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ゴルフ徒然草

ヒデ・スギヤマが、ゴルフに関する古今東西の話題を徒然なるままに書きまとめた、時にシリアスに、時にお笑い満載の、無責任かつ無秩序なゴルフエッセイ。

ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。

ヒデ・スギヤマ

vol.6 Dear Asian Golfers

日本の女子プロゴルフトーナメントも、一時の過熱気味ブームから安定した人気へと移行しており、
向上したプレーレベルと女性ならではの華やかさで、
更なるファン層を開拓していくことを期待する今日この頃です。
日本ゴルフ史に大きな一頁を飾り、今回のトレンドの先駆者となった宮里藍。
米国LPGAでの挑戦が続いていますが、日本のスポーツマスコミによる
「藍ちゃんまた勝てない」とか「結果出ず」とか書かれた記事には、少々首をひねります。
まさか米国でいきなり勝ちまくると思っていたのでしょうか。
街のゴルフファンの発言ならいざ知らず、プロのスポーツジャーナリストが、
宮里選手が頻繁に優勝しないことはまるで“渡米が失敗だった”と取れるような記事を見ると、
記者は本当にゴルフを知っているのかと疑わざるをえません。
宮里さん、気にせず頑張って下さい。まあ気にしていないと思いますが。


藍ちゃん1人に国民の期待を背負わせる日本に比べ、
韓国女子プロの豪華な顔ぶれと実績には全く頭が下がります。
毎週のように米国の試合で上位に名前を連ね、次々と新しい実力ある女子プロが登場し、
完全に米国LPGAの中での安定した大きな勢力として存在感を示し続けています。
その地位を得ることが決して容易でないこと、長い時間がかかること、
そして時間をかけたからと言って必ずできるとは限らないことは、
ゴルフを知っている人ならば誰でもわかるでしょう。
同じアジア人として、韓国女子プロの安定した活躍は非常にうれしい驚きであり、
敬意を表して応援を重ねたいと思います。
また日本人選手も、同じように米国の舞台にずらりと顔を並べてくれる日が来ることを心待ちにする毎日です。


さて、このように我々アジアの女子プロ達が国際舞台で活躍する時代となってきましたが、
一方でLA在住のアマチュアゴルファーのなかには、
あまり感心できないマナーや振る舞いが目立つなあ、と思うのは私だけでしょうか。
打とうとしているすぐ眼の前に悠然と横のホールから入ってきて、
何も言わずに打ってゆっくりと去っていく人、
他のプレイヤーがいるティーグラウンド近辺で大声を出して騒いでいる人々、
ゴルフ場を借り切っていると勘違いしているとしか思えないような遅いプレー、
その他マナーが悪いというよりは、
正しいマナーを最初から知らない人が特にこの数年増えたような印象を受けます。

ゴルフはヨーロッパから始まってアメリカで花開き、今や全世界に広がっています。
ただそれは世界共通のマナーやルールを守ってこそ、
国境を超えて競い合い、楽しめるのだと思います。
強くて華やかなアジア系女子プロたちがその実力を認められて毎週のように活躍する現在、
せっかく彼女たちがリードしてくれている評判をアマチュアが落としてしまい、
美しい女子プロたちが悲しむ顔は見たくないですね。
アマもプロも、アジア人ゴルファーの地位向上を皆が一緒になって目指していきたいものです。

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