ロサンゼルス観光ガイド
Los Angeles Guide

春を感じる、ロサンゼルスのお花見スポット


ロサンゼルスのお花見スポット

日本でお花見といえば、桜や梅を愛でるものという印象があるが、ここ南カリフォルニアでは、桜を始め、スケールの大きなお花畑に、大自然に咲く花と、さまざまなお花見が楽しめる。日本とはちょっと異なるアメリカならではのお花見に、出かけてみては?


Antelope Valley California Poppy State Reserve (Lancaster)

Antelope Valley California Poppy State Reserve

広野一面に広がるオレンジ色のポピーの絨毯
(見頃:2月中旬〜5月中旬)

カリフォルニア州花、ポピーの自生地を抱えるAntelope Valley California Poppy State Reserve。ロサンゼルスのダウンタウンから北へ約45マイル、フリーウェイ14号線東方面にあるランカスターから、西へ約20マイルに位置する。1745エーカーの広大な丘陸地帯は、1967年にポピーの保護区に指定された。

満開の時期は例年4月中旬。しかし、天候に大きく左右されることから、開花が見られない年もある。しかし、当たり年となれば、なだらかな丘一面が鮮やかなオレンジ色の絨毯と化す。ちなみに、ポピーは太陽が出ている時は花弁を開き、雲天だと閉じてしまう。一輪、一輪の花はとても可憐だが、群生するとその迫力に圧倒されるだろう。

事前に訪問時期を計画し、随時、開花状況を確認(開花ホットラインなど)しておくと、開花時期を逃さない。なお、ビジターセンターは、3月中旬からの営業が予定されている。

恒例の「Poppy Festival」は、4月下旬に開催される。コンサート、ダンス、インターナショナルマーケット・スクエア、アート、フード、クラフトなど、約200のブースが軒を連ねる。子供たちには熱帯雨林に生息する昆虫やハ虫類、動物などが観察できる「Animal Attractions」が人気。できれば同イベントに合わせて、家族連れで出かけたい。

◎ California Poppy State Reserve
4800 Hollywood Blvd., Los Angeles
☎ 661-942-0662 / 661-724-1180(開花情報ホットライン)
▶ 営業時間:日の出から日没まで
▶ 料金:10ドル(車1台につき)、9ドル(62歳以上のシニアが同乗)
▶ Webサイト:www.parks.ca.gov

Poppy Festival
Lancaster City Park(43011 N. 10th St., West Lancaster)
☎ 661-723-6077
▶ 10:00am〜6:00pm
▶ 10ドル(13〜61歳)、5ドル(62歳以上&6〜12歳)、5歳以下無料
▶ Webサイト:www.poppyfestival.com


Anthony C. Beilenson Park(Van Nuys)

Anthony C. Beilenson Park
©JuanCarlos Chan/Los Angeles Dept of Recreation and Parks

地元の日本人に大人気。湖畔に咲き乱れる八重桜
(見頃:3月下旬〜4月初旬)

サンフェルナンドバレー地区の日本人の間では有名な桜の名所がLake Balboa。フリーウェイ405号線と101号線が交差する北西、バンナイスのセプルベダダムに付設したAnthony C. Beilenson Park内にある。

80エーカーの広い園内には、約3400本の桜が27エーカーの湖畔をぐるりと囲むように植えられている。品種はオオシマザクラの改良種で、やや色が濃いピンククラウド(八重桜)。これらは、1992年にある日本企業から匿名で寄付され植樹されたものだ。澄み切った青空の下、桜の濃いピンクと空の青が見せるコントラストは息を呑むほど美しい。

湖畔では、釣り、カヤック、ウォーキング、ピクニックなどができる。4人乗りのペダルボートをレンタルして、湖から桜を眺めるのもいい。自転車の貸し出しもある(有料)。4つのテーブルが設置された屋根のあるパビリオンは、電話予約(☎ 818-785-5798)が可能なため、グループで利用したい。

開花は通常3月下旬から4月初旬頃。しかし、2月下旬に開花した年もあるなど、時期は毎年大きく変わる。また、桜の開花時期は短いため、定期的に情報を確認するのがオススメ。

◎ Anthony C. Beilenson Park
6300 Balboa Blvd., Van Nuys
☎ 818-756-9743
▶ 営業時間:日の出から日没まで
▶ 料金:無料
地図


The Huntington Library, Art Collection, and Botanical Gardens(San Marino)

The Huntington Library, Art Collection, and Botanical Gardens
©The Huntington

さまざまな花が通年楽しめる。香りを楽しむ中国庭園も注目
(見頃:通年)

Henry Huntingtonにより1903年に創設された植物園、The Huntington。ロサンゼルス中心部から北東20マイルの閑静な高級住宅地、サンマリノに位置する。現在、約120エーカーまで拡大された敷地内は、絵画や彫刻などを所蔵する図書館や3カ所のアートギャラリー、植物園から成る。

なだらかな起伏の芝生地には、テーマ別に15の庭園が配され、約1万5千種類の植物が観賞できる。1200品種が植栽された3.5エーカーのローズガーデンや、全米でも最大規模の1つとして名高いツバキコレクションなど、季節の花々が彩りを添える。日本庭園では、日本家屋や池、太鼓橋が配された中庭が、古き良き日本を思い起こさせてくれる。

