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ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

King Kong

美女と野獣ならぬ
ナオミとキング・コング

ジャンル:アクション

オススメ度:☆☆☆☆☆

Rating:PG-13
○出演:ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、他
○監督:ピーター・ジャクソン

©2005 Universal Pictures

(2006年12月16日号掲載)

ジャンル: 1930年代、野心的で無謀なドキュメンタリー映画監督であるカール・デンハム(ブラック)は、史上最大の冒険映画を製作するため、世にも危険な航海に出る決意をする。その航海に乗るのは、誠実な脚本家のジャク・ドリスコル(ブロディ)と悩める女優、アン・ダロウ(ワッツ)。荒れ狂う波と激しく照りつける太陽の下、困難な航海を続ける彼らは、やがて幻の孤島・スカルアイランドへと導かれていく。

 現地の戦士たちや恐竜たちと攻防戦を繰り広げる一行。やがてコングを誘き出すための「いけにえ」としてアンを誘拐する戦士たちだが、アンを食べるはずのコングこそが彼女を救い出す。物語が終わりに近づく頃、コングはアンを探しにニューヨークへ行き、エンパイア・ステートビルの頂上で第1次世界大戦下の戦闘機と格闘し…。

 オリジナルアイデアは33年に公開され、大ヒットを飛ばした『キング・コング』。その後、ジェフ・ブリッジズ、ジェシカ・ラングなどが出演した76年のリメイク版を始めとする続編を経て、今冬、スクリーンに登場したのが、この新キング・コング。

 監督は、映画化不可能と言われた『指輪物語』を見事な映画巨編『ロード・オブ・ザ・リング』に実現させたピーター・ジャクソンです。同作品で自身の監督賞を含むアカデミー各賞を総なめにしただけでなく、世界中の観客を虜にしました。想像上の生き物や冒険をリアルに表現する手腕はまさに天才的。そんなジャクソン監督が渾身の力を込め、最新のCG技術を駆使して操るのだから、今回のキング・コングは感情表現も豊かで、未だかつてないほどセクシー&魅力的。まさにアクションアドベンチャーにおける夢の共演の賜物なのです。

ユニークで役にハマった名キャスト陣

 キャスト陣もユニークなハマリ役たち。デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』で高い評価を受けた後、『ザ・リング』『21グラム』で体当たりの演技を見せ、いまやハリウッドのトップ女優の仲間入りを果たしたワッツは、本作でも見事な絶叫&号泣を見せてくれます。

 ロマン・ポランスキー監督の『戦場のピアニスト』でアカデミー主演男優賞に輝いた記憶も新しいブロディは、恐怖の中でも誠実に大切な人を守ろうとする脚本家の役にまさにぴったり。

 そしてカリスマ的な監督を演ずるのは『スクール・オブ・ロック』で大ヒットを飛ばした体当たり演技派俳優(コメディアン? ロッカー?)のブラック。

 だいぶ前から少しずつ明かされていった製作過程に心躍らせる人々。予告編が流れるたびに映画館中の観客が拍手と喝采に沸くほどの興奮っぷり。まさに全世界が待ちに待った、この冬1番ホットなヒーロー、キング・コングには、大スクリーンで会わなきゃもったいないですね!