「シカゴ」-摩天楼に建築、アートに浸る観光の旅

全米第3位の人口を抱える巨大都市・シカゴの摩天楼を見上げる

中西部の経済&文化の中心であるシカゴ。海に見間違えそうなほど広大なミシガン湖が眼前に広がっています

ユニークな建築群や摩天楼で知られるシカゴ。中でもシカゴ川沿いに建つ、Marina Cityは強烈な印象。蜂の巣状の円柱の建物は駐車場になっているのですが、見ていると今にも車が落ちてきそう。摩天楼の中では、全米で2番目に高いWills Tower、展望台からの眺め抜群のJohn Hancock Centerなどが定番。フランク・ロイド・ライトの家&スタジオの見学ツアーは建築に興味がある方なら必見です。(ライトハウス・ロサンゼルス版2015年1月1日号掲載)


フィールド自然史博物館

家族で訪れたいField Museum of Natural History(フィールド自然史博物館)。入口には、ティラノザウルスのスーの世界で一番全身の骨格が完全に保存された化石が展示されています

門外不出のスーラなど 30万以上の作品を所蔵するThe Art Institute of Chicagoをはじめとして美術館も数多く、Chase Tower南側のシャガールのモザイク、Daley Civic Center前のピカソの巨大アートなど、街中にアートがあります。
 
シカゴはまたニューオリンズと並ぶジャズのメッカ。1907年創業のシカゴで一番古いジャズクラブ、The Green Millは今も現役で、渋いジャズの音色を聴かせています。


シカゴへの行き方・おすすめの観光プラン

シカゴの地図

行き方:ロサンゼルスから飛行機でシカゴまで約4時間/シアトル、ポートランドから飛行機でシカゴまで、共に約4時間
おすすめの時期:3~12月 
おすすめの旅のかたち:友人と、カップルで、家族で、一人で
おすすめコース:(1日目)シカゴ着。Willis Tower 見学 (2日目)The Art Institute of Chicago見学、Millennium 、Park散策、ジャズ鑑賞 (3日目)フランク・ロイド・ライトの家&スタジオ見学、Field Museum of Natural History Shedd aquarium見学 (4日目)Museum of Contemporary Art, Chicago、 John Hancock Center、Chicago Water Tower、Wrigley Building、Tribune Tower見学、マグニフィセントマイルでショッピング (5日目)ポーランド 人街散策&食事、Wicker Parkで古着屋やカフェめぐり (6日目) Science and Industry Museum、University of Chicago内のライトの建築見学 (7日目)帰路に

(ライトハウス・ロサンゼルス版2015年1月1日号掲載)

とっておきの最旬シカゴ

19世紀からアメリカの産業、流通の要として発展したシカゴ。美しい水をたたえたミシガン湖に、そびえる摩天楼、ティラノサウルスの化石やアート、建築、食…と、数え切れない魅力があります。そんな街の、注目の観光名所に加え、絶対行きたい定番スポットを一挙紹介します! Photo:© clarkmaxwekk

ミシガン湖のほとりに広がる、中西部の大都市、シカゴ。日本人にとっては、観光の目的地というよりも、産業・金融の街、もしくは映画『The Untouchables』のギャングたち、はたまた『The Blues Brothers』のカーチェイスやリズム&ブルースのイメージが強いのではないでしょうか。ところが、実はシカゴは全世界から年間5000万人以上が訪れる一大観光都市なのです。
 
ニューヨークやハワイ、ラスベガスなどのように「コレ!」と言い切れる目玉がないだけに、日本人の間ではあまり観光地として認識されていませんが、シカゴの街には数え切れないくらいの魅力的な観光名所が存在しています。しかも公共交通機関が発達している上、ダウンタウン周辺に観光名所がたくさんあるので、歩いて、もしくは電車やバスで気軽に観光ができるのもうれしいかぎり。
 