中国庭園「流芳園」にはその名の通り、松や蓮、梅など、香りを放つ植物が豊富に植え込まれ、1.5エーカーの湖や茶室、5つの石橋などを配する。日本庭園と比較してみるのも面白いだろう。

園内中心部に位置する「Rose Garden Tea Room」では、イギリス式のアフタヌーンティーが楽しめる。なお、入場料が無料になる毎月第1木曜日は、事前にチケットの入手が必要になったので、早めに申し込み(☎ 1-800-838-3006)を。

◎ The Huntington Library, Art Collection, and Botanical Gardens
1151 Oxford Rd., San Marino
☎ 626-405-2100
▶ 営業時間:月水〜日10:00pm-5.00pm、火休館
▶ 料金:平日25ドル(一般)、21ドル(65歳以上)、21ドル(学生)、13ドル(5〜11歳)、4歳以下無料 ※週末は29ドル(一般)、24ドル(65歳以上)、24ドル(学生)、左記以外は同上
www.huntington.org

Rose Garden Tea Room
☎ 626-683-8131
▶ 予約受付時間:水〜月9:00am-4:00pm、火 定休(2週間前までに要予約)
▶ 料金:24.95ドル+tax(一般)、12.49ドル+tax(4〜8歳)


Descanso Gardens(La Canada Flintridge)

Descanso Gardens
©Descanso Gardens

多彩な花々が楽しめる。注目は世界最大規模のツバキ園
(見頃: 通年)

北のサンゲーブリエル山脈、南のサンラファエルヒルに囲まれた植物園、Descanso Gardens。ロサンゼルスから北部へ約20分、フリーウェイ2号線と210号線が交差するラキャナダに位置する。

160エーカーに及ぶ園内では、桜やラッパスイセン、チューリップ、藤など70品種、2万本以上の花が咲き誇る。5エーカーのバラ園「International Rosarium」では、2千品種、4千本の中世から現代までのバラが年代順に配され、見事に植栽されている。園内南東のライラック園では、南カリフォルニアの気候に合わせて60年代に品種改良した、3種類のデスカンソシリーズが見物だ。

なかでも世界最大規模で、同園の最大コレクションであるツバキは必見。日本やイギリス産など400品種、約5万本が20エーカーの敷地内を鮮やかに彩る。9エーカーの「California Native Plants」も合わせて堪能したい。

「Boddy House」(火〜日:午前10時〜午後4時)は、同園の創設者でロサンゼルス・デイリーニュース社主のE. Manchester Boddyの大邸宅。こちらも一緒にチェックしたい。

◎ Descanso Gardens
1418 Descanso Dr., La Canada Flintridge
☎ 818-949-4200
▶ 営業時間:9:00am-5:00pm
▶ 料金:9ドル(一般)、6ドル(65歳以上・学生)、4ドル(5〜12歳)、4歳以下無料
www.descansogardens.org


Sherman Library & Gardens(Corona Del Mar)

Sherman Library & Gardens
©Stefanie Kristiansen

南加の気候に根ざした「天国」の異名を持つ庭園
(見頃:通年)

オレンジ・カウンティーのコロナデルマービレッジに位置するSherman Library & Gardens。個人がオフィスとして利用した2.2エーカーの所有地で、「日常のストレスから解放される穏やかなオアシス」をコンセプトに庭園に改装し、1966年から一般公開している。

園芸家たちに「天国」と呼ばれる園内には、庭園を始め、日干しレンガの旧宅、2万1千冊の蔵書を持つ図書館、植物博物館を配する。これらに囲まれるように配された噴水や数々の銅像は、サクラソウやマリーゴールド、パンジーなど季節の花々と共に、穏やかな空間を作り出している。

同園は、落葉中低木のフクシア、ベゴニアやランが有名だ。砂漠植物や温室のラン、シダ類などエキゾチックな熱帯植物を含め、地理学的、植物学的にも興味深いコレクションが多い。巨大なカリフォルニア・ペッパーツリーに囲まれたカクタスガーデンでは、ランなどの花々が太平洋の島々のような雰囲気を提供している。

◎ Sherman Library & Gardens
2647 E. Pacific Coast Hwy., Corona Del Mar
☎ 949-673-2261
▶ 営業時間:10:30am〜4:00pm
▶ 料金:5ドル(17歳以上)、3ドル(12〜18歳)、11歳以下無料、毎月曜無料
www.slgardens.org


The Flower Fields(Carlsbad)

The Flower Fields
©The Flower Fields

数百万本のラナンキュラス群生。50エーカーは虹色に七変化
(見頃:3月初旬〜5月初旬)

カールスバッドの海岸近くに位置するThe Flower Fields。

60年以上前に球根栽培事業を目的とした耕作を始めた同園。50エーカー以上もある広い園内は、シーズンになると赤、オレンジ、白、ピンク、紫など色鮮やかに数百万本ものラナンキュラスが、緩やかな傾斜を覆い尽くす。

