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職業(シゴト)カタログ

多様な職種、それぞれの概要や仕事内容をまとめた「職業(シゴト)カタログ」。アメリカで働く日本人・日系人、100名以上の皆さんへのインタビュー集「アメリカで働く」と合わせてご覧ください!

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Social Workers

ソーシャルワーカー

*すべて連邦労働省調べ

■仕事の内容

 社会的な問題に直面した人に、与えられた環境の中で生活していく上でのサポートを提供するのが、ソーシャルワーカーの仕事だ。クライアントが抱える問題は、住宅、失業、重病、障害、薬物中毒、家庭内暴力など多岐に渡る。
 内容は専門化していることが多く、家族問題専門では養子縁組のアレンジや母子家庭のアシストなど、学校で児童の対応にあたる人もいれば、シニア専門の人もいる。医療専門では、重症患者へのサポートとともに家族へのサポートも提供する。また精神的な疾患や薬物中毒患者には、セラピーや社会復帰訓練なども含まれる。


■トレーニング

 大学で心理学、社会学などを専攻していることが必要とされるが、近年は大学院で修士号を取得するのがスタンダードになっており、特に医療や臨床関係では修士号が必須となっている。2002年、大学で提供するソーシャルワーク教育のプログラムは436、大学院で149ある。
 大学では最低400時間の監督下における実習を課している。大学院は2年で、最低900時間の実習がある。大学院における専攻は、心理学、生物学、社会学、経済学、政治学、ソーシャルワークなどが望ましい。


■雇用状態

 シニアの増加やベビーブーマーの高齢化などから、2012年までは他の職業よりも早いペースで雇用が増えるもよう。また今後はさらに在宅での看護や介護が増えるため、ナーシングホームや長期介護施設などでの需要も増加する見込み。ソーシャルワーカーが個人でセラピーなどを提供するには、州発行のライセンスが必要。
 2002年の全米におけるソーシャルワーカー数は47万7,000人。5人に1人が州か地方自治体に雇用されている。


■収入

 2002年の家族や学校専門のソーシャルワーカーの中間収入は3万3,150ドルで、中間層50%が2万6,310ドルから4万2,940ドル、下層10%が2万1,270ドル以下



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