アメリカで暮らす

アメリカ生活大辞典

ゴミの捨て方、リサイクルの仕方

ロサンゼルス郡では毎日3万5000トン以上のゴミが排出される。
これは10日でドジャースタジアムがいっぱいになるだけの量。埋立地が間に合わないと言われる今、ゴミはなるべくリサイクルしたい。

市の定めるプログラムでリサイクル容器に

 生活する上で絶えず発生するゴミ。現在、カリフォルニア州のゴミ処理は、日本のように焼却するのでなく、郊外に数カ所ある埋め立て地に運ばれている。しかし、広いアメリカとはいえ、埋め立てられるスペースはこの先10年足らずでなくなると予測されており、カリフォルニア州では排出量の半分をリサイクルするよう、各地方自治体に義務付けている。

 私たちは毎日1人につき、2.4ポンドのゴミを出しており、そのうちの半分はリサイクルできるとのこと。住んでいる市の定めたプログラムに従って、リサイクルできるものとできないものを選別し、それぞれ市の衛生局から貸与された蓋付きの専用容器に出すようにしたい(下コラムを参照)。

 ロサンゼルス一帯の場合、リサイクル容器にはガラスやアルミ、紙などを一緒に捨てられる所もある。家庭から運ばれたこれらのリサイクルゴミはMaterial Recovery Facilityと呼ばれる施設で、数百人の人手によって、ガラスは色別に、プラスチックはリサイクルマークの番号ごとに、紙はそのタイプごとに選別されている。

 実際に私たちがすることは、リサイクルできるかどうかを正しく判断し、分別すること。そして、リサイクルできるゴミの中でも捨て方に気をつけたい。例えば、缶やビン、ペットボトルなどは洗って捨てる、アルミ缶はつぶしてから捨てる、また、破損してしまったガラス容器はリサイクルゴミとしてではなく、新聞紙などにくるみ、普通のゴミとして捨てる、段ボール箱は平らにして、リサイクル容器の脇に置いておくこと。

 地域によってはスーパーの駐車場などで、民間業者がアルミ缶やペットボトル、新聞紙などを回収している。まとまった量を持って行くと、その場で量ってスーパーの買い物券や現金に交換してくれる。買い物した時に入れてもらうプラスチックの袋も、スーパーの店頭などで回収していることも多い。こうした袋を集めて出すことも必要だが、最初から使わないよう、キャンバス地のエコバッグなどを持ち歩くことが望ましいだろう。

不法に捨てると罰金となる危険ゴミ

 普通ゴミとして捨てられず、家庭内危険ゴミ(Household Hazardous Waste)として別に回収・処理されるものもある。例えば、乾電池や蛍光灯、電球、中身の残ったペンキ缶や化学薬品など。庭の肥料や殺虫剤、モーターオイル、車のバッテリー、アンモニアベースの洗剤、オーブンクリーナーなども危険ゴミだ。これらの物を道端や裏庭などに不法に捨てると、罰金が科せられ、懲役刑となる可能性もある。

 これらの危険ゴミは、ロサンゼルス郡内の住民を対象に、無料回収されている。サンペドロやウエスト・ロサンゼルスなど数カ所にゴミを持参できるセンターがあるが、その他、各地に回収に訪れ、無料で引き取ってくれるサービスがある。ロサンゼルス・カウンティーの場合、回収センターや回収イベントの日程など、☎1-888-CLEANLAに問い合わせるか、http://ladpw.org/epd/hhwで調べられる。

 また、不要になった電化製品も、ロサンゼルス・カウンティーでは危険ゴミとして前述のプログラムで回収してもらえる。電化製品のゴミにはコンピューターモニターやテレビ、プリンター、携帯電話、ラジオ、ヘアドライヤーなどが含まれるが、冷蔵庫、ディッシュウォッシャーなどは引き取ってくれないので注意。

 毎日のように来るセールスや案内の郵便物。いわゆるジャンクメールは、1人あたり毎年2000ポンド送られているそうだ。これらを減らすには、Mail Preference Service, Direct Marketing Association, PO Box 643, Carmel, NY 10512宛に、自分の住所、名前と署名を記したはがきを送るとよい。オンライン(www.dmaconsumers.org/cgi/offmailinglist)からも登録できる。なお、これらのサービスは有料(1ドル)。

 不要になったものは、掲示板などで中古品のセールスをしたり、ヤードセールを催して売るというのも手。書籍やCDは専門店に持って行ったり、オンラインで売ることもできる。

 Salvation Army(www.salvationarmyusa.org)などの慈善団体に寄付しても良いだろう。大きな家具などは、事前に連絡をすれば(☎1-800-95-TRUCK)、自宅まで取りに来てくれる。

リサイクル容器に入れて良い物・悪い物
(トーランス市の場合)

良い物 悪い物
ダンボール箱(平らにしておく)
シリアル・スナック類の箱
新聞、雑誌、書籍
ファックス・プリンター用紙
ジャンクメールと封筒
カラー印刷された紙
牛乳のカートン容器
アルミ缶・アルミ容器
ブリキ缶
ガラスびん・ガラス容器
プラスチック容器(リサイクル#1~7)
リサイクルマークのついている物など
ペーパーカップ・皿
写真・陶器・電球・鏡
アイスクリームのカートン容器
生理用ナプキン
ペーパータオル
トイレットペーパー
アルミニウムの窓枠
窓ガラス
鍋・フライパン
リサイクルナンバーのないプラスチック容器など



住んでいる地域のリサイクルプログラムは、全米を対象としたサイト(www.earth911.org)でZIP コードを入力して調べられる。ロサンゼルス・カウンティーのゴミ処理については、1-888-CLEANLA(253-2652)もしくは、www.888CleanLA.comで調べることができる。