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ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Two for the Money

ギャンブル好きの皆さん
人生の駆け引きにはご注意を!

ジャンル:ドラマ

オススメ度:☆☆☆☆

Rating:R
○出演:アル・パチーノ、マシュー・マコノヒー、レネ・ルッソ、他
○監督:D・J・カルーソー

©2005 Universal Pictures

(2005年10月16日号掲載)

ジャンル: 映画って、何となく女性向きな作品と男性向きな作品に分かれますよね。例えば『フィールド・オブ・ドリームス』が、世の男性を虜にしたように。でもって、アル・パチーノやロバート・デ・ニーロは、その渋さと迫力と(時に)残酷さで男性の血を騒がせるでしょ? スポーツにアル・パチーノ。本作はまさに男性好みの要素が揃った1本です。

 大学フットボールのスターだったブランドン(マコノヒー)は怪我によって選手生命を絶たれるが、ゲームの結果を予想する天才的な能力を買われ、新たな職業に就く。ウォルター(パチーノ)が経営する国内最大のスポーツコンサルティング会社である。

 小さな街のアメフト選手だったブランドンを、テレビのスポーツ番組の看板役として育て上げるウォルター。次々に勝負を当て、名声を上げ続ける自分を楽しむブランドン。まるで本当の親子のような関係を築いていく2人だが、ウォルターがギャンブルに熱中してブランドンを私物化すると同時に、ブランドンの勘が外れ始め…。何億ドルという金額が動くプレッシャーの中で、エスカレートする勝負に溺れていく2人。やがて大切な人にギャンブルを仕掛けてしまう…。

 主役としては久々に登場のパチーノ。相変わらずその迫力には圧倒されます。目の色といい、声色といい『ゴッドファーザー』がギャンブルにはまるとこうなるのね、という感じ。相手役のマコノヒーは相変わらずのナイスバディーを惜しみなく披露。野生児風な姿に、髪をビッチリとセットしたやり手ビジネスマンと、異なる姿を見せてくれるのでお得ですよ(女性の皆さん)。モデル出身のレネ・ルッソも、50歳とは思えない魅力で、2人の男性との大人らしい関係をしっとりと演じています。

スポーツ賭博をアドバイスするコンサルという職業

 それにしても「スポーツコンサル」なんて職業が存在して、しかもこれほど大きな産業になっているとは知りませんでした。本作で描かれる「コンサルティング」とは選手のマネージメントではなく、賭けに対するアドバイス。電話を通して「今夜の試合ではテキサスが勝つから、僕を信じてありガネ全部賭けなさい!」といった具合に迫力満点に説得するのです。

 この映画のテーマである「ギャンブル」についてひと言。負けてお金を失うだけならまだ良いけれど、人間関係の駆け引きには注意が必要ですよね。本作でも、ウォルターが妻のトニーに駆け引きを仕掛け、彼女を深く傷つけてしまう点に注目。何事もほどほどが1番! と言いながら、溺れてしまうのが人間の性。そんな欲望と日々闘う私たちを戒めてくれるのも、また映画だったりします。