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アメリカでの育児・子育て

ライトハウスに連載中の人気教育コラム、ハワイ在住の専門家がバイリンガル教育のノウハウを提案する「船津徹のアメリカで実践 バイリンガル子育ての秘訣」のほか、英語学習や学校教育、受験などについての疑問に答える「教育カウンセリング」をご紹介。アメリカでの育児・子育て・教育・子供の学校選び・進学に役立つ情報を提供しています。

船津 徹
船津 徹

バイリンガル教育カウンセラー。福岡県生まれ。

来春帰国で帰国受入校を希望 北米で受験できる帰国生入試は?

来春帰国で帰国受入校を希望北米で受験できる帰国生入試は?

松本輝彦(INFOE代表)

秋に数校が実施。新方式も登場小学校から高校の新入学や編入が可能

合同入試

「首都圏私立中学海外合同入試」という、新しい形の海外入試がスタートします。

「1回の受験で複数校の合格が得られる海外生のための入試」で、茗溪学園中高(男女・茨城県つくば市)、聖学院中高(男子・東京都北区)、洗足学園中高(女子・神奈川県川崎市)、富士見丘中高(女子・東京都渋谷区)の4校が合同で実施します。1〜4校を選び一括して出願の上、11月20日にNYの入試会場で英語・算数・国語(選択可)の4校共通問題の筆記試験と出願校の面接を受験します。それらの結果と書類審査を合わせて総合的に選考し、各校それぞれの合格者を発表します。複数の学校に合格した場合は、進学する学校を選びます。

中学入試だけですが、受験生・保護者の便宜を図ってくれた、海外の保護者にとっては大歓迎の試みです。

海外入試

帰国子女の受け入れを積極的に行っている学校の一部が、アメリカの都市を試験会場として、新入学・編入学のための「海外入試」を実施します。

北米での海外入試は、例年11、12月に実施されています。出願は入試日のほぼ1カ月前が目安です。早めに募集要項などで確認・準備しておいてください。最近は、募集要項、願書、出願書類が各校のホームページに掲載されており、海外からでも簡単に直接入手できます。 「(新)入学」は、来年4月入学への募集で、「編入(学)」は、4月以外の時期に学校に入ることです。

海外入試は中学、高校が中心ですが、海外の子供の低年齢化に対応して、啓明学園のように小学生の入学、編入のチャンスがある学校もあります。

入試内容

入試は大きく分け、学科と、面接・作文の2つになります。

学科試験での入学選考は、日本国内の受験と同じ要領ですが、試験内容、合否判定に受験生の海外経験を考慮しています。

試験当日に面接・作文を課す入試は、現地校で学んだ受験生を主な対象として、現地校での勉強や活動の記録などに加えて、英語や日本語で、文章を書かせて基礎学力を見たり、直接質問してその受験生の隠れた可能性を見出して、合否を判定します。

入学・編入時期

海外入試に合格した後の入学、編入時期は原則として4月です。しかし、子供の帰国時期や家庭事情に対応してくれる学校があります。例えば、日本の新学期に当たる4月の入学、編入だけではなく、来年1月から現在の学年に編入、現地校の現在の学年を6月に修了した後の夏以降に編入などと、編入時期を選ぶことも可能です。

海外入試のメリット

「もうすぐ帰国になりそう」「帰国かな?」という時に、受験を済ませ、合格し、帰国前に学校を確保できること。実際に帰国が決まったら、他の学校を受験することもでき、また、1年以内に帰国にならなかったら、再度、海外入試を受けることも可能です。

(2011年9月1日号掲載)