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アメリカでの育児・子育て

ライトハウスに連載中の人気教育コラム、ハワイ在住の専門家がバイリンガル教育のノウハウを提案する「船津徹のアメリカで実践 バイリンガル子育ての秘訣」のほか、英語学習や学校教育、受験などについての疑問に答える「教育カウンセリング」をご紹介。アメリカでの育児・子育て・教育・子供の学校選び・進学に役立つ情報を提供しています。

船津 徹
船津 徹

バイリンガル教育カウンセラー。福岡県生まれ。

日本帰国。子供の英語力を測るには? どんな試験を受ける?違いは何?

試験により目的や対象が異なる小学生には英検がベスト

松本輝彦(INFOE代表)

現地校で学んでいる、小学校高学年以上のお子さんの英語力を客観的に知るには、英語能力試験の受験をおすすめします。

受験結果を日本帰国後に活用できる英語能力試験には、それぞれの目的や対象となる受験者があります。

英検

「英検」は1962年に始められた「実用英語技能検定」の略称で、日本で最大規模の英語検定試験です。試験は下の表に示したような7つの級に分けられて、筆記、リスニング(聞き取り)、スピーキング(会話)の力を測定し、各級ごとに「合格」「不合格」の判定を下します。

5級および4級は、1次試験のみで合否の判定が行われます。3級〜1級では2次試験があり、1次試験で合格した受験者が受けられます。1次試験では筆記試験とリスニングテストが、「本会場」(日本、NY、LA、ロンドン)と補習校や塾などの団体が設ける「準会場」で受けられます。2次試験は「面接委員」との個別面接方式で行われます。

英検は海外子女にとっては比較的簡単な試験とみなされています。質問が日本語で書かれていますが、簡単な文章なので、小学生でも事前に過去問で慣れておけば大丈夫です。

トーイック
TOEIC

(Test of English for International Communication)

TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)は、「英語を母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力」を検定するための試験です。試験は、リーディング(読解)が100問(所要時間45 分間)とリスニングが100問( 75 分間)の計200問の構成となっています。評価はそれぞれのセクションで5〜495点、合計で10〜990 点のスコアで評価されます。

設問は、身近な事柄からビジネスに関連する事柄まで含まれています。

トーフル
TOEFL

(Test of English as a Foreign Language)

TOEFLは、「外国語としての英語のテスト」です。現在の主要なテスト形式は、2005年より開始されたiBTと呼ばれる、インターネットを介して受ける試験です。

試験は、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング(作文)の4つのセクションに分かれており、試験時間は約4時間です。満点は120点で、最低点は0点、それぞれのセクションの満点は30点です。TOEIC 同様、スコアで英語力を示します。

TOEFLは、「非英語圏の出身者のみを対象」としており、英語圏の大学などによる入学希望者の英語力判定のために用いられています。

大学生活を想定したテストであるため、高校生以上でないと好成績を上げるのは困難です。

チャレンジ!

これらのテストの結果は、中学や高校の入試、さらには日本の大学や大学院で受験生の英語運用能力の判定材料に用いられる場合が急激に増えてきています。特に、英検は滞米3年未満の現地校の5年生でも、2級に合格する子供が多くいます。また、準1級と1級がアメリカでも受験できるようになりましたので、英語で生活しているアメリカ在住中に受けさせてください。

参考 
英検: www.eiken.or.jp
TOEIC : www.toeic.or.jp (日本)
TOEFL : www.ets.org/toefl

(2012年8月1日号掲載)