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今週のオススメシネマ

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Shrek the Third

王様にもパパにもなりたくない!
シュレック、自分探しの旅

ジャンル:アニメーション

オススメ度:★★★★

Rating : NR
◎主演 | マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアズ、
    エディ・マーフィー、他
◎監督 | クリス・ミラー、ロマン・ヒュイ

©2007 Paramount Pictures

(2007年6月1日号掲載)

ジャンル: 今年の初夏は、まるでハリウッドのゴールデンウィーク(マンス)。スパイダーマンにシュレック、カリブの海賊たちの第3弾がこぞってお目見えするのだから、世界中の映画館のオーナーたちも笑いが止まらないことでしょう。一方で、配給会社のプレッシャーたるや大変なもの。「前作、前々作以上のクオリティーを!」と制作費はジャンプアップし、「失敗」の2文字を恐れるあまり、プロモーションは過熱するばかり。当然、観客の期待度も急上昇し、映画館を出る頃には、誰もが辛口の批評家に。「期待していたほどじゃ、なかったね。」

 ところがどっこい、そんな人間界のビジネスモデルは、オルガにしてみちゃ、余計なお世話。シュレックもフィオナも、ドンキーもプス(長靴をはいた猫)も、無理なく、マイペースに生きているだけ。第1弾の新鮮さや第2弾の豪華さと比べると、ちょっぴり落ち着いてはいるけれど、第3弾だからと言って気張らない、相変わらずのチャーム&ユーモアを披露してくれます。

大人も子供もハッピーに
豪華キャストもパワーアップ

 舞台は、おなじみの「遠い遠い国」。幸せな日々を送るシュレック(マイヤーズ)とフィオナ姫(ディアズ)だが、突如、ハロルド国王(ジョン・クリース)の容態が悪化し、シュレックが次の王様になることに。ところが、公務もまともにこなせず、王様になりたくないシュレックは、第2の後継者と言われるアーサー(ジャスティン・ティンバーレイク)を探す旅に出る。さらに、フィオナ姫のお腹に赤ちゃんがいることが判明し、これまた、父親になる準備のできていないシュレックを悩ませる。

 一方、シュレック不在の王国では、王様になる野望をあきらめきれないチャーミング王子(ルパート・エベレット)が、荒れ果てたおとぎ話の悪者たちとともに、フィオナ姫と仲間たちを幽閉し、王国を乗っ取ってしまう。シュレックは、数々の難関を潜り抜け、無事にアーサーを王国へ連れ帰ることができるのか? そして、自分探しの旅の結論は?

 毎回、豪華キャストによる声演が楽しみな本シリーズ。今回は、アーサー役のティンバーレイクが大活躍。正義を貫きたいのに、どこか情けない国王候補役に、あの甘い鼻声がぴったり。出演のきっかけとなったディアズとのキュートな恋愛関係は破綻してしまったけれど、シュレック・ファミリーの絆は堅そうです。そして、なんと言っても見逃せないのは、たまらなく可愛いシュレック&フィオナのベイビー(ズ?)。もう今からキャラクターグッズが待ちきれない!

 大人も子供もハッピーになれるオルガの物語。ハリウッドの超大作レースに呑み込まれずに、いつまでも続いていってほしいなぁと、1人のファンとして、「シュレックのいる時代」を生きる喜びに浸るのでした。