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アメリカTVガイド

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカのテレビ番組情報など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Six Degrees

ABC Thu 22:00-23:00(9/21放送開始)

 あらすじを聞いた時は何とも思わなかったが、パイロットを観て気に入った作品『Six Degrees』をご紹介したい。
 あの人に会わなかったら、今日の私はないとか、あの出来事で人生が変わったなど、運命の出会いや出来事は誰にでもある。偶然か必然かは別として、人生の直接的原因(因)と間接的条件(縁)を、大都会ニューヨークで繰り広げられる6人の男女の人間模様と、複雑に絡み合う友達の輪を通じて描く異色のドラマ。題名は「友達の輪6連をたぐり寄せると、世界中の人間が繋がっている」という1929年のハンガリーの作家によるSix Degrees of Separation理論に由来する。
 公選弁護人のカルロス(ジェイ・ヘルナンデス)はわいせつ罪で逮捕されたメイ(エリカ・クリステンセン)を弁護するが、赤い糸で結ばれていると信じている。メイを探して訪ねた先で、喧嘩に巻き込まれ、デイミエン(ドリアン・ミッシック)と友達になる。広告代理店で働くウィットニー(ブリジット・モナハン)は、恋人が浮気しているのではと疑っており、ネイルサロンで隣合わせになったローラ(ホープ・デイビス)と結託して罠を仕掛ける。
 一方、ウィットニーが発掘した落ちぶれたカメラマンのスティーブン(キャンベル・スコット)は、イラクで夫を亡くしたばかりのローラの慟哭の姿に創造力をかき立てられる。人口1000万の大都会ニューヨークで、何の因果か巡り会った6人の男女と、運命の出逢いから広がる波紋を描く。
 ABCは『Lost』や『フェリシティの青春』のヒットメーカーJJエイブラムスが制作総指揮だと前面に押し出しているが、創作はスチュアート・ジッカーマンとレイブン・メッツナー。大学時代は恋敵だったが、5年後に共通の友達を介して再会して意気投合、チームを組むことになったもの。テレビデビュー作は、「僕たちの『再会』にヒントを得て創作した」とジッカーマンは語る。パイロットの雰囲気とカラーが維持できれば、期待できるドラマだ。

Photo: ©2006 ABC / Eric Liebowitz