長い歴史があると同時に、米国経済の要の一つであり、文化の流行に敏感。ヨーロッパ諸国を中心に世界各国からの移民が形成した多様な文化が入り交じり、ほかの街では出会えないユニークな観光名所に出会えるシカゴ。「アメリカ旅行には行きつくした!」という方、「どこか素敵な場所に出掛けたいなあ」と思っている方に、ぜひ出掛けてほしいシカゴの街の魅力を徹底的にご紹介します。(※この記事はライトハウスロサンゼルス版2016年3月1日号掲載の特集を再編集し、2017年増刊号に掲載したものです。)

Cindy’sは絶景付きながら意外にリーズナブルな価格設定。ガラス戸の外にはファイアーピットのあるバルコニーも。

◎Chicago Athletic Association Hotel

ミレニアムパークの向かいに2015年にオープンしたChicago Athletic Association Hotel。宿泊施設のカテゴリーには収まり切らない、シカゴの過去と現在を体現する、シカゴに行くなら外せない注目のスポットです。
 
1893年に建てられたヴェネチアン・ゴシック様式の建物は、もともとはエリート富裕層限定(1972年までは男性限定)の会員制運動&社交クラブ、Chicago Athletic Association(CAA)の運動場であり、社交場でした。2007年にその歴史に幕を下ろすまで、この建物にシカゴの富裕層が集い、スカッシュや水泳、チェッカーに興じていたのです。
 
その建物が、歴史の重厚感を残しながらも、現代的な軽やかなアレンジを加えてホテルとしてオープン。客室に加えて、元ビリヤードルームを改装したバー&ゲームルームのGame Room、禁酒法時代にCAA会員限定でこっそりとお酒を出していたバーを再現したMilk Room(予約制)、さらに、ミレニアムパーク、グラントパーク、ミシガン湖が眼下に広がるルーフトップレストランのCindy’s、レストランCherry Circle Roomなど、宿泊客以外も楽しめる施設で、その歴史を存分に味わえる粋な造りになっています。
 
同ホテルの歴史やデザインをもっと知りたいなら、Chicago Architecture Foundationが実施しているツアー(15ドル)も要チェック。

▶ 住所:(Loop)12 S. Michigan Ave., Chicago
☎ 電話:844-312-2221
▶ 料金:$269~
▶ web: chicagoathletichotel.com

 

絶景を楽しむシカゴの旅

© 360 CHICAGO

摩天楼で知られるシカゴの街の景色は、観光の何よりの見どころです。ダウンタウンの中心部、ループにあるアメリカで2番目に高いビル、Willis Towerの103階にあるSkydeck Chicagoからは、まさに息をのむような絶景が望めます。
 
この絶景に比肩するのは、マグニフィセントマイルにあるJohn Hancock Center94階の展望台、360 CHICAGOからの眺め。地上からの高さでは劣るものの、眺望の良さではSkydeck Chicagoより上との評判もあるくらいです。昼間の景色も壮観ですが、街の灯りがともり始める日没30分前頃から見る夕焼けの景色や夜景もロマンチックです。
 
展望台以外にも、シカゴ証券取引所40階にあるEverest Restaurantや、オールドタウンのThe J. Parkerなどのレストランから絶景を楽しめます。

ガラス製バルコニー「LEDGE」に挑戦!きゃ~。 © Skydeck Chicago at Willis Tower

◎Skydeck Chicago/Willis Tower

ミレニアムパークの向かいに2015年にオープンしたChicago Athletic Association Hotel。宿泊施設のカテゴリーには収まり切らない、シカゴの過去と現在を体現する、シカゴに行くなら外せない注目のスポットです。
 
1893年に建てられたヴェネチアン・ゴシック様式の建物は、もともとはエリート富裕層限定(1972年までは男性限定)の会員制運動&社交クラブ、Chicago Athletic Association(CAA)の運動場であり、社交場でした。2007年にその歴史に幕を下ろすまで、この建物にシカゴの富裕層が集い、スカッシュや水泳、チェッカーに興じていたのです。
 
