ロサンゼルスの公共交通機関(バス・地下鉄・電車・Uber)

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ロサンゼルスには見どころがたくさんあります。広いエリアに点在する各観光スポットを巡るには、レンタカー、もしくはバス・電車などの公共交通機関の上手な利用が大きなポイントです。大きなショッピングモールやアウトレットモールなどはロサンゼルスの郊外にあるため、車が必須ですが、ロサンゼルス市内を中心とした移動は、バスや地下鉄、電車を活用すれば、レンタカーがなくても観光は楽しめます。都市部では一通り路線が整備されており、地下鉄や電車は運行スケジュールも正確なので、うまく使いこなせば効率よく、また安価に市内を観光できます。
 
ここでは、ロサンゼルス国際空港からロサンゼルス市内への行き方、ロサンゼルス市内の移動手段、またロサンゼルスから近郊エリアへ行くための長距離バスや電車の利用方法をお伝えします。

※このページは2023年1月時点の情報で更新しています。

LAX(ロサンゼルス国際空港)~ ロサンゼルス市内の行き方

1. シャトル / Shuttle(乗り合いタクシー)
ロサンゼルス国際空港から主要なホテルを結ぶシャトルは、いわゆる乗り合いタクシーです。数社が運営していますが、青い車体の「Super Shuttle(スーパーシャトル)」、赤い車体の「Prime Time Shuttle(プライムタイムシャトル)」が有名なところでしょう。到着フロアにシャトル乗り場があるので、係員に行き先を告げて手配してもらいましょう。料金の目安は、ダウンタウン・ロサンゼルス16ドル、サンタモニカ18ドル、ビバリーヒルズ16~25ドルほど(3人以上で1台のタクシーに乗る場合はタクシーのほうが安くなることもあります)。

▶ Webサイト:Super Shuttle
▶ Webサイト:Prime Time Shuttle

2. フライアウェイ・バス / FlyAway Bus (バス)
ロサンゼルス国際空港とダウンタウン・ロサンゼルスにあるユニオン駅など各地を結ぶノンストップ・バス。乗り場は各ターミナルの到着フロアにあり、「Flyaway, Buses Long Distance Vans」の看板が目印です。ユニオン駅は長距離列車のアムトラック (Amtrak)や、中距離列車メトロリンク (Metrolink)が発着するターミナル駅で、近郊エリアに行く際の出発地にもなる中心的な駅です。チケットはLAXから乗車する人はバスを下りる際に支払い、ユニオン駅から乗る場合はキオスクでチケットを購入します。またチケットはオンラインでも購入でき、大人片道8ドルと良心的。所要時間は30~50分で24時間ほぼ30分おきに運行しています。フライアウェイ・バスは、ユニオン駅のほか、サンタモニカ、ハリウッド、ウエストウッド、ロングビーチ、バンナイズとLAX間にも走っています。

▶ Webサイト:LAX FlyAway Bus

3. メトロレール / Metro Rail(地下鉄)
電車を使ってダウンタウン・ロサンゼルス方面に行くには、まずLAXシャトル(ロサンゼルス国際空港内を循環するバス)のルートGに乗って、メトロレールのグリーンライン「アビエーション/エルエーエックス(Aviation/LAX)駅」へ向かいます。その後、「Aviation/LAX駅」から東行きの地下鉄に乗り「ウィローブルック(Willowbrook)駅」で降りた後、メトロレール・ブルーラインの北行きに乗り換えます。所要時間は約60分で、料金は数ドルとリーズナブル(行き先によって異なります)。ただし、メトロレールのブルーラインは治安の悪いエリアも走るので、大きな荷物を持っている時や夜間の利用は避けたほうが良いでしょう。

▶ Webサイト:Metro

4. メトロバス #102 → #81 / Metro Bus #102 → #102 (バス)
一番安くダウンタウン・ロサンゼルスまで行く方法がこのメトロバスを使った行き方です。まずLAXシャトル(ロサンゼルス国際空港内を循環するバス)のルートCに乗って、駐車場Cのエリアにある路線バス乗り場「LAXシティ・バス・センター」まで行きます。そこからメトロバス#102で「Figueroa / Expositon」まで行き、#81に乗り換えダウンタウン・ロサンゼルスの「Hill / 5th」まで行くことが可能です。運賃は$1.75(料金均一)。お釣りは出ないのでtapカードか小銭の用意をしておきましょう。

▶ Webサイト:https://www.metro.net/

5. お子様連れ、荷物が多いならハイヤーで移動も
公共交通機関での移動が不安、お子様連れや荷物が多い場合にはハイヤーという手も。ロサンゼルス空港とダウンタウン、ハリウッド、ビバリーヒルズ、サンタモニカのホテル間、または到着後の旅程がディズニーランドやエンゼルス観戦の場合はロサンゼルス空港からアナハイムのホテル間の専用車送迎サービスがあり、日本語ドライバーによる運転で安心です。飛行機遅延による追加料金はありません。

