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職業(シゴト)カタログ

多様な職種、それぞれの概要や仕事内容をまとめた「職業(シゴト)カタログ」。アメリカで働く日本人・日系人、100名以上の皆さんへのインタビュー集「アメリカで働く」と合わせてご覧ください!

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Arbitrators, Mediators, Conciliators

調停人

*すべて連邦労働省調べ

■仕事の内容

調停人は、中立な立場で二者間の問題を法廷外で解決するのを援助し、正式な民事裁判となってしまう前に、人間関係を保護しつつ問題解決へと導く。すべての審問は外部には公表されず、穏便かつ内密に行われる。

大抵は、特定分野を専門とした弁護士や会社員であり、問題の当事者に対して、決議される問題、裁定額の訴訟上の救済領域、手続き上のさまざまなことを明らかにし、提案を行う。ボランティアで働く調停人も多く、また裁判所の職員のケースもある。

必要な国家証明書や免許はないが、州により必要条件の規定は異なる


■トレーニング

調停を専門に扱う事務所、国や州などの公的団体、大学などの教育機関を通して行われる。多くの場合、40時間の基本過程を完了後、20時間のアドバンス・トレーニング過程を修了しなければならない。地域の調停センターのボランティアによるトレーニングを受ける人や、経験を積んだ調停人と共に実地でトレーニングを受ける人もいる。また、大学の「Conflict Resolution」分野で学位やサティフィケート・プログラムを修了する人もいる。公共政策や法に関係した分野の学位も、調停人を目指す人にとって良いバックグラウンドとなる。


■雇用状態

2007年5月における全米の調停人の数は8810人で、カリフォルニア州では720人。多くの個人や企業は、訴訟に伴う手間と費用、悪評を避けるために、調停人への期待は高い。解決が早く費用も安いため、より多くの調停人が必要とされており、雇用は2016年まで伸びると予測されている。


■収入

2007年5月における全米の調停人の平均時給は27ドル10セントで、平均年収は5万6380ドル。中間層50%が4万8840ドル、下層10%が2万8530ドル、トップ10%が9万9560ドル。カリフォルニア州の平均年収は6万5430ドル。



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