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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカのテレビ番組情報など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Damages

FX Tue 20:00-21:00 (放送中・7/24〜)

 大手企業を相手取った損害賠償訴訟を扱うパティー・ヒューズ(グレン・クローズ)は、勝つためには手段を選ばない敏腕弁護士。1代で富を築いたアーサー・フロービシャー(テッド・ダンソン)が自社株を売り抜けし、不正会計疑惑で証券取引委員会の捜査を受けたが、株売却をブローカーにいかに指示したか謎のまま、結局、証拠不十分で罪を逃れた。自社株に投資していた従業員5000人は一文無しになり、名門ヒューズ弁護士事務所に駆け込んだ。

 大卒で経験もないのにヒューズの助手に雇われたエレン・パーソンズ(ローズ・バーン)は、フロービシャー疑惑を調べるうちに、自分の弁護士としての才能が買われた訳でなく、事件の証人との個人的なつながりだったと気が付く。だが、時既に遅し…。

 映画『The Firm』より怖い法律サスペンス。ヒューズの情熱は、弱者を守るための正義? それとも権利の濫用? 殺人事件の裏に見え隠れする、目的のためには手段を選ばない弁護士たちの策略と、ヒューズの毒牙にかかる犠牲者を描く。

 エンロン事件のドキュメンタリー映画『The Smartest Guys in the Room』を観て感じた、「大企業への憤りと不信を物語にしたかった」と語るケスラー兄弟とダニエル・ゼルマンの3人が創作。映画『Fatal Attraction』で、男を震えあがらせたクローズ。今回は捨てられた愛人の復讐という狂気の沙汰ではなく、泣く子も黙る法曹界の黒幕の底知れぬ怖さを披露。

 プレスツアーのパネルインタビューで、「複雑な女をきめ細かに演じるには、テレビが最適」と、媒体としての奥深さを賞讃。『The Shield』に続き、映画を蹴ってまでケーブル局FXのオリジナル作品を選んだ。

 隣に座っていたバーンは、虚ろな眼差しで、まるで魂の抜け殻のよう。大丈夫? と思ったが、パイロットを観てびっくり! 役になりきってインタビューに臨んだのか、地でエレンを演じているのか? クローズが強烈な個性のベテラン女優だから、共演者は幽霊みたいな方が良いのだろうか?

©Larry Riley/FX

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