アパート・貸家を借りる

アメリカ暮らしでも拠点となるのはやはり住居。住みたい地域や予算を決めたら、さっそく賃貸物件を探し始めましょう。物件を選ぶ際にチェックしておきたいポイントや、入居までの手順、契約の内容などを紹介します。

ロケーション選びが不動産賃貸の大切なポイント

生活の基盤となる住まいは、自分に合った物件を見つけたいものです。地域により治安や家賃の相場などが大きく変わるので、物件を探す際には、まずどの地域に住みたいのかを決めましょう。その際に大切なのは、通勤や通学のことを考え、フリーウェイや最寄りの公共交通機関へのアクセスの良し悪しを、時間帯による交通状況なども加味して選定することです。昼夜で雰囲気が変わる地域もあるので、実際に訪れてみるのも手です。また、学齢期の子どもがいる場合は、学校区が重要な要素になってきます。
地域や家賃の予算、物件の部屋数などの希望が決まったら、その地域へ実際に行き、「Rent」サインの出ている所に直接電話をしたり、希望条件に合う物件を簡単にオンラインで検索できるrent.comやCraigslist、Zillowなどの貸し物件の検索サイトで探すのが一般的です。
気に入った物件があったら、連絡を入れ、部屋を見せてもらう予約を入れます。アメリカで初めて家を借りる場合などで、英語による交渉や契約などの手続きに自信がない場合は、日本語を話す不動産エージェントに依頼することもできます。希望物件の紹介や面倒な手続きの代行のみならず、入居後に起きた問題にも対処してくれるので安心です。

物件を気に入ったら入居申し込みは迅速に

物件の見学に行ったら、間取り、広さを確認。日当りや見晴らしもチェックします。また、収納スペースの量や家具を置く位置などを想定してみるといいでしょう。壁やドアの傷み具合や、部屋の中、外からの匂い、携帯電話の電波状況なども、住み始めてから問題に気付いても遅いので、きちんと確認しておきましょう。
また、部屋の中だけでなく、駐車場の有無や場所、ランドリーやジャグジーなどの共同施設も見ましょう。駐車場が付いていない場合、路上駐車スペースの見つかりやすさも大きなポイントとなります。スーパーやドラッグストアなど、日用品を買いそろえる店がどの程度近くにあるかを確認しておくのも大切です。
条件に合う物件が見つかったら、賃貸契約の内容を確認し、入居申し込みの手続きをします。これはまだ契約の段階ではなく、ここから入居の審査が始まります。契約内容は、月ごとなのか1年間のリース契約なのか、またデポジット(保証金)の金額も確認しましょう。
入居申し込み書に、氏名、現在の住所、電話番号などの情報を記入し、その他、給料の明細書や銀行の残高証明など、必要な書類と共に提出します。この際、クレジットヒストリーをチェックする費用を請求されることがあります。
条件のいい物件は人気があるため、ほかにも入居希望者がいる可能性が高いので、あまり長い間考えずに、気に入ったらすぐに申し込み手続きを進めましょう。

賃貸契約のサインは必ず納得した上で

入居申込書が受理されると、クレジットヒストリーなどの審査が開始します。これは、家賃の支払い能力があるかどうかを確かめるためのもの。日本人は比較的、騒音などはあまり立てず、きれいに物件を利用するという印象があるようで、そのような条件も有利になるかもしれません。
晴れて審査に通れば、契約書にサインをします。細かくても必ず全てに目を通し、不明点、納得のいかない点は必ず確認し、あやふやなままサインをしないようにしましょう。物件内のダメージは、契約書に元からあったことを記したり、写真に残しておくことも大切です。
契約の際には、デポジットと最初の月の家賃(リースの場合は、最初と最後の月の場合もあります)を、Banker’s Checkで支払います(Personal Checkは受け付けない場合が大半です)。通常、デポジットは、退去時のカーペット清掃代や修繕費に充てられます。

賃貸物件見学時のチェックリスト

部屋の中

  • 部屋の広さ、間取り:
    自分の持っている家具がうまく配置できるか
  • 収納スペース:
    クローゼット、キッチン、洗面所など、持ち物が十分に収納できるスペースがあるか
  • キッチン:
    冷蔵庫、ガス(電気)コンロは付いているか
  • 日当り、見晴らし:
    窓の向き、大きさを確認。暑過ぎないか
  • 音、匂い:
    隣、上下階の隣人の物音は?部屋の匂い、外のレストランや工場から不快な匂いはしないか
  • 携帯電話の電波状況:
    部屋のどの位置にいても、十分に電波が入るか
  • ケーブル、インターネット:
    ケーブルテレビやインターネットのラインは付いているか、自分で契約するべきかを確認

施設

  • 管理人:
    常駐の管理人、ガードがいるかどうかは安全面で重要
  • セキュリティー:
    ゲートの有無、建物入口の鍵など
  • 駐車場:
    位置の確認。台数、屋根付きかどうかなど
  • ランドリー:
    場所、洗濯機、乾燥機の台数、使用金額、利用可能時間など
  • 郵便受け:
    位置の確認。鍵は付いているか
  • プール、ジャグジー:
    場所の確認。利用方法
  • ゴミ:
    ゴミを出す場所の確認、曜日は指定があるか

「アメリカ生活大事典」のコンテンツ