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ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Music and Lyrics

アナタが奏でて、ワタシが歌う
楽曲作りは、恋のコラボレーション

ジャンル:コメディー

オススメ度:★★★

Rating : PG-13
◎主演 | ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア
    クリステン・ジョンソン、他
◎監督 | マーク・D・ローレンス

©2007 Warner Bros. Pictures

(2007年2月16日号掲載)

ジャンル: 今や、完全に時代遅れとなった80年代アイドルのアレックス(グラント)。カウンティーフェアや遊園地での懐メロ公演を、細々と行っていた彼の前に、ある日、大流行の歌姫、コーラ・コーマン(ヘーレイ・ベネット)に楽曲を提供し、デュエットするという、願ってもない復活の機会が訪れる。ところが、曲は作れても歌詞を書けないアレックス。限られた時間の中でヒット曲を生み出さなければならないピンチを救ったのは、気まぐれな園芸係のソフィー(バリモア)だった。最悪の失恋直後で世の男性(ましてや、元アイドル!)とは関わりたくないソフィーと、悩めるシンガーのアレックス。ぎこちなくスタートした共同作業だけど、やがて2人のケミストリーが交じり合い、予想もしなかった楽曲&恋を奏でることに…。

 グラント&バリモアと言えば、まさに好感度100パーセントのラブコメ最強コンビ。グラントの華やかなラブコメ歴は、『Notting Hill』の地味な書店経営者から、『Love Actually』のオチャメな英国首相、『American Dreamz』では自意識過剰なタレント番組のホスト、『Bridget Jones』シリーズではプレイボーイの編集長と、多岐にわたっています。

 本作で、「POP !」という強烈な名前のアイドルグループのボーカルとして、白黒チェックの壁の前で4拍子のビートに合わせて踊るグラントの姿は、最高です。完全に2枚目なのに、どこか抜けていて、いつでもしっかり笑わせてくれる、素晴らしいキャラクターの持ち主。それにしても、この「POP !」。年代的にもビート的にも、日本で言うならチェッカーズを思わせてくれて、懐かしいばかり(年がバレますね)。

肌にサラっと馴染む感覚
ファッションも要チェック!

 一方のバリモアは、『50 First Date』では短期記憶障害を抱える恋人役、『Fever Pitch』では野球オタクに振り回されるガールフレンド役と、爽やかな演技が記憶に新しいところ。先日のゴールデングローブ授賞式で披露した白のロングドレスなど、レッドカーペットに現れるフォーマル姿も素敵だけれど、普段着をセンスよく着こなすスタイルは、ガールズたちの良きお手本。「マカロニチーズが大好き」とは有名な話で、私もお気に入りのダイナーで、もくもくとブランチをとっていた姿も、とってもチャーミングでした。本作で見せるファッションにも注目を!

 そんな2人の共同作業をまとめるのは、サンドラ・ブロック主演の『Miss Congeniality』シリーズの脚本や『Two Weeks Notice』の監督を担当したローレンス監督。「POP !」に熱狂する、ソフィーの姉役を演じるジョンソンもいい味を出しています。

 いい意味でも悪い意味でも、心や脳裏をザラザラと削る作品が多い中、何にも考えることなく、肌にサラっと馴染む感覚は久しぶり? バレンタインにぴったりの本作は、カップルよりも、女同士で観に行くと心地良いかも。