ロサンゼルスに暮らす理由

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ロサンゼルスに暮らす理由

この街が好き!
「なぜロサンゼルスが好きなの?」「ロサンゼルスの魅力ってナニ?」こう聞かれて、あなたは何と答えますか?
穏やかな気候? 多彩なエンターテインメント?
それとも、世界を牛耳るのがアメリカだから?
よーく見れば、この街を目指してやって来る人の数だけ、ロサンゼルスには魅力があるハズ。
ここで質問! あなたの「ロサンゼルスに暮らす理由」を教えてください!

(2008年4月16日号ライトハウス・ロサンゼルス版掲載)

世界で一番暮らし易い、日本人にとってのロサンゼルス

阿木慎太郎さん

阿木慎太郎さん/作家(本誌「ロス日記」執筆)LA住歴25年
 
在米年数はもう二十五年ほどになってしまった。来た頃は元気だったなぁ。ライトハウスの込山社長だって、まだ青少年だったんだからね。
 
ロサンゼルスに暮らす魅力は何と言ってもその気候。腰痛持ちの小生は雨が苦手で、雨の少ないロサンゼルスは有難い。車以外に移動の手段がほとんどないが、車が好きな小生には苦にならない。もっとも、もう少し歳をとって運転が辛くなったらお手上げだがね。
 
しかも暮らしに困らない。小生が来た頃は、ガーディナに一軒だけ日本のマーケットがあっただけ。豆腐など手に入れるのが大変だったが、今は豆腐などどこにでもある。日系マーケットも幾つあるのだろう。だから、日本食品を手に入れるのも日本と変らない。
 
車さえ使えれば日本よりずっと便利なのではないかしらん。おそらく世界で一番日本人が暮らし易いのがアメリカであり、ロサンゼルスなのではないかなぁ。もちろん、不満だっていっぱいあるけれど、それはどこでも同じ。ロサンゼルスに暮らせることをいつも有難いことだと思っているよ。

世界195カ国・地域を旅してみた結論

関根正和さん

関根正和さん/コラムニスト(本誌「ミスター世界の美味礼賛」執筆)LA在住歴34年
 
いままで世界195カ国・地域を旅してみた結論。旅行はともかく、住むのはロサンゼルスが世界で一番!
 
その理由は、
1. 気候。これはダントツですね。
2. 民族の多様性。様々なエスニック食文化が味わえるのはもちろんのこと、世界各国から来たひとびとと友達になれる。
3. フレンチやイタリアンなど世界のトップレベルの料理も(店の数は限られているけれど)食べることができる(同じアメリカでも田舎街ではとてもそうはいかない)。
4. (NYほどではないにしても)コンサートやオペラ、バレエなどのパフォーミング・アーツを楽しめる。
5. ウェストコーストジャズの本場。
6. 大都市としては物価が安い。
7. アメリカならではの民主主義や社会システム、医療レベルの高さ。
8. アメリカのビジネスシステムと外国人に対する開放性。
9. ロサンゼルスに住む友人たち。
 
これらをすべて兼ね備えた街は世界中にありません!

子供をバイリンガル、バイカルチャーに

松本輝彦さん

松本輝彦さん/教育カウンセラー(本誌「誌上教育カウンセリング」執筆)LA在住歴29年
 
英語と日本語で自由に会話も読み書きもできるバイリンガル。アメリカ人と日本人としての知識・生活習慣・考え方などの文化がしっかり身に付いたバイカルチャー。わが子をそんな人間に育てられる環境が揃っているのが、わが町ロサンゼルスです。
 
世界で最大の補習授業校・あさひ学園、日本語で教科指導が受けられる塾や教室、日本語のメディア、日本食のレストランなど、ロサンゼルスには本物の日本があります。子供の教育に、この環境は貴重です。子供は、アメリカの学校教育の中でグローバルなスキルを身に付け、日本語環境の中で日本人としてのアイデンティティーを築いて育っていきます。
 
