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ゴルフ南加A(なんかエエ)コース!

ゴルフライター「ヒデ・スギヤマ」による、ロサンゼルスを含む南カリフォルニアのゴルフコース情報とゴルフ雑学エッセイ。

ヒデ・スギヤマ/平日はハリウッド映画業界を駆け回るビジネスマン、
週末はゴルフと執筆活動に励むゴルフライター。

ヒデ・スギヤマ

Vol. 35 Industry Hills Golf Club
コース設計はレベル高く風格あり

イーストLA

1 Industry Hills Parkway,
Industry Hills, CA 91744
☎626-810-4653
http://www.ihgolfclub.com


ヒデ・スギヤマが綴るエッセイ
ゴルフ徒然草
Vol.35「T.W.とR.I.」はこちら


辛口スコアカード

1番ホール: プロショップの従業員の対応 (±0)
2番ホール:
ドライビングレンジ設備レベル (+1)
3番ホール:
カートと機器(GPS他)のレベル (±0)
4番ホール:
コース全体の景観 (−1)
5番ホール:
フェアウエイのコンディション (−1)
6番ホール:
グリーンのコンディション (±0)
7番ホール:
ホットドッグの味 (−1)
8番ホール:
バーのサービス内容 (±0)
9番ホール:
料金(注) (±0)
Total:
2アンダー (−2)
注:料金は「安ければ良い」という意味ではなく、内容に見合っていたかどうか


今回はダウンタウンの東部インダストリー・ヒルズ地区に位置し、古くから多くのLAゴルファーに愛されてきた、Industry Hills Golf Clubを訪れました。数年ぶりにここでプレーしたのですがどうやらオーナーが変わったらしく、大改装が施されており、以前に増して素晴らしいコースに生まれ変わっていました。ここは18ホールが2コースの計36ホールあり、今回はアイゼンハワーコース(通称アイク)でプレーしましたが、その攻略難易度の高さもさることながら、風格さえにじみ出ている全体の雰囲気に質の高さを感じました。場所は、ダウンタウンやウエストLA方面からですとFWY60号線を東へ。サウスベイからは110番や710番を北上して60番に乗り換えます。詳しくはhttp://www.ihgolfclub.com にて。


まずはプロショップの対応ですが、きれいに改装されたショップで、とても有能そうなお兄様が丁寧に対応してくれました。ここで既に以前のインダストリー・ヒルズの印象とはかなり異なります。まずまずのスタートでパー。ドライビングレンジは、人工芝のマットで何となく日本によくある“街の打ちっ放し練習場”といった印象でしょうか。打席数も多く、フラットなレンジなので、しっかりと練習したい人にはお勧めでしょう。ただプロショップや1番ホールから離れており、コースから完全に独立したような設備になっている点が、少し違和感を覚えました。しかもその日はボール供給の機械の調子が悪く、ボールがちゃんと出てこなかったこともあって、ちょっと辛口ですがボギーに。カートはごく一般的なものですが、特に問題はありません。何故か最近GPS搭載カートが減ったように思うのは、気のせいでしょうか。一時は沢山見たのですが、意外と伸び悩んでいるように感じます。もっとも私は別に無くて構わないタイプですが。カートもパーです。


コースの景観ですが、これは個人的に大好きなビューです。決して山や海を臨む広大な景色や、ピート・ダイがデザインするようなスタイリッシュなハザードが満載というわけではありませんが、コース造成に非常に丁寧な仕事が施されており、本格派チャンピオンコースならではの“男前”の表情を携えているのです。この男前度合いは市営の“パーク・ゴルフコース”では絶対に観られません。ゴルフコース設計のレベルの高さが随所に感じられるナイスデザインですね。これはバーディでしょう。

次にフェアウエイのコンディションですが、最初に書きましたように大改装後ということもあり、とても良い状態に仕上がっていました。ディボットも少なく、ラフにも適度な手が加わっていた点も印象的で、とても好感の持てるものでした。新オーナーのゴルフへの理解度が伝わってくるようです。ここもバーディにしましょう。グリーンのコンディションは、決して悪くなかったのですが、やはり毎度のことですがちょっと遅いように思います。プレイヤーの絶対数がどうしても多くなるパブリックコースの限界でしょうか。ここはパーですね。ただパーでもバーディに近いパーであったことを補足しておきましょう。3連続バーディならず。惜しい!


次にホットドッグの味ですが、まずまず標準点のレベルでしょう。ここのスナックバーは9番ホールを終えて山道を登った山の上にあるのですが、そこの設備がまるで遊園地の中の山小屋のような、または山岳地のケーブルカーの駅のような、とても可愛らしいデザインで好感が持てました。眺めもよく、プレー後の一服にもピッタリです。ホットドッグの味よりも、この山小屋がとても気に入ったので、ここはバーディをつけましょう。バーのサービス内容は、18ホール終了後もまたその“山小屋”スナックバーに行ってビールを頂き、とても快適だったのですが、さすがに連続バーディには及ばず、パーにしておきます。料金は、週末のレギュラータイムで119ドル。若干高めですが、この内容からするとリーズナブルではないでしょうか。パーです。


このコースは、アマチュアや学生の公式な競技などによく使用されていると聞きますがそれも納得。確かにタフなコースで、距離も有りグリーンも砲台気味が多いので、実力の差がしっかり出るコースでしょう。その意味でも、上級者や一つ上を目指すアスリート志向の体育会系ゴルファーにはピッタリかもしれません。こういうコースで鍛えられると、ゴルフは確実に上達すると思います。ゴルフに夢中になり始めて、手ごたえのあるコースで厳しく自分を鍛えたい人は是非チャレンジしてみて下さい。