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職業(シゴト)カタログ

多様な職種、それぞれの概要や仕事内容をまとめた「職業(シゴト)カタログ」。アメリカで働く日本人・日系人、100名以上の皆さんへのインタビュー集「アメリカで働く」と合わせてご覧ください!

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Emergency Medical Technicians and Paramedics

EMT/パラメディックス

*すべて連邦労働省調べ

■仕事の内容

 どんな状況でも迅速、正確、安全に人命救助を行わなくてはならない大きな使命を預かる。1日24時間フル稼働のため、不規則な勤務体系を持つ仕事で、サイレンの音で難聴になる、患者を抱えることで腰を痛めるなど、身体的な負担があるのも事実。生きるか死ぬかの状況に立ち合う場面があり、精神的なショックやストレスも多い。そんな厳しい条件にもかかわらず、人の命を救うやりがいのある仕事ということで、希望する人は少なくない。


■トレーニング

 50州すべてにおいて許可証の取得が必要で、通常2年ごとの更新を要求される。公式訓練プログラムを受けるには、高校の卒業証明書、プログラムによっては準学士が必要。レベルによってトレーニング内容は変わるが、基本コースでは出血などの外傷から心停止、呼吸困難、心肺停止状態、緊急出産などの対処法を学ぶ。またバックボード、担架、酸素運搬といった非常機器の使用法も習得。授業は緊急治療室、救急車などを使って行われることもある。


■雇用状態

 2005年5月における全米のEMTとパラメディックの数は19万6880人で、カリフォルニア州では1万1970人。約4割が民間の救急医療サービスに勤務している。小さい町では、ボランティアや、パートタイムで働く救命救急士が多い傾向にある。


■収入

 2005年5月における全米のEMTとパラメディックの平均年収は2万8440ドル。中間層50%の平均年収は2万6080ドルで、下層10%が1万6620ドル、トップ10%が4万4050ドル。平均時給は13ドル98セント。カリフォルニア州の平均年収は2万9020ドル。大都市圏や民間サービスで働く場合、平均より給与が高い傾向にある。



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