その建物が、歴史の重厚感を残しながらも、現代的な軽やかなアレンジを加えてホテルとしてオープン。客室に加えて、元ビリヤードルームを改装したバー&ゲームルームのGame Room、禁酒法時代にCAA会員限定でこっそりとお酒を出していたバーを再現したMilk Room(予約制)、さらに、ミレニアムパーク、グラントパーク、ミシガン湖が眼下に広がるルーフトップレストランのCindy’s、レストランCherry Circle Roomなど、宿泊客以外も楽しめる施設で、その歴史を存分に味わえる粋な造りになっています。
 
同ホテルの歴史やデザインをもっと知りたいなら、Chicago Architecture Foundationが実施しているツアー(15ドル)も要チェック。

▶ 住所:(Loop)233 S. Wacker Dr., Chicago
☎ 電話:312-875-9447
▶ 営業時間:3月~9月 9:00am-10:00pm、10~2月毎日10:00am-8:00pm
▶ 料金:$23(12歳以上)、$15(3~11歳)、無料(2歳以下)、時間帯による割引や他の観光施設との割共通引券あり
▶ web: theskydeck.com

外側に飛び出すガラス戸「TILT」から1000ft下を覗き見! © 360 CHICAGO

◎360 CHICAGO/John Hancock Center

景色と食事も一緒に楽しみたい人へは、360 CHICAGO上、95階のレストランThe Signature Room、もしくは96階のThe Signature Loungeへ。

▶ 住所:(Loop)233 S. Wacker Dr., Chicago
☎ 電話:312-875-9447
▶ 営業時間:3月~9月 9:00am-10:00pm、10月~2月毎日10:00am-8:00pm
▶ 料金:$23(12歳以上)、$15(3~11歳)、無料(2歳以下)、時間帯による割引や他の観光施設との割共通引券あり
▶ web: theskydeck.com

◎Everest Restaurant

2012年ミシュラン一つ星に選ばれた絶品フレンチと共に、ダウンタウンとシカゴ川の景色を味わえます。

▶ 住所:(Old Town)1816 N. Clark St. 13th Fl., Chicago
☎ 312-254-4747
▶ 月~木7:00am-11:00am・5:00pm-1:00am、金7:00am-11:00am・3:00pm-2:00am、土9:00am-1:00am、日9:00am-2:00am
▶ web: www.jparkerchicago.com

© photo credit

◎The J. Parker

Hotel Lincolnの13階にある、カクテルとタパス料理のレストラン。眼前には、広大なミシガン湖と、きらめくダウンタウンの景色が広がっています。

▶ 住所:(Old Town) 1816 N. Clark St. 13th Fl., Chicago
▶ 電話:312-254-4747
▶ 営業時間:月~木7:00am-11:00am・5:00pm-1:00am、金7:00am-11:00am・3:00pm-2:00am、土9:00am-1:00am、日9:00am-2:00am
▶ web: www.jparkerchicago.com

 

建築を楽しむ旅・その1 巨匠フランク・ロイド・ライト

シカゴのダウンタウンで目立つのは、商業的高層建築の発展になくてはならない活動をした、シカゴ派と呼ばれる建築家グループによる高層建築。帝国ホテルや自由学園明日館の設計でも知られる建築家、フランク・ロイド・ライトもキャリアの初期7年間には、シカゴ派の建築事務所に勤務していました。若きライトがアシスタント建築家として関わったシカゴ派代表作の一つがループにあるRookery Building(The Rookery)で、ライトは1905年に同ビルのロビーのリモデルも手掛けました。
 
1893年に独立後、ライトはプレイリースタイル(草原様式)と呼ばれる独自の建築様式を発明。水平線が強調された同様式の代表作がシカゴ大学構内にあるFrederick C. Robie House。機能美を追求したライトの真骨頂であり、モダニズム建築の傑作と言われています。
 