ロサンゼルス市内の移動に便利なバス・電車・地下鉄

1. メトロレール / Metro Rail(電車・地下鉄)
MTA(Metropolitan Transportation Authority:ロサンゼルス郡都市交通局)が運営する鉄道路線で、「M」のマークが目印です。地上を走る電車路線と地下を走る地下鉄路線の両方が含まれています。各駅にはバス路線との接続があり、鉄道路線からバスへの乗り換えも可能で、基本料金は1乗車ごとに$1.75ドル(1日券は$3.50、7日券は$12.50)。レッド、パープル、ブルー、グリーン、ゴールド、エクスポの6路線があり、観光名所のハリウッドやパサデナ、ロングビーチなどへはメトロレールだけで行けます(路線図はこちら)。)tapカードが必要です。他の路線へも2時間以内の乗り換えであれば1乗車としてカウントされます。

▶ Webサイト:https://www.metro.net/

2. メトロバス / Metro Bus (バス)
メトロレール同様、MTAが運営するバスで、路線は全部で200ほどあります。東はエルモンテ、西はサンタモニカ、南はディズニーランド・リゾート、北はパサデナまで広範囲を網羅しているのがメトロバス。多くの路線はダウンタウン・ロサンゼルスを中心に放射状に路線が延びており、特にダウンタウン・ロサンゼルスを観光の中心にして、移動を考えている旅行者にはとても便利です。停車するバス停が少ない順に、エクスプレス、ラピッド、リミテッド、ローカルの4種類のバスがあります。行き先はバス正面に表示されていますが、バスの番号でも種類を確認することができます。運賃は$1.75(料金均一)で乗車時に支払います。お釣りが出ないので小銭を用意しておくか、tapカードを使用すると便利です。
 
1~99:ダウンタウン・ロサンゼルスを通り、すべてのバス停にストップするローカル
100~299:ダウンタウン・ロサンゼルスを通らない、すべてのバス停にストップするローカル
300~399:主要なバス停だけストップするリミテッド
400~599:フリーウェイを使うエクスプレス。フリーウェイに入る前に追加料金を支払う必要あり
600~699:特別なイベンドなどに合わせて臨時運行するバス
700~799:リミテッドよりも停車するバス停が少ないラピッド

3. ダッシュ / DASH(市内循環バス)
LADOT (CITY OF LOS ANGELES DEPARTMENT OF TRANSPORTATION:ロサンゼルス市交通局)が運営するバス。ダウンタウン・ハリウッドなど37路線が存在します。基本の運転間隔は6~10分おきですが、平日と週末では、路線と運行時間が異なるので、ダウンタウン・ロサンゼルスやハリウッドのビジターセンター、もしくはホテルで路線図を先に入手しておくと良いでしょう。運賃は一律50セントと格安。お釣りが出ないので小銭の用意をお忘れなく。

4. ビッグ・ブルー・バス / BIG BLUE BUS(サンタモニカ市営のバス)
サンタモニカ市が運営しているだけあって、サンタモニカのサード・ストリート・プロムナード周辺の賑やかなエリアをくまなくカバーしており、全部で20路線あります。そのほかロサンゼルス国際空港(LAX)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、ウエストウッドなどロサンゼルス市の西側の各所へも乗り換えなしで行くことができ、利便性の高いバスです。基本の運賃は$1ですが、急行は$2になります。

▶ Webサイト:https://www.bigbluebus.com/

5. ホップオン・ホップオフ・ロサンゼルス・ツアーズ / Hop-On Hop-Off Los Angeles Bust Tours(観光バス)
ロサンゼルスの主な観光施設にて自由に乗り降り可能なバス。2階建てになっており、2階は天井のないオープンカーになっているので、晴天の日はアメリカ西海岸の陽気な天候も一緒に楽しめます。運行ルートは全部で6ルートで、50カ所以上の停留所があり、ロサンゼルスの有名観光名所をくまなく網羅しています。チケット購入はスターラインツアー社のホームページから、またはチャイニーズ・シアターのスターラインツアー・デスクで可能です。
 
◎料金
1日チケット:大人$39、小人(3-11才)$28
2日チケット:大人$70、小人$50
3日チケット:大人$79、小人$55

▶ Webサイト:Starline Tours

楽天トラベル観光体験で購入することも可能です。
ホップオンホップオフバスロサンゼルス(Tiqets提供)

ロサンゼルス~近郊エリアへの長距離移動で利用するバス・電車

1. グレイハウンドバス / Greyhound Bus(長距離バス)
ロサンゼルス近郊の都市をつなぐ長距離バス。サンフランシスコやサンディエゴ、ラスベガスにも乗り換えなしで行けます。ロサンゼルス近郊には、ダウンタウン・ロサンゼルスとロングビーチ、アナハイムに停留所がありますが、本数や乗り入れルートを考えると、ダウンタウン・ロサンゼルスの停留所が一番便利。しかし、ダウンタウン・ロサンゼルスの中でもあまり治安の良くない場所に位置するので、夜間の利用は避けるか、停留所付近までの移動はタクシーを利用するのが無難です。

