エンターテイメント

映画の穴

目が離せない! 今が青春真っ盛り

Lindsay Lohan

演じる役と共に私が成長していくことを
みんなが受け入れてくれればいいわね

 ここ数年、タブロイドの登場回数ではトップに数えられるアイドルの1人であるリンジー・ローハン。パパラッチからの逃走中に交通事故を2度起こしたことも記憶に新しいが、最近の彼女はそんな風に写真を撮られることもポジティブに捉えるようになってきたようだ。

 「私の写真があちこちに出回っているけど、気にしないわ。写真を撮られるのは好きなの。映画の撮影用に髪の色を変えていたりして、みんなが驚くのが楽しいわ」。
あまりにも過剰なマスコミの興味を、逆手に取る余裕が出て来たというところか。

 「以前は私も、ブリトニー・スピアーズとか色んな人の記事を読んだりしていたわ。もちろんそれを信じたりすることもあったけど、今は笑い飛ばしているの。友達と出かけるのは好きだし、その時は最悪のことを書かれるのも覚悟している。もし書かれなければとてもほっとするわ。私だって、もううんざりしているから」。

 3歳で子役として仕事を始めてから、出演したCMの数は60を越える。12歳の時に出演した『The Parent Trip』では1人2役を演じ、天才子役として注目を浴びた。
 今年公開の作品は3本、来年公開予定の作品が、すでに正式発表されているものだけでも3本、2年先の出演作まで交渉に入っているほどの超売れっ子。だが、役どころは徐々に大人としての深みのあるキャラクターへと変化してきている。新作の『Just My Luck』の役もとても気に入っているようだ。

 「(より大人っぽい役を演じることは)自分にとってセラピー的な効果があるの。この新作の役も、今後演じるもっと年上の役への移行にとても良かったわ。演じる役と共に私が成長していくことを、みんなが受け入れてくれればいいわね。自分に挑戦していなければ、この仕事から得られるべきものを得ていないような気になる。もうすぐティーンエイジャーじゃなくなるから、違いが出て来るといいんだけど」。

 7月2日で二十歳を迎える彼女は、最近では友達を手料理でもてなすことも多いという。
 「私は料理が得意なの。信じられないかもしれないけど、クラブに行くよりも料理をしている方が好き。この間は友達のためにチキン・パルメザンとほうれん草とマッシュポテトを料理したのよ。す〜っごくおいしかったわよ。誕生日にはどうするか、そろそろ考えないとね」。

 歌手としても活躍する彼女は、時間があればジャニス・ジョプリンの歌を研究し、ケイト・モスのファッションセンスを学び、デジタルカメラで写真を撮っては友達とそれにペイントをして遊ぶ、と、若者ならではのエネルギッシュな生活を送っているようだ。
 『Freaky Friday』のプロモーションで会った時には、アメリカ人の子供らしく、"shut-up!" と訳もなく口にしたり、呆れた顔をしてクルっと目を回したりという表情をして、いつもジェイミー・リー・カーティスに真似されると言っていた。

 ゴシップで書かれていることが本当かどうかは別として、見ていてハラハラさせられるようなアブなっかしさが徐々に取れ、落ち着いた大人の女性、俳優に変化していく彼女の様子を、これからもしっかりと見ていきたいと思う。

【主なフィルモグラフィー】
『Bobby』(2006)
『A Prairie Home Companion』(2006)
『Just My Luck』(2006)
『Herbie Fully Loaded』(2005)
『Mean Girls』(2004)
『Freaky Friday』(2003)
『The Parent Trip』(1998)

[ 文:いしばし ともこ ]
『Just My Luck』
監督:ドナルド・ペトリー
出演:リンジー・ローハン、クリス・パイン、他
PG-13・103 分
公開日:公開中
©20th Century Fox