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【活かす!イングリッシュ】Vol.18「人名の付く英熟語」

キャズ・カワゾエ
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 日本語で、人名の付く言葉と言うと、あまり思い浮かばないのですが、英語では、例えば、よく犯罪ドラマなどを見ていて、死体が出て来た時に聞く言葉で、"John Doe" や、"Jane Doe" というのがあります。これは、その死んでいる人の実際の名前ではなく、死体に付けられた「仮の名」のことを指します。
 でも、「仮の名」とは言え、死体の呼び名。John さんも、Jane サンも、イイ迷惑というか、何だか縁起が悪い感じですよね…。


辞書を引くと、この "John Doe" は、英国で、元土地所有占有訴訟において用いた、原告の身元不明の名前のこととありました。または、訴訟などで、名前を明らかにしない場合の、男性側の仮の名。そして、その女性版が、"Jane Doe" です。
 つまりは「身元不明者を指す仮名」「当人の名前を隠す場合に使う偽名」という法用語で、必ずしも死体を指すわけではなく、日本語で言うところの「名無しの権兵さん」という感じなのですが、TVドラマなどでは、頻繁に、身元不明者や、本名を隠している人の呼び名として、使われています。
 でも、日本では、犯罪ドラマで、身元不明の死体のことは「仏さん」などという表現を使っていて、"John Doe" や "Jane Doe" といったような、決まった呼び名はなかった記憶があります。
 そして、よく考えてみると、英語では人名の付く熟語が結構あるのに、日本語では、「名無しの権兵さん」以外、思い浮かびませんでした。 そこで、今回は、人名を付けた、面白い言葉というのをご紹介しましょう。

人名のつく熟語:
Uncle Sam 米国政府、典型的な米国人
the Adam's apple 喉ぼとけ
John Hancock (口語)自筆のサイン
Good Samaritan (比喩)情け深い人


 そのほか、スラングですが、"the John" と、男性名の John に the を付けると「便所」という意味になります。ちょっとガラの悪いスラングなので、女性は普通、使いません。
 それに、スラングとは言え、「便所」ですよ。「死体の呼び名」に続いて、John サンってば、かなり気の毒ですよね…。でも、実際に使われている言葉です。"I have to go to the John.(便所行って来る)" ってな感じで。

(2008年7月1日号掲載)

キャズ・カワゾエ
作家。医科系 A 級技術通訳。LA 留学中の 80 年代に歌手・作詞家として世界デビュー。その後は TV タレント、音楽ジャーナリスト、ラジオ DJ、コラムニストとして活躍。アメリカ文化・ 語学関連の著書多数。現在は2児の母ながら、執筆/通訳業の他に、アジア系タレントを扱う KAZ Talent Services 代表も務める。USC 文理芸術部卒。http://kazkawazoe.com


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Lighthouse編集部
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