この他、オークパークにはライトの自邸&スタジオがある他、その周囲にはライトの事務所のデザインによる家が数多く集まっています。また、ダウンタウンから電車で1時間ほど北に行ったところには、ライトのデザインによるBach Houseもあります。いずれも邸内はツアーでのみ見学が可能。建築物ごとのツアーに加えて、3カ所を一挙に回るツアーもあります(詳細はwww.fl wright.org)。

Courtesy of Frank Lloyd Wright Trust. Photographer: Tim Long

◎Frank Lloyd Wright Home and Studio

▶ 住所:(Oak Park)951 Chicago Ave., Oak Park
▶ ツアー:10:00am-4:00pm
▶ 料金:Guided Interior Tour:$18(大人)、$15(学生、65歳以上)、無料(3歳以下)

Courtesy of Frank Lloyd Wright Trust. Photographer: Tim Long

◎360 CHICAGO/John Hancock Center

▶ 住所:(Hyde Park)5757 S. Woodlawn Ave., Chicago
▶ ツアー:木~月10:30am-3:00pm
▶ 営業時間:Guided Interior Tour:$18(大人)、$15(学生、65歳以上)、無料(3歳以下)

Courtesy of Frank Lloyd Wright Trust.

◎The Rookery

▶ 住所:(Loop)209 S. LaSalle St., Chicago
▶ ツアー:火木金11:00am-1:00pm
▶ 料金:$10(大人)、$8(学生、65歳以上)

Courtesy of Frank Lloyd Wright Trust. Photographer: James Caulfield

◎Bach House

▶ 住所:(Rogers Park)7415 N. Sheridan Rd. Chicago
▶ ツアー:5~9月・水木11:00am-2:00pm
▶ 料金:$12(大人)、$10(学生、65歳以上)、宿泊可
▶ web:www.emilbachhouse.com

 

建築を楽しむ旅・その2 街中のユニーク建築

建築に興味がある人なら垂涎、たとえ興味がなくとも興味をそそられる建造物があちこちに建つシカゴ。街を歩けば、シカゴ川にかかる跳ね橋、Michigan Avenue Bridge(Du Sable Bridge)など、今も現役で使われているユニークな歴史的建造物に出くわします。
 
この橋を北に渡ってすぐ左手に見えるのが、時計台のあるThe Wrigley Building。チューインガムメーカーWrigleyの本社ビルであり、優美なルネッサンス調の建物は、向かいのゴシック様式のTribune Towerと並んでシカゴの建築の様式美を味わえるランドマーク的存在です。
 
このMichigan Ave.をさらに北に歩いたマグニフィセントマイルには、全米で2番目に古い給水塔、Chicago Water Towerがあります。シカゴの街を壊滅させた1871年のシカゴ大火で焼け残った現存する唯一の建築物です。シカゴ大火からの復興をきっかけにシカゴ派が発展したことを考えると、シカゴの建築史を語る上で欠かせないシンボルとも言えそうです。
 
反対にMichigan Ave.を南下してみれば、思わず歓声を上げてしまいそうな面白い建築物が集まるミレニアムパークが左手に現れます。
 
キラキラと輝きを放っていて、遠くからでも目立つのは、豆のような形をしていることから通称「Bean」 と呼ばれているCloud Gate。屋外コンサートホールながら格子状の音響装置で、室内と変わらないレベルのクリアな音響設備が整ったフランク・ゲリー設計のJay Pritzker Pavilionも非常に独創的なデザインで有名です。ここでは、夏場はほぼ毎日コンサートが開催されています。
 
加えて園内には、スペインの彫刻家ジャウミ・プレンザによるCrown Fountainも。向かい合って立つ高さ50ftの2つのガラス製タワーに巨大な人の顔が浮かび上がるとともに、水が流れ落ちる強烈なインパクトのアートで、子どもたちが大興奮で周囲を駆け回っています。
 
そして、シカゴの建築で忘れてはならないのが、外野フェンス一面を青々としたツタが覆い、「全米で最も美しい球場」との呼び声も高いWrigley Fieldでしょう。メジャーリーグベースボール、シカゴ・カブスの本拠地で1914年築。1912年築のボストン・レッドソックスの本拠地、Fenway Parkに次いで、全米で2番目に古い球場です。