理想的な環境は揃っています。しかし、子供をバイリンガル・バイカルチャーに育てるためには、家庭がアメリカと日本の生活のバランスを保つこと、子供自身の努力と親のサポートが必要です。このロサンゼルスで3人の子供を育てることができて、私は親として本当に良かったと思っています。皆さんも、頑張ってください。

恋い焦がれたTVのメッカ。水を得た魚のような私

メグ三村さん

メグ三村さん/テレビ評論家(本誌「アメリカTV」執筆)LA在住歴9年
 
幼い頃から、TVに逃避していた私は、ワーナー・ブラザースの存在を知っていました。サンディエゴからロサンゼルスに越して来た直後、知人を尋ねてユニバーサルへ。右も左もわからず、言われた通りに運転して行くと、ワーナー作品の巨大な看板が並ぶOlive Ave.に。彼の事務所がワーナーの撮影所の向かいだったのです。「やっと来た!」と実感した、衝撃的な瞬間でした。今でも、落ち込むとこの道を走って、元気をもらいます。ワーナーの撮影所は私のディズニーランド! ユニバーサルの中にひっそりと佇む、DreamWorksに初めて足を踏み入れた時は、夢ではないか? と何度もつねってみましたし、バックロットを初めて歩いた時の感激は今も消えません。メインゲートから車で入ると、休憩中の役者にばったり会うことも多々あります。幼い頃から恋い焦がれたTVのメッカで、寝ても覚めてもTVに生き、3度の食事より好きなTVを究めています。夢を実現し、「わくわく、いきいき、にこにこ」して生きられる街は世界広しと言えども、ロサンゼルスしかありません。

起業家にとって魅力的。北米市場へのゲートウェイ

舟木健太郎さん

舟木健太郎さん/日本貿易振興機構(JETRO)ロサンゼルス・LA在住歴8カ月
 
米国の総輸出入の約45%がロサンゼルス、ロングビーチの2大港を経由しているので、物流・オペレーション拠点を構える企業も多いです。さらに、これを支える法務・税務、人材関連企業や、個人事業主も多く、日系企業は1千社を超えます。
 
ロサンゼルスは、投資資金、優秀かつ多様な人材、大学・研究機関などが充実し、起業家の注目も増しています。高い付加価値を求める大消費市場として、映画、ゲーム、デザイン・ファッション、食品・レストラン、環境・エネルギー分野で米国の他都市よりも比較優位にあります。医療デバイス、ナノテク、航空・宇宙などの先端技術分野の企業集積も群を抜いています。
 
当地で活躍される皆さまと一緒に、ロサンゼルスの魅力を広く伝え、日本のベンチャー企業を応援していきたいです(www.socal-innovation.net)。

最新トレンドと自然、両極の魅力を味わう

森 真弓さん

森 真弓さん/コラムニスト(本誌「気になるLA 今月のぴか!★ぴか!」執筆)LA在住歴15年
 
「すべてはここから始まる」。これは、ロサンゼルス観光局が世界に向けて発信してきたメッセージです。ロサンゼルスは世界を代表するトレンド発信地。ファッション、エンターテインメントはもちろん、アートやカルチャーまで、この街ではさまざまな分野で、毎日のように新しい何かが生まれています。私がロサンゼルスを大好きな理由もそこにあります。人一倍飽きっぽく、熱しやすく冷めやすい私が、15年もこの街に「飽きもせず」住んでいるのはそのためでしょう。
 
ロサンゼルスが大好きな理由はもう1つあります。それは、大都会でありながら、身近なところに自然が溢れていること。私が暮らすロスフェリッツという街では、最先端ファッションを発信するセレクトショップを越えて5分も歩けば、シカや野ウサギが暮らす美しい公園が広がっています。車を30分も走らせば、静かな海も。ハイスピードで展開する大都会に暮らしながら、リゾート気分も同時に味わえる。こんな場所、きっと地球上のどこを探しても、他にないと思うのです。

ロサンゼルスに住む日本人に聞いてみました!

★ロサンゼルスは日系