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アメリカ生活大事典

現地情報誌「ライトハウス」が提供するアメリカ生活大事典。アメリカへの移住や、現地生活に必要な自動車の購入・運転、出産・育児・子育て、教育・就職、住まい・住居、引っ越し、安全・安心な暮らし方などを徹底解説。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

小さなバットマン「Batkid」登場

 白血病を患った少年の「バットマンになりたい」という願いが、多くの人のサポートによりかなえられたという心温まるストーリーを、2014 年4月8日に『ESPN.com』が伝えました。
 サンフランシスコに住む5歳のマイルス・スコット君は、1歳のときに白血病を発病。治療を続け、現在やっと快方に向かっていますが、幼い少年にとって治療を続けることは、容易ではありません。
 そんなマイルス君を勇気付けてきたのは、スーパーヒーローのバットマン。マイルス君のために、両親はある計画を立てました。病気の子どもたちを支援するボランティア団体、The Make-A-Wish Foundation の協力を得て、昨年の11 月にマイルス君がバットマンの姿で街に出かけた日、サプライズを演出。悪者に捕囚された女性が助けを求めるシーンに遭遇したマイルス君扮する「Batkid」は、大勢の市民が応援するなか、果敢にも敵に立ち向かいました。この様子がテレビや動画サイトから広まり全米で話題になりました。

マウンドに立った街の新ヒーロー

一躍サンフランシスコのヒーローとなったマイルス君は、同市のメジャーリーグ球団、ジャイアンツのシーズン初となるホームゲームで大役を務めることになり、始球式でのピッチを任されました。
 当日、球場に入ってきたのは黒に黄色のバットマンシンボルが描かれた1台の「バットモービル」。車から降りてきたマイルス君は、もちろんバットマンのスーツに身を包んだ格好。観客に向かって左手を高く上げ飛び立つポーズを見せると、会場が大きく湧きました。そして、ジャイアンツの投手に手を引かれマウンドへ向かうと、小さな手に黒いグローブをはめ、渾身の一球を投げました。
 プロのように長く速い球は投げられませんでしたが、バットマンのマスクの下では満面の笑みで喜びを感じていたことでしょう。


(2014年5月1日号)