にまで上り詰めた立身出世の政治家だ。

 他に著名なオレゴン州出身者には、往年の大女優ジンジャー・ロジャースやフーバー元大統領がいる。