Credit: Adam Alexander Photography

◎Cloud Gate

ねじれて映る景色をバックに愉快な写真が撮れる、シカゴ随一の人気撮影スポット。

大型船が航行するときは、今も橋が跳ね上げられ、渋滞することも…。

◎Michigan Avenue Bridge (DuSable Bridge)

Michigan Ave.のIllinois St.とWacker Dr.の間

左手の時計台のあるのがThe Wrigley Building。その向かいがTribune Tower。 © City of Chicago

◎The Wrigley Building

▶ 住所:(Magnifi cent Mile)400-410 N. Michigan Ave. Chicago
▶ web: www.thewrigleybuilding.com

◎Tribune Tower

▶ 住所:(Magnifi cent Mile)435 N. Michigan Ave., Chicago

Michigan Avenue Bridgeのすぐ西側。とうもろこしのような奇抜な外観が目を引く、コンドミニアム、Marina City。 Credit: Adam Alexander Photography

◎Marina City

▶ 住所:(River North)
▶ web: www.marinacity.org

Marina Cityも後ろの330 North Wabashも、現代デザイン&建築の祖、バウハウスの流れを組む建物。ナチスの台頭により閉校に追い込まれたバウハウスは、ここシカゴでニューバウハウスとして復活し、今もイリノイ工科大学の一学科としてその哲学を継承しています。

◎Marina City

▶ 住所:(River North)
▶ web: www.marinacity.org

シカゴ大火を焼け残ったHistoric Water Tower。 © City of Chicago

◎Chicago Water Tower

▶ 住所:(Magnifi cent Mile)806 N. Michigan Ave., Chicago
▶ 営業時間:毎日10:00am-6:30pm(祝は10:00am-4:00pm)

表情に合わせて水が流れるCrown Fountain。 Credit: Adam Alexander Photography

◎Crown Fountain

▶ 住所:(Millennium Park)201 E. Randolph St., between Michigan Ave. and Columbus Ave., Chicago
▶ 営業時間:毎日6:00am-11:00pm

全米で最も美しい球場と言われるWrigley Field。球場ツアーは4~10月実施で、一般$25、1歳以下無料

◎Wrigley Field

▶ 住所:(Wrigleyville)1060 W. Addison St., Chicago
☎ 電話:773-388-8270
▶ web: chicago.cubs.mlb.com

ユニーク建築、まとめて見学!

Chicago Architecture Foundation River Cruise
船の上からシカゴ川沿いの50以上の建物を解説付きで見学
▶ 所要時間90分 ▶ 料金:$46~$49
 
Must-See Chicago
シカゴの必見建築を総なめ。電車&徒歩で名建築を見学するツアー
▶ 所要時間90分 ▶ 料金:$20
 
Historic Treasures of Culture and Commerce
Michigan Ave.とState St.沿いの19世紀後半から20世紀の代表的建築物を見る徒歩ツアー
▶ 所要時間120分 ▶ 料金:$20
 
※この他にも多種多様なツアーあり。いずれのツアーも詳細・予約は、Chicago Architecture Foundation(www.architecture.org)。

 

やっぱり面白い定番観光スポット

絶景、建築…と、ここまで紹介してきたスポット以外で、シカゴでチェックしておきたい注目の場所と言えば、ミュージアムでしょう。ミュージアムと言っても、アートに特化した美術館ばかりではなく、街の歴史の長さに比例するようにして、アメリカ初のプラネタリウム、Alder Planetariumや、世界最大級の屋内水族館、Shedd Aquariumなど、さまざまな分野のミュージアムが集まっています。
 
30万作品以上を所蔵するアメリカ三大美術館の一つ、The Art Institute of Chicagoや、全米第2位の入場者数を誇る科学産業博物館、The Museum of Science and Industry、ティラノサウルス「スー」の化石で知られる自然史博物館、The Field Museumなど、アメリカが世界に誇る質と規模のミュージアムを訪れずにシカゴの魅力は語り尽くせません!

