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ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

27 Dresses

ブライズメイドの達人が
結婚式の花嫁役をつかむまで

ジャンル:コメディー

オススメ度:★★★

Rating : PG-13
◎主演 | キャサリン・ハイグル、ジェームズ・マースデン、
    マリン・アッカーマン、他
◎監督 | アン・フレッチャー

©2008 20th Century Fox

(2008年2月1日号掲載)

ジャンル: 結婚式の脇役27回、主役0回。新聞の結婚コラムが綴るロマンチックなラブストーリーに想いを馳せ、「いつかは自分も」と夢見ながら、友人の結婚式でブライズメイドを務めてばかり。「ノー」と言えない究極のお人好しであるジェーン(ハイグル)は、1晩に2つの結婚式をハシゴしたり、友達のウェディングドレスを代わりに試着してあげたり…、周りの幸せばかりを考えている。

 そんな彼女もさすがに、妹のテス(アッカーマン)が憧れの上司(エドワード・バーンズ)の気を引き始めた時には、自己主張できない自分に苛立ち始める。タイミング良くジェーンの前に現れた結婚コラムライターのケビン(マースデン)は、記事を面白くするネタ探しに彼女を利用するズルイ男? それとも、自分の幸せを見つけることの大切さを教えてくれる王子様? 脇役専門だったジェーンは、主役ゲットへの道を一歩ずつ踏み出し始める。

2008年は女性主役モノが
豊漁の予感

 今、この役にピッタリの女優と言えば、ハイグル以外にありえないだろう。キッズ・モデルとしてデビュー以来、数々の映画に出演するも、往年のハリウッドを思わせるような美貌とは裏腹に、いまいちブレイクしない日々。2年前にスタートした人気医療TVドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』でブレイクし、去年思わぬ大ヒットを飛ばした「1晩限りのはずが、できちゃった」カップルの葛藤を描くコメディー『Knocked Up』で、映画ブレイク。私生活でも昨年12月にミュージシャンのジョシュ・ケリーと結婚し、まさに下積みの日々が幸せをもたらすことを体現しているのだ。

 『Wedding Planner』のジェニファー・ロペスや『My Friends' Wedding』のジュリア・ロバーツなど、友人の結婚式を演出しながら自分探しをするストーリーはお馴染みながら、トップ女優ではないハイグルの微妙な立ち位置がゆえに、共感を誘う本作。1点残念なのは、タイトルから期待する「かわいいドレスのオンパレード」は、実は「滑稽なドレスのオンパレード」であることぐらい。

 『Blades of Glory』や『Superbad』『Work Hard』などのコメディーを中心に、アクションやドラマのジャンルでも男性主役の作品が、クオリティー&興行収入ともにパワフルだった07年。男優と女優のパワーバランスは、交互にやって来るのが常なのか、今年はどうやら女性主役モノが豊漁になりそうな予感。

 本作に続き、この春には、ケイト・ハドソン&マシュー・マコノヒー、キャメロン・ディアス&アシュトン・クッチャーなどの豪華共演作で、ラブコメ常連女優たちのお得意技が続々炸裂。サプライズやドキドキはないけれど、ハッピーエンドまでの道のりをリラックスして楽しめるラブコメは、忙しく悩ましい日々の息抜きにピッタリ! これぞまさに、“Sit back, relax and enjoy!”できる作品として、女性同士で観る1本にオススメ。