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アメリカTVガイド

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカのテレビ番組情報など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

『The No.1 Ladies’ Detective Agency』

HBO Sun  20:00-21:00(3/29放送開始)

過激描写が売り物のHBOに、心温まる新番組が登場。オバマ政権を見越してか、単なる偶然かは不明だが、アフリカが舞台のドラマ。アレクサンダー・マッコール・スミスの同名のベストセラー小説を映像化した本作は、脚本/制作/監督などに携わったアンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラックの遺作となった。原作に忠実に、ボツワナ魂を描いた探偵モノに仕上がっている。

バツイチのマ・ラモツエ(ジル・スコット)は、父親の死を機に、首都ハボローネに出て、ボツワナ唯一の女私立探偵社を開業した。父から受け継いだ正義感と謎解きへの好奇心、女の第六感と観察力を活かして、「庶民の力になろう!」と意気込みは良かったのだが、依頼人はどこに?

実力主義の探偵助手マ・マクーツィ(アニカ・ノニ・ローズ)、マ・ラモツエのためなら何でもする自動車修理工場オーナーJLB(ルシアン・マサンティ)や、オカマを認めない国ゆえに、原作にはない美容師BK(デズモンド・デューベ)と共に、身上調査から犯罪まで、ボツワナに忍び寄る闇を照らし出す。

「飢饉と貧困のイメージから脱け切れないアフリカにも、『普通の人』がいることを描きたかった」と趣旨を語るのは、脚本も手がけた上級プロデューサーのリチャード・カーティス。パネルインタビューに同席した原作者スミスはジンバブエ生まれのスコットランド人だが、「汚職、政権争いが蔓延する国々に囲まれながら、ボツワナは善良な指導者とダイヤモンドに恵まれて、健全な国づくりに励んできた」と語る。

初の大役を射止めたR&B歌手スコットは、「故ミンゲラ監督に励まされて、何とか…。でも、ボツワナの懐に飛び込んで、方言指導を受けながら『マ・ラモツエ』になりきるのは、人生最大の挑戦でした。今は、『アフリカに行ってみて!』とすすめているの」と語ってくれた。アフリカに行きたくなること間違いなし!