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ゴルフ徒然草

ヒデ・スギヤマが、ゴルフに関する古今東西の話題を徒然なるままに書きまとめた、時にシリアスに、時にお笑い満載の、無責任かつ無秩序なゴルフエッセイ。

ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。

ヒデ・スギヤマ

vol.11 CHAPEAU(シャポー)

シャポー。フランス語で帽子。
ゴルフは長時間にわたって日差しをもろに浴びるスポーツなので、
帽子は欠かせません。
昨今、特にカリフォルニアはオゾン層が破壊されているそうなので、老若男女を問わず紫外線対策の
必須アイテムですね。
ちなみに筆者はカリフォルニアに10住んで、“メラノーマ”という、
最も軽度ではありますが皮膚ガンの一種の腫瘍が鼻にでき、除去手術を昨年行いました。
この腫瘍は、ほくろのような小さな黒い点が体に表れ(9割以上は首から上の顔面にできる)、
ほとんどの人は「あれ、何か最近ほくろが出来たな…」
と大して気にしないのですが、れっきとした悪性腫瘍なのです。
最近のカリフォルニアでかなり増えているそうで、特に肌の繊細な女性に多いらしいです。
小さく濃くはっきりとした黒色で、
ちょっと盛り上がったようなほくろが顔面に出来たら要注意ですぞ。


さて本題に戻りましょう。
ゴルファーの“帽子”のトレンドが、時代の流れとともに同じところを行ったり来たりしているように映ります。
同様の例を挙げますと、例えば殿方のネクタイの太さ。
時代によって太くなったり細くなったり、昔の写真を見ると笑いさえ起きますよね。
最近の日本のネクタイ幅は太いのが主流のようで、
特に若くてファッションにうるさい人達は、まるで帯みたいなヤツをギュッとしめています。
他ではNBAのバスケット選手のパンツの長さとか。
たまに『懐かしの映像』とかで20年前ぐらいのNBA選手を見ると、
まるで幼稚園児みたいに短いパンツで何か可愛らしい…。
そして今日の本題、ゴルファーの帽子なんですが、
トレンドが「キャップ」と「サンバイザー」を行ったり来たりしているように思います。

私がゴルフを始めた約25年前の日本では、
サンバイザーが人気で、特に若い人やお洒落に気を配る人はほとんどサンバイザーだったと思います。
キャップを被っているのは、ファッションに無頓着なおじさん、という印象でした。
その後、一時“麦わら帽子”風ハットがはやり、
また一部の人はカウボーイハットを愛用したり(片山プロは今も愛用していますね)、
また定期的にハンチングのファンが登場したり、という混沌の時代が続きました。
そしてここ4、5年は圧倒的にキャップが定番です。
やはりタイガー・ウッズがいつもキャップだったことも少なからず影響しているのかもしれません。
プロと契約しているスポンサーにしてみれば、キャップが一番ロゴを入れ易くて、
かつ目立ち易い事も理由のひとつではないでしょうか。


そして今年に入って、若いプロゴルファー達の間でまたサンバイザー派が増えてきました。
特に米国でも日本でも、いかにもファッション通といったお兄さん達はサンバイザー愛用者が目立ちます。
数ヶ月前に日本へ行ってプロのトーナメントをテレビで見た時も、
沢山の若手プロがサンバイザーを被っていました。
やはり「ファッションは同じ歴史を繰りかえして元に戻る」または「少数派だからこそ先駆けであり、
そして先駆けこそがお洒落」という定説を見事に立証しています。
アマチュアゴルファーも必ずプロの動きに追随しますから、
おそらく今年からゴルフ場では、若い人を中心にまたサンバイザー派が増えることでしょう。

ただサンバイザーは頭頂部がむき出しですから、頭髪の薄くなってきたおじ様達には危険かも? 
「いや、キャップのほうこそ風通しが悪いから髪に良くないよ」とおっしゃる男性もいましたが、
医学的にはやはりサンバイザーよりキャップのほうが、髪には断然良いらしいですよ。
でもいつの時代も、全く何も被らない人がいますよね。
暑くないのかなと心配してしまいますが、ある時ゴルフ場で突風が吹いて、
みんな帽子が飛ばないように必死で手で押さえていましたが、
何故か一人だけ帽子を被っていない人が一生懸命、髪の毛を押さえていました。
あれ?変だなと思いましたが、つまりあれは…何か特別なものを被っていたのでしょう。
色々とご苦労様です(汗)。

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