Credit: Adam Alexander Photography

◎The Art Institute of Chicago

アメリカ三大美術館の一つ。教科書で一度は見たことがあるスーラによる点描の「グランド・ジャット島の日曜日の午後」に、ゴッホの「アルルの寝室」といった印象派、ポスト印象派に代表される近代芸術セクションが有名どころですが、グラント・ウッドの「アメリカン・ゴシック」やエドワード・ホッパー作「ナイトホークス」といったアメリカ近代絵画の代表作、圧巻の浮世絵コレクションをはじめとする東洋美術コレクションもお見逃しなく。館内には、シカゴ派の代表作であるかつてのシカゴ証券取引所の一部も展示されています。

▶ 住所:(Grant Park)111 S. Michigan Ave., Chicago
☎ 電話:312-443-3600
▶ 営業時間:金~水10:30am-5:00pm、木10:30am-8:00pm
▶ 料金:$25(18~64歳)、$19(65歳以上、学生)、無料(13歳以下)※イリノイ州居住者は木5:00pm-8:00pm無料
▶ web: www.artic.edu

Credit: Adam Alexander Photography

◎The Museum of Science and Industry

最先端技術を使った体験型の宇宙や大自然、未来のエネルギーについての展示、飛行機や船、炭鉱といった産業・技術の発達を実物を目の前に学べる展示など、子どもを押しのけて大人が夢中になってしまいそうな展示が多数。中でも米国にある唯一のドイツの潜水艇、Uボートの体験ツアー(別料金)では、実際に入口が閉まる趣向もあって、普段の生活ではできない”体験”が同ミュージアムの売りと言えそうです。

▶ 住所:(Jackson Park)5700 S. Lake Shore Dr., Chicago
☎ 電話:773-684-1414
▶ 営業時間:毎日9:30am-4:00pm、時に9:30am-5:30pmに延長
▶ 料金:$18(12歳以上)、$11(3~11歳)、無料(2歳以下)、一部特別料金の展示あり
▶ 便利情報:ダウンタウンからはバス(#2、#6、#10)が便利
▶ web: www.msichicago.org

Credit: Adam Alexander Photography

◎The Field Museum

全米最大級のティラノサウルスの化石「スー」で知られるThe Field Museumもぜひ出かけたい場所の一つ。植物、動物、地質、そして人類についての展示を作品とする博物館で、恐竜をはじめとする動物の剥製やピラミッドの玄室の複製の展示、世界各地の先住民についての人類学的、文化的展示など、好奇心を刺激する展示が豊富です

▶ 住所:(Museum Campus)1400 S. Lake Shore Dr. Chicago
☎ 電話:312-922-9410
▶ 営業時間:毎日9:00am-5:00pm
▶ 料金:$36(一般)、$31(学生、65歳以上)、$25(3~11歳)、一部特別料金の展示あり
▶ web: www.fieldmuseum.org

© Choose Chicago

◎Shedd Aquarium

▶ 住所:(Museum Campus)1200 S. Lake Shore Dr., Chicago
☎ 電話:312-939-2438
▶ 営業時間:夏:毎日9:00am-6:00pm、冬:月~金9:00am-5:00pm、土日9:00am-6:00pm、特別開館延長日はウェブ参照
▶ 料金:$39.95(12歳以上)、$29.95(3~11歳)、無料(2歳以下)、一部特別料金の展示あり
▶ web: www.sheddaquarium.org

Adler Planetariumは絶景スポットとしても有名。毎月第3木曜の午後6時から10時は「Adler After Dark」と題し、21歳以上限定で特別開館を行っていて、きらめくシカゴの夜景をアルコール片手に楽しめます。 Credit: Adam Alexander Photography

