アメリカで暮らす

アメリカ生活大辞典

アメリカの大学で学ぶ

アメリカの大学は、国籍や年齢によらず広く門戸を開いている。
そのため、外国人留学生や1度社会に出てから、キャリアアップや転職のために
大学に戻ってくる人も多い。アメリカの大学の基本を知っておこう。

研究に重点置いたUC
地域型のCALステート

 カリフォルニアの4年制大学を大きく分類すると、UC、CALステート、私立大学の3つに分けることができる。UCとCALステートは共に州立大学だが、設立の目的が違う。

 UCは教育機関としてより研究機関としての色合いが強く、教授たちも学生の指導はもちろん、研究にも重点を置いているのが特徴だ。修士課程(Master Course)はもちろん、PhDを取得するための博士課程も用意されている。

 これに対し、CALステートは、教育に重点を置いた大学群。学士(Bachelor)、修士課程は用意されているが、PhDは取得できない。入学難易度もUC系に比べると低く、地域密着の教育機関と言えるだろう。

 私立大学は学校ごとに独自の教育・研究方針を持っているのが特徴。学費は州立に比べて高くなるが、州の予算減で授業が削られたりすることがない。

 ただし、私立大学の中には州政府の認定(Accreditation)を受けていないものもあるので注意。学校名が「○○University」「○○College」となっていても、学位が取得できないところもある。入学を決める前には必ず、州の認定を受けた正規の大学であるかどうかを確認すべきだろう。

南カリフォルニアの主な大学
UC系
University of California, Irvine949-824-5011 www.uci.edu
University of California, Los Angeles(UCLA) 310-825-4321 www.ucla.edu
University of California, Riverside 951-827-1012 www.ucr.edu
University of California, San Diego 858-534-2230 www.ucsd.edu
University of California, Santa Barbara 805-893-8000 www.ucsb.edu
CALステート系
California State University, Dominguez Hills 310-243-3696 www.csudh.edu
California State University, Fullerton 714-278-2011 www.fullerton.edu
California State University, Long Beach 562-985-4111 www.csulb.edu
California State University, Los Angeles 323-343-3000 www.calstatela.edu
California State University, Northridge 818-677-1200 www.csun.edu
私立大学
Loyola Marymount University 310-338-2700 www.lmu.edu
Pepperdine University 310-506-4000 www.pepperdine.edu
University of Southern California( USC) 213-740-2311 www.usc.edu
コミュニティーカレッジ
El Camino College 310-532-3670 www.elcamino.cc.ca.us
Glendale Community College 818-240-1000 www.glendale.edu
Long Beach City College 562-938-4353 www.lbcc.edu
Los Angeles City College 323-953-4000 www.lacitycollege.edu
Orange Coast College 714-432-0202 www.orangecoastcollege.edu
Pasadena City College 626-585-7123 www.pasadena.edu
Santa Monica College 310-434-4000 www.smc.edu

公立2年制大学は
学費が安いのが魅力

も数多い。公立の2年制大学はCommunity Collegeと呼ばれるが、高校課程を卒業していれば誰でも入学できる。外国人の場合はTOEFL (Test of English as a Foreign Language)のスコアが必要である。卒業するとAssociate Degree(準学士号)が授与される。

 コミュニティーカレッジの特徴の1つに、学費が低く抑えられていることがある。そのため、2年分の単位を取得した後、4年制大学の3年に編入(Transfer)する目的で入学する人も多い。

 その場合、大学や学部によってはトランスファーできる単位数を制限していたり、他校での科目を自校での科目と同様なものと認めない場合もあるので、事前に学校に確認しておくことが重要だ。

 また、コミュニティーカレッジでは、就職時に有利になるような実践的な知識を得る目的で学んでいる人、趣味を広げたり、教養を身に付ける目的で、パートタイムで好きな授業だけを取っている人も多い。

 大学への入学選考は、日本のような1回だけの入学試験で決定するのではなく、成績以外に課外活動やボランティア経験、推薦状なども重要なポイントとなる。

 また、アメリカでは各大学が入試を行う代わりに、SAT(Scholastic Aptitude Test)、ACT(American College Test)といった民間の教育テスト会社が実施する共通試験が選考に利用される。

 前述の通り、英語を母国語としない外国人には、英語力を測るために、TOEFLのスコアの提出が求められる。

 受験申し込みは各テストセンターか、☎1-800-468-6335、オンラインで。 なお、アメリカ国内では2006年3月より従来の筆記テスト(PBT: Paper Based Test)とコンピューターによるテスト(CBT: Computer Based Test)から、新たにインターネットによるテスト(IBT: Internet Based Test)に移行されている。これは特定のテストセンターで受けられる。従来の文法のセクションがなくなり、スピーキングセクションが追加されている。日本でも06年7月から開始されている。

 TOEFLの詳しい情報は、www.ets.org/toeflで。