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ゴルフ南加A(なんかエエ)コース!

ゴルフライター「ヒデ・スギヤマ」による、ロサンゼルスを含む南カリフォルニアのゴルフコース情報とゴルフ雑学エッセイ。

ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。

ヒデ・スギヤマ

Vol.21 Rancho Park Golf Club
カジュアルだけど歴史のある磨きこまれた“老舗の味”

ウエストLA

10460 W. Pico Blvd.,
Los Angeles, CA 90064
☎310-839-9812
www.laparks.com

ヒデ・スギヤマが綴るエッセイ
ゴルフ徒然草
Vol.21「真のリンクスはアイルランドに在り。(前編)」はこちら


辛口スコアカード

1番ホール: プロショップの従業員の対応 (±0)
2番ホール:
ドライビングレンジ設備レベル (±0)
3番ホール:
カートと機器(GPS他)のレベル (±0)
4番ホール:
コース全体の景観 (−1)
5番ホール:
フェアウエイのコンディション (±0)
6番ホール:
グリーンのコンディション (−1)
7番ホール:
ホットドッグの味 (±0)
8番ホール:
バーのサービス内容 (±0)
9番ホール:
料金(注) (−1)
Total:
3アンダー(−3)
注:料金は「安ければ良い」という意味ではなく、内容に見合っていたかどうか


アマチュアゴルファーの心の故郷
歴史がありながらも古びないコース

今回のRancho Parkは『LAアマチュアゴルファーの心の故郷』と言っても過言ではないでしょう。LA市のど真ん中にありながらも本格的なチャンピオンコースで、長い歴史を感じさせながら決して古臭くなることなく、今日もまた新しいゴルファーを迎え入れる、まさに磨きこまれた“老舗の味”です。多くのゴルファー達に愛されてきたランチョ・パーク。私もLAに来た当初、近くに住んでいたこともあり、早朝からレンジで打ったり、オフィスを抜け出してふらっと一人でプレーしたり…、 のような日々を過ごした、とてもお気に入りのコースです。場所はセンチュリーシティのすぐ南側。詳しくはwww.laparks.com でご確認下さい。


LAのご真ん中でも
きちんと設営のドライビングレンジ

まずはプロショップの従業員の態度は、特に問題ありません。何年も前から居るベテランのオヤジ達が、早くプレーしたがるゴルファー達の興奮を抑えるかのように、的確に仕事をこなしています。とてもいい印象でパーです。

次にドライビングレンジ。ここはLAのど真ん中で、FOXのスタジオやセンチュリーシティのビル街がすぐ横に見えるという最高のロケーションなのに、ちゃんと250ヤード近く打てるレンジがあることにまず感動。2階建てなので打席数もまずまず。まあカリフォルニアでは当たり前でも、日本ではレンジがないところが多かったので、LAに来た当初は本当に嬉しく思えました。設備はちょっと古いけど大きな問題はありません。立地に敬意を表してバーディにしようかと思いましたが、ちょっと打席が全体的に斜めに向いているようで、これは打つ方向に錯覚を覚えそう。そこが少し気になったのでパーにしておきます。

カートは市営のコースなので一般的なもの。これも別に問題ないのでパーにします。


都心なのに郊外を髣髴させる景観
グリーンのいい状態をキープ

コース全体の景観はバーディにしました。決して“スペクタクル”な景色があるわけではありませんが、何度も言うようにここはLAのど真ん中。でもプレーしていると、何となく郊外に来たような不思議な錯覚を覚えるのです。コースのデザインが優れており、また周りがかなり背の高い木で囲まれていることも、その気分を更に増長させるのでしょう。かなり個人的な偏見ですが、筆者はこういう景観のゴルフコースが好きなのです。従ってここはバーディ。きれい!というよりは、古くて趣きのある景観と、ご理解下さい。

フェアウエイの状態は決して完璧とは言えませんが、ここはLAでも最も混み合うことで有名なコース。まあ、休みもなしで営業している割には良いのでは? …と、どうしても個人的に好きなコースなので採点も甘くなってしまいます。

グリーンのコンディションはかなり良かったです。速さも充分に楽しめるもので、ホール毎のバラつきもありませんでした。毎日沢山のゴルファーが荒らしていく割には、頑張っていい状態をキープしています。グリーンキーパーに敬意を表し、ここはバーディにしましょう。

立地と内容の割にリーズナブル
戦略のセンスを試されるコースに満足

ホットドッグはこれまでに何回も食べているので、味はもう把握しています。決して悪くないです。パーでしょう。そして今回は、その日がちょっと寒かったこともあり、前からトライしたいと思っていたものを食べました。そう、カップヌードル。ここのスナックバー(12番ホールTグランド付近)には、あの日清食品のカップヌードルがあるのです。しかもたった1ドル25セント。ホットドッグはどうしても飲み物も買って結局3、4ドルになるので、随分とお得感があります。温まるし、何よりも麺類好きには嬉しい腹ごしらえです。

プレー後のバーは、なかなか味のある雰囲気。昔ながらのゴルフ場のバーという感じで、刻み込まれた歴史が随所に感じられます。ここもパーに。

プレー費は週末で$41、平日が$35という、この立地、コースにしては非常にリーズナブルなもの。人気が高いのも当然でしょう。この金額はバーディにしましょう。


今回はバーディが多く、好スコアになりました。前述のとおり、決して豪華な設備や雄大な絶景が望めるわけではありません。設備も古く、芝の剥げた箇所もありますが、でもここには“継承されてきたオールド・ゴルフの味わい”が凝縮されています。そういう要素が大好きなゴルファーは決して私だけでないでしょう。そしてコースは結構難しい。ドッグレッグのホールが多く、グリーン周りのハザードもよく効いています。木に囲まれた古いコース、カジュアルだけど歴史を受け継いでいるコース、ゴルフに対する戦略のセンスを試されるコース、そのようなキーワードを愛するゴルファーには是非お勧めです。

ゴルフ南加Aコース一覧はこちら