◎Adler Planetarium

▶ 住所(Museum Campus)1300 S. Lake Shore Dr., Chicago
☎ 電話:312-922-7827
▶ 営業時間:月~金9:30am-4:00pm、土日9:30am-4:30pm(ただし夏季やホリデーシーズンは9:30am-6:00pm)
▶ 料金:$12(12~64歳)、$8(3~11歳)、無料(2歳以下)、一部特別料金の展示あり
▶ web: www.adlerplanetarium.org

© Choose Chicago

◎Navy Pier

ミシガン湖に桟橋状に突き出したNavy Pierには、巨大観覧車をはじめとする遊園地エリアや、体験型ミュージアムChicago Children’s Museumなどがある家族向けエリア、ビアガーデンエリアなど、子どもも大人も楽しめるエンタメ施設が並んでいます。夏には、Navy Pier近くのビーチは、遊泳や日光浴、カヤックをする人たちで賑わっています。夏の旅行は水着をお忘れなく。

▶ 住所:(Streeterville)600 E. Grand Ave., Chicago
☎ 電話:312-595-7437
▶ 営業時間:オープン時間は季節・施設により異なる
▶ 料金:入場無料
▶ web: navypier.com

シカゴ観光にお得なパスあり!

CityPASS
360 CHICAGO、Skydeck Chicago、The Art Institute of Chicago、Shedd Aquarium、The Field Museum、The Museum of Science and Industry、Adler Planetarium、このうちの4つ以上に行こうと考えているなら、CityPASSがオトク。5つの人気観光スポットがVIP価格から最大53%オフで、大人は99.75ドル、子ども(3~11歳)は84.75ドル。詳細はwww.citypass.com/chicagoを要チェック。
 
Go Chicago Card
CityPASSに含まれる観光名所のほか、Frank Lloyd Write Home and Studio Tour、Architecture River Cruiseなど、26カ所が含まれた観光パス。1、2、3、5日券の4種類があり、2日券で$135(13歳以上)、$95(3~12歳)などで、最大で通常の入場料金より55%オフに。詳細は「Go Chicago Card」で検索。

 

シカゴは食の激戦区!

アメリカ版料理の鉄人『Iron Chef America』の放映や食の安全や質への関心の高まりから、この10年ほどでアメリカの食のレベルは急上昇したと言われていますが、シカゴのフードシーンもその例外ではありません。
 
中西部らしく、ステーキやポークリブなど肉がメインの伝統ある高級レストランが今も愛されているのは言うまでもなく、地産地消や農場直送を掲げたヘルシー志向で、ナチュラルな雰囲気のレストランや、ラーメンをはじめとしたアジア系のレストランも、食の激戦区シカゴでしのぎを削っています。
 
ディープディッシュピザやシカゴドック、イタリアンビーフサンドイッチなどの定番の味も進化中。例えばループにあるU.B. Dogs(185 N. Franklin St. Chicago|www.ubdogs.com)などと、低価格を保ちつつもグルメな方向に質を追求する店も続々登場しています。
 
今、シカゴでしか食べられない極上の食、旅の間にぜひ味わってみてください。

◎Eataly Chicago

食のエンターテインメント施設、と言える店。2フロアに、ハム売り場、パン売り場、チーズ売り場など、さまざまなイタリアの食材を売るコーナーが設置されていて、ワインバーで買ったワインを片手に各売り場で試食…なんてこともできます。ピザ&パスタ専門店、魚&野菜専門店、ブリューパブなど6つのレストランにカフェも併設。

▶ 住所:(River North)43 E. Ohio St., Chicago
☎ 電話:312-521-8700
▶ Lavazza&First-Floor Marketの営業時間:月~土8:00am-11:00pm、日8:00am-10:00pm
▶ Second Floor Marketの営業時間:月~土10:00am-11:00pm、日10:00am-10:00pm
▶ Restaurant&Countersセクションについては、各レストラン、店舗ごとに営業時間は異なる
▶ web: www.eataly.com/us_en/stores/chicago

◎Eataly Chicago

オシャレなのに肩肘張らない雰囲気のせいか、活気あるオープンキッチンの眺めのせいか、家に帰ったようなくつろいだ気分になるニューアメリカンのレストラン。地元の旬の食材を使った、シンプルでおいしい料理が身上。目の前にはシカゴ川が広がっています。

