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職業(シゴト)カタログ

多様な職種、それぞれの概要や仕事内容をまとめた「職業(シゴト)カタログ」。アメリカで働く日本人・日系人、100名以上の皆さんへのインタビュー集「アメリカで働く」と合わせてご覧ください!

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Travel Counselor

トラベルカウンセラー

*すべて連邦労働省調べ

■仕事の内容

 トラベルカウンセラーの仕事はおおむね3種に分類され、予約エージェント、発券エージェント、サービスカウンセラーに分けられる。予約エージェントはたいていホテルチェーンや航空会社の予約センターで電話やEメールによる質問や予約を受ける。発券エージェントは空港などで搭乗の手続きや案内、荷物の確認をしたり、子供や障害者、高齢者に特別なケアを提供したりする。サービスカウンセラーはカスタマーサービスの性格が強く、オートモービルクラブのような団体で旅行プランを立てたり、宿泊や観光の日程表を作成したりなど、これから旅行をしようとする人のために旅行全般の相談に応じる。場合によってはレンタカーやホテルなどの手配をすることもある。


■トレーニング

 トラベルカウンセラーになるための資格は特にない。旅行業界や航空関連を目指す人の多くが予約エージェントや発券エージェントからスタートする。


■雇用状態

 2002年におけるトラベルカウンセラーの数は全米で約17万7000人。カリフォルニア州では1万4130人。そのうち10人中6人が航空会社に勤務している。他はオートモービルクラブなどの諸団体、ホテル、鉄道、バス会社など。
 旅行時のベネフィットを求めて旅行業界に就職を希望する人も多く、求人に比べて志願者の数が圧倒的に多いのが現状だ。またテクノロジーの発達により旅行者の増加に雇用状況が比例しているとは言えない厳しい状況にある。航空券もチケットレスが一般化し、多くの旅行者がインターネットで予約するようになった上、多くの駅や空港にはサテライト・チケットプリンターが設置され、旅行者が自分で予約し発券できるようになったため、雇用チャンスは減少していると言える。
 また景気に左右されやすい職種で、不景気になるとレイオフが多いのもこの業種の特徴。


■収入

 2002年におけるトラベルカウンセラーの全米平均年収は2万8370ドル。中間層50%が2万800ドルから3万3580ドルで、下層10%が1万6530ドル以下、トップ10%が4万1660ドル以上。カリフォルニア州の02年度の平均時給は14ドル88セント、平均年収は3万940ドル。



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