同フィールドでは、バラのコレクション「Rose and Theme Gardens」も見どころだ。ポインセチアの品種改良の歴史を辿れる「Poinsettia Display」も充実している。スイートピーに囲まれて作られた迷路「Sweet Pea Maze」は大人も子供も楽しめる。

広い園内を快適に見て回るには、園内を1周する「Antique Tractor Wagon Ride」がオススメ(大人5ドル・3〜10歳の子供3ドル)。

開花シーズンは3月初旬から5月上旬の6〜8週間。これに合わせて、園内では3月下旬の「Kid's Day」を皮切りに、「Art & Craft Fair」、「Orchid Fair」、5月の「Mother's Day Celebration」まで、さまざまな特別イベントが企画されている。

イベント詳細、開花状況は同園ウェブサイトで要確認。

◎ The Flower Fields
5704 Paseo Del Norte, Carlsbad
☎ 760-431-0352
▶ 営業時間:3月初旬〜5月上旬・9:00am-6:00pm
▶ 料金:16ドル(一般)、14ドル(60歳以上)、8ドル(3〜10歳)、2歳以下無料
www.theflowerfields.com


The Lavender Fields(Valley Center)

The Lavender Fields
©Ellen Sullivan / The Lavender Fields

ロハス女性に大人気。癒しのラベンダー畑
(見頃:5月初旬〜6月下旬)

サンディエゴの北部に位置し、パロマー山脈の麓に広がるThe Lavender Fields。フリーウェイ15号線を南に下ったテメキュラの先、バレーセンター内にある。同畑の始まりは、1998年6にエレンさんとポールさん夫妻が9エーカーの牧場を購入したことによる。

同畑のラベンダーはすべてオーガニック栽培で、イギリスやフランス原産の28品種、1万6千株以上が植栽されている。手作業で刈り取られたラベンダーを使用する100%オーガニックのエッセンシャルオイルと、花から抽出した水を蒸留して作るソープやキャンドルなどが同畑のギフトショップで購入できる。ロハスな女性から好評を得ている。

5月からオープンで、土曜日と日曜日のみの営業となる予定(正式な営業開始日は要問い合わせ)。ラベンダーの開花の見頃は通常5〜6月頃だ。

個人ツアーは、土曜日と日曜日に開催。20人以上で出かける場合は、事前予約をしておけば、月曜日〜金曜日に約45分間、同園の歴史、ラベンダーの生育などの案内が受けられる。

シーズン中の日中はかなり日差しが強いため、「日焼け止めと飲料水は、必ず持参してください」と同園のエレンさん。

◎ The Lavender Fields
12460 Keys Creek Rd., Valley Center
☎ 1-888-839-1489 / 760-742-1489
▶ 営業時間:10:00am-5:00pm、5-6月の土日のみ(予定)
▶ 料金:無料
www.thelavenderfields.com


ロサンゼルス近郊の花の名所

Exposition Park Rose Garden

「都会のオアシス」と呼ばれる同園。エクスポジションパーク内、サイエンスセンター正面に広がるバラの名所。1928年から植栽された2万本以上のバラは、4月〜11月頃までが見頃。

701 State Dr., Los Angeles
☎ 213-763-0114
▶ 営業時間:9:00am-日没(3/16からオープン)
▶ 料金:無料
www.laparks.org


Schabarum Regional Park

ピクニックやキャンプ、ハイキング、乗馬などが楽しめる640エーカーの広大な公園。春の見どころは、水戸の偕楽園から1992年に贈られた約250本の梅や、約115本の桜。

17250 E. Colima Rd., Rowland Heights
☎ 626-854-5560
▶ 営業時間:10月〜3月 7:00am-6:00pm、4月〜9月 7:00am-8:00pm
▶ 料金:無料、週末6ドル(車1台につき)
http://parks.lacounty.gov/


South Coast Botanic Garden

「パロスバーデス半島の宝石」として知られる植物園。約87エーカーの敷地内では、地中海や南アフリカなどから2500種以上もの植物を抱える。2、3月には、桜やモモ、チェリー、プラムなど果樹が見頃。

26300 Crenshaw Blvd., Palos Verdes Peninsula
☎ 310-544-6815
▶ 営業時間:9:00am-5:00pm
▶ 料金:9ドル(一般)、6ドル(62歳以上&学生)、4ドル(5〜12歳)、4歳以下は無料
www.southcoastbotanicgarden.org


Anza-Borrego Desert State Park

カリフォルニアの州立公園最大の同地では、2月から3月初旬にかけて砂漠の野生の花々が開花を迎える。荒野で鮮やかな花を咲かせるさまざまな植物は、遠出しても見る価値あり。開花状況は、☎ 760-767-4684(録音メッセージ)で聞ける。また、ツアーについてはAnza Borrego Foundation and Institute(www.theabf.org・☎ 760-767-4063)に問い合わせを。

3888 South Workman Mill Rd., Whittier
☎ 760-767-4205(ビジターセンター)
▶ 営業時間:日の出から日没まで
▶ 料金:無料
www.theabf.org


※このページは「2009年2月16日号ライトハウス・ロサンゼルス版」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。