◎グレイハウンドバス / Greyhound Bus
ダウンタウン・ロサンゼルス・バスターミナル: 1716 E. 7th St., Los Angeles
アナハイム・バスターミナル:100 W. Winston Rd., Anaheim
☎800-231-2222
▶ Webサイト:https://www.greyhound.com/

2. アムトラック / Amtrak(長距離電車)
アメリカ全土に路線を持つ長距離電車。ロサンゼルスエリアには、ダウンタウン・ロサンゼルスにユニオン駅、アナハイムにアムトラック・アナハイム駅と各所に駅があり、サンディエゴやシアトル、ポートランドにも路線が延びています。アナハイム駅はメジャーリーグ(野球)のエンゼルスのホーム「エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム」のすぐ近くにあるので、野球観戦のためにアナハイムへ移動するのに便利です。
 
全米500以上の街へ繋がっています。
●コースト・スターライト:ロサンゼルス⇔サンフランシスコ⇔シアトル
●パシフィック・サーフライナー:ロサンゼルス⇔サンルイオビスポ
●サウスウエスト・チーフ:ロサンゼルス⇔フラッグスタッフ(アリゾナ)⇔シカゴ
●サンセット・リミテッド:ロサンゼルス⇔サンアントニオ(テキサス)⇔ニューオリンズ

◎アムトラック / Amtrak
ダウンタウン・ロサンゼルス・ユニオン駅: 800 North Alameda St., Los Angeles
アナハイム駅:2150 E. Katella Ave., Anaheim
☎800-872-7245
▶ Webサイト:https://www.amtrak.com/

3. ディズニーランド・リゾート・エクスプレス / Disney Resort Express(ディズニーランド・リゾート直通バス)
ディズニーリゾートホテルや周辺のホテルとLAX間を定期的に運行しているバス。ターミナルを出たら「Flyaway, Buses Long Distance Vans」の看板の下で待ち、係員の指示に従いましょう。空港からホテルへ行く際には特に予約は必要ありませんが、帰りは予約しておくことをおすすめします。

◎ディズニーランド・リゾート・エクスプレス / Disney Resort Express
☎800-828-6699
▶ Webサイト:Disneyland Express Shuttle

地下鉄や電車の乗車に必要なtapカード(タップカード)

ロサンゼルスのメトロレール(電車)では、紙のチケットは廃止され、tapカードというICカード(日本のsuicaやpasmoのようなカードです)を使う必要があります。タップカードは1枚1ドルで、地下鉄や電車の各駅に設置されている自動券売機でtapカードの購入とチャージができます。また、iPhoneおよびAndroid用のスマホアプリ(TAP App)もありますので、事前にアプリをダウンロードし、設定・課金しておいてもよいでしょう。メトロバスは、現金とtapカードのいずれも使用可能ですが、お釣りが出ないので小銭の準備をお忘れなく!

▶ Webサイト:https://www.taptogo.net/

今やロサンゼルス観光に欠かせない移動手段「Uber(ウーバー)」

個人が自家用車を使ってタクシーのようなサービスを提供するUber。日本ほど公共交通機関が発達していないロサンゼルス観光では欠かせないサービスで、Uberを使うと断然効率的に各地を回ることができます。アプリ設定時に、本人確認のショートメッセージを受け取る必要があるので、日本にいる間にアプリのダウンロード、アカウント登録、クレジットカード登録を済ませておくと安心です。
 
Uberのメリット:
●通常のタクシーに比べて低価格
●事前に運賃が分かる
●現金のやりとりが不要
●英会話が苦手でも問題ない
●お酒を飲みに行く時に使える

【ステップ1】アプリをダウンロードする

Uber(ウーバー)の使い方:アプリをダウンロードする

iPhoneの場合はApp Storeで、Androidの場合はPlay Storeで「Uber」と検索するとUberアプリが出てくるので、それをダウンロード。
iOS (App Store) | Android (Google Play)

【ステップ2】ユーザー登録をする

Uber(ウーバー)の使い方:ユーザー登録をする

ダウンロードしたアプリを起動すると、登録画面が出てくるので、携帯電話番号、Eメールアドレスパスワード、名前などを指示通り入力し、最後に支払い方法を登録する。
 
アプリ経由での支払いとなるので、乗り降りする際に支払う必要なし!

【ステップ3】行き先を入れる

Uber(ウーバー)の使い方:行き先を入れる

ユーザー登録後、アプリを起動すると、自分の現在地が青い○で表示される。「行き先は?」の部分に目的地の住所を入力。周りにある車のマークは、近くを走っているUber車両。
 
配車を依頼する時にドライバーの名前と車種、これまでの評価が分かるのでとっても安心!

【ステップ4】配車を依頼する

Uber(ウーバー)の使い方:配車を依頼する

行き先を入力すると、スタンダードなサービスの「UberX」を利用する場合の料金が表示される。利用したいサービスを選択し、画面下の「UberXを依頼する」ボタンをクリック。
 
あとはその場で待って、やって来た車に乗って、目的地で降りるだけ!

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