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アメリカでの育児・子育て

ライトハウスに連載中の人気教育コラム、ハワイ在住の専門家がバイリンガル教育のノウハウを提案する「船津徹のアメリカで実践 バイリンガル子育ての秘訣」のほか、英語学習や学校教育、受験などについての疑問に答える「教育カウンセリング」をご紹介。アメリカでの育児・子育て・教育・子供の学校選び・進学に役立つ情報を提供しています。

船津 徹
船津 徹

バイリンガル教育カウンセラー。福岡県生まれ。

夏に一時帰国。帰国生受入校情報をどんな方法で入手?注意点は?

7月の受入校合同説明会に参加を学校訪問でも現状を調べる

松本輝彦(INFOE代表)

夏休み中の一時帰国は、帰国後のお子さんの教育情報を入手する絶好の機会です。帰国生受入校の合同学校説明会・個別相談会への参加や学校訪問のチャンスを活かしてください。

学校説明会・相談会

帰国生受入校の合同学校説明会・相談会が、下の表で紹介した都市で開催されます。

中学・高校を中心とし、小学校やインター校、大学も含む多くの帰国子女受入校が参加します。「会場参加」の学校については、海外から帰国した、または帰国予定の子供たちとその家族等が、各校のブースで受入担当者に直接、入試・編入情報や入学後の教育について質問、相談することができます。また、「資料参加」校の学校案内や募集要項などの広報資料を入手することもできます。

毎年、これらの説明会には大変多くの人が家族連れで参加し混雑します。情報収集をしっかりするならば、ホームページ等で事前に参加校の確認や予約をして、早めに会場に到着するようにしてください。

合同の学校説明会に出席する大きなメリットは、「人気校以外の受入校との出会い」です。人気校以外の多くの学校のブースは人影もまばらで、担当者は時間を持て余しています(失礼!)。これらの担当者に声をかけて、ゆっくり話をしてみてください。担当者は帰国受入のプロで豊富な情報を持っていますので、一般的な質問に加えて「ほかの学校の情報」も教えてくれます。そして、「うちの子供が入学したら、あなたの学校ではどんな教育をしてくれますか」と質問してみてください。お子さんのこれまでの教育歴を考慮して、保護者としてこれまで考えていなかった「お子さんに合った、新しい教育」が見つかる可能性があります。そんな、新しい受入校との「出会い」も、学校説明会の良いところです。

学校訪問

帰国後の学校選びには、学校訪問は欠かせません。一時帰国の機会をフルに活かして学校訪問をしてください。資料やインターネットの情報だけでは見えない雰囲気や環境を知るために、学校訪問は必要です。お子さんと一緒に、学校の先生のお話を聞くだけでも大きな助けになります。

学校訪問が必要なもう一つの大きな理由は、「その学校の実態を知る」ことです。最近の帰国生受入校の実態の例を挙げると、「帰国生とは、日本人学校出身者」とする学校への方向転換です。日本国内の小・中学校と同じ指導を日本語で行う「日本人学校」で学んでいる、中国を中心とするアジアの国々からの帰国生の受け入れを目指す学校です。現地校で学んできた子供と違って、日本人学校出身者は「入学後、特別な指導を必要としない」ので、学校にとって受け入れが楽なのです。そのため、現地校出身者から日本人学校出身者に、入学募集の対象を移す「帰国生受入校」が増えてきているのです。そんな、現地校で身に付けた「宝」をまったく評価してくれない学校に、お子さんを「間違って」入学させたら、帰国後の適応、学校生活は大変です!

この夏の一時帰国の間に、積極的に学校訪問をして、お子さんにピッタリの学校を探してください。

お子さんの帰国後の教育情報収集のためです。お母さんだけではなく、日本への出張のついでにお父さんも、学校説明会や学校訪問に参加してください。

(2012年7月1日号掲載)