▶ 住所:(River North)316 N. Clark St., Chicago
☎ 電話:312-836-1300
▶ 営業時間:月~土11:00am-10:00pm、日10:00am-10:00pm
▶ web: thekitchen.com/the-kitchen-chicago

Sawada Coffeeの名物は、道具を使わず、ピッチャーからの注ぎだけで絵を描くフリーポアラテアート。

◎Sawada Coffee

フリーポアラテアートでアジア人初のワールドチャンピオンになり、今や世界中にファンを抱える、バリスタ澤田洋史さんによるアメリカ第1号店!
同店横には、日本の味そのものの豚骨中心のラーメン店、High Five Ramenもあります。

▶ 住所:(West Loop)112 N. Green St., Chicago
▶ 営業時間:毎日8:00am-5:00pm
▶ web: sawadacoffee.com

Photo by Anthony Tahlier

◎Girl and the Goat

インテリアも料理の盛り付けも、味もサービスも、そこここにヒネリが効いていて、食事が楽しくなります!2010年のオープン以後人気沸騰のニューアメリカン。

▶ 住所:(West Loop)809 W. Randolph St., Chicago
☎ 電話:312-492-6262
▶ 営業時間:日~木4:30pm-11:00pm、金土4:30pm-12:00am
▶ web: girlandthegoat.com

© Kari Skaflen

◎Au Cheval

「卵」へ情熱を燃やし続けるAu Cheval(意味は「卵焼きを上に載せて」)。ブランチからディナーまで、卵を載せた料理と、いろんなカクテルやコーヒーを出しています。

▶ 住所:(West Loop)800 W. Randolph St., Chicago
☎ 電話:312-929-4580
▶ 営業時間:月~土10:00am-1:00am、日9:00am-12:00am
▶ web: auchevalchicago.com

◎3 Arts Club Cafe

シカゴのレストラン業界のスター、BrendanSodikoffが手がけた12軒目の店。1914年に建てられた歴史ある女性限定会員制芸術クラブ、The Three Arts Clubの建物を使っていて、これが店の名前の由来になっています。5フロアにわたるオシャレな家具のショールームもチェックしてみては。

▶ 住所:(Gold Coast)1300 N. Dearborn Pkwy., Chicago
☎ 電話:312-475-9116
▶ 営業時間:月~土10:00am-8:00pm、日11:00am-6:00pm
▶ web: 3artsclubcafe.com

◎avec

ミシュランの星付きレストラン、Blackbirdもリードするシェフによるカジュアルなフレンチレストラン。

▶ 住所:(West Loop)615 W. Randolph., Chicago
☎ 電話:312-377-2002
▶ 営業時間:月~木11:30am-2:00pm・3:30pm-12:00am、金11:30am-2:00pm・3:30pm-1:00am、土3:30pm-1:00am、日10:00am-2:00pm・3:30pm-12:00am(バーは日~木3:30pm-1:00am、金土3:30pm-2:00am)
▶ web: avecrestaurant.com

◎Momotaro

創作寿司などを提供する、日本食料理店のMomotaro。地下にはバーも併設。

▶ 住所:(West Loop)820 W. Lake St. Chicago
☎ 電話:312-733-4818
▶ 営業時間:月~木5:00pm-10:30pm、金4:30pm-11:00pm、土4:30pm-12:00am、日4:30pm-10:30pm
▶ web: www.momotarochicago.com

© Joni Kat Anderson

◎The Violet Hour

入り口が隠しトビラになっている風変わりなバー、The Violet Hour。さまざまなルールのあるユニークなお店で飲むカクテルは格別の味です。

▶ 住所:(Wicker Park)1520 N. Damen Ave., Chicago
☎ 電話:773-252-1500
▶ 営業時間:日~金6:00pm-2:00am、土6:00pm-3:00am
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※このページは「2017年ライトハウス秋増刊号」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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