アメリカの携帯電話・SIMカード

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アメリカの携帯電話のイメージ

新生活を始めたら、なるべく早く手に入れたいアメリカで使用可能な携帯電話やSIMカード。日本とは異なる料金体系やサービスなどを含め、携帯電話サービスへの加入の仕方を説明します。

※このページは「ライトハウス 2023年春夏の増刊号」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

アメリカの携帯電話システム

日本とアメリカの携帯電話システムは大きく違います。その一例として、日本での国内音声通話は受信者にも料金が発生せず、発信者のみに課金されますが、アメリカでの国内音声通話は発信者だけでなく、受信者にも料金が発生することが挙げられます。この料金システムは、テキスト送受信(携帯電話同士でメッセージをやりとりするSMS)の際にも適用されます。
 
アメリカの主要携帯電話会社は、AT&T、Verizon、T-Mobileの3社です。会社によって電波状態が異なります。各社のウェブサイトで地域別の電波状態を確認できるので、よく利用する地域の状況を確認してから契約することをおすすめします。
 

プリペイド方式とポストペイド方式の携帯電話料金

携帯電話の契約形態は、大きく分けてプリペイド方式とポストペイド方式の2種類があります。プリペイド方式は、利用ごとに事前に支払った金額から利用した分だけ差し引かれるものと、月額料金を前払いし、一定時間または無制限で利用できる月額定額制のものの2種類があります。最近は、後者の定額制プランが主流です。
 
渡米したばかりで自分や家族の携帯電話のニーズがはっきりしない場合、まずはプリペイド携帯電話を購入し、アメリカでの生活に慣れてから携帯電話会社や利用プランなどを変更するのも良いでしょう。プリペイド携帯電話の番号は、その後、新しく契約した携帯電話にも移せます。
 
プリペイド携帯電話の端末や料金カードは、携帯電話会社の店舗のほか、Best Buyなどの大手家電量販店やTarget、Walmart、ドラッグストア(CVS)などで購入可能です。普段ほとんど携帯電話を使わない人は、使った分だけ差し引かれるものの方が利用料金が安く済みますが、毎月ある程度利用する場合には、H2O® Wireless Japanのように単価が割安に設定されている定額制プラン(月30〜60ドル程度)がお得と言えます。
 
ポストペイド方式は、最新機種を「分割払い」もしくは「リース(レンタル)」で購入できます。年に1度、最新の端末を入手したい場合はリース契約にすると追加料金なしで機種変更が可能です。なお、古い端末を下取りして新端末の購入費を割り引いてくれたり、無利子の分割払いサービスを提供したりする会社もあります。
 
現在はどの会社でも、アメリカ国内通話、テキスト、データ通信が無制限になっているプランが主流です。また、Wi-Fiがない環境でタブレットや携帯ゲーム機などをスマートフォンを使用してインターネット接続するテザリング(Mobile Hotspot)は別料金だったり、データ量に上限があったりします。
 
料金プランは使用したいデータ量により選ぶのが一般的で、安いプランほどデータ量が少なくなっています。通話やデータ通信が契約プランの上限を超えた場合、超過量によって割高な追加料金が加算されるので注意が必要です。また、無制限のプランでも使用データ量が一定を超えたり、混雑時にはデータ速度が大幅に落ちる場合がありますので、契約時に確認しておきましょう。
 
主要携帯会社で通話とデータ通信を含むプランを契約した場合の月額料金は、個人プランで、月50〜80ドル程度。ファミリープランは、家族で同一会社と契約することで、一人当たりの料金がお得になります。

渡米後すぐに契約可能な日系電話会社

アメリカでの携帯電話のポストペイド契約には、18歳以上であること、ソーシャル・セキュリティーナンバー、本人確認書類(アメリカの運転免許証、IDカード)が必要です。ソーシャル・セキュリティナンバーを元にアメリカ国内におけるクレジットヒストリーがチェックされるため、渡米して間もない場合には、契約を拒否されたり、デポジット(保証金)を最大400〜500ドル程度求められたりすることがあります。
 
日系の携帯電話サービス会社では、パスポートか日本の運転免許証のいずれかと、日本のクレジットカードで契約することができます。この場合、契約時の説明、端末の利用方法、盗難や紛失時のカスタマーサポートも日本語で対応しているので安心です。なお、日系のHanacellでは、月額基本料金が最安プランで9.99ドルからあります。日本に一時帰国する際には「ジャパンSIMカード」を使うと日本の電話番号で通話ができ、使わない月は無料なので便利です。  
アメリカ国内の長距離通話は、基本的に一定料金で、国際通話料が含まれているサービスも増えてきています。例えば、Japan Wireless社が提供するH2O® Wireless Japanのサービスでは、日本の固定電話への通話を含む70ヵ国以上に無料で国際通話が可能です。
 
なお、各電話会社では、期間限定でお得なプランが登場することもあります。まずは自分や家族の携帯電話の使用傾向を十分に把握し、契約前に各種プランを比較して、ムダの出ないプランを見つけるのが賢い選択でしょう。

取材協力/Hanacell

 

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