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職業(シゴト)カタログ

多様な職種、それぞれの概要や仕事内容をまとめた「職業(シゴト)カタログ」。アメリカで働く日本人・日系人、100名以上の皆さんへのインタビュー集「アメリカで働く」と合わせてご覧ください!

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Chefs, Cooks, and Food Preparation Workers

シェフ

*すべて連邦労働省調べ

■仕事の内容

 シェフはレシピを作ったり、料理を作るだけでなく、キッチンの衛生状態を保ったり、オーブンやレンジの温度管理などを行う。また、下準備をする他の調理スタッフへ指示を与えたり、食材を注文したり、見積もりを立てたりする。
 規模の大きなレストランになると、それぞれのシェフやコック、その他のスタッフは、例えば野菜、揚げ物、グリルなど担当ごとに分かれ、オーブンやグリルなどそれぞれに必要な機材を備えた“ステーション”で働く。


■トレーニング

 学歴は特に問われないが、高校卒業の資格を持つことが望ましい。高校や職業訓練学校では調理やビジネスに関する基礎的なコースを設けている。高級レストランのエグゼクティブシェフは何年もの訓練と経験、そして料理にかける強い情熱が求められる。シェフの中には高校などで調理の訓練を受ける者もいれば、私立のクッキングスクールや、2年制、4年制大学のコース、ホテルやレストランが提供するコースで学ぶ者もいる。どのプログラムも、レストランでの見習いやインターンシップをすることが要求されている。実際にレストランのシェフの下につき、弟子となってキッチンで学ぶ。
 訓練や経験を積み、責任感があり、洗練された技術があるほど、出世の可能性は高く、意欲的に新しい調理法を学び、より責任ある仕事を任され、他のスタッフをまとめることができる人が高い地位に立てる。


■雇用状態

 2006年5月における全米のシェフ、ヘッドコックの数は10万4080人、カリフォルニア州内では1万2620人。調理スタッフの雇用機会は2014年まで豊富にあると予測されている。一般的に雇用主はパートタイムの調理スタッフを多く雇用し、エントリーレベルの訓練を与える。高級レストランのトップに就くには激しい競争に勝たなければならない。


■収入

 2006年5月における全米のシェフ、ヘッドコックの平均収入は3万7880ドル。中間層50%の平均収入は3万4370ドル、下層10%は2万160ドル、トップ10%は6万730ドル。カリフォルニア州の平均年収は4万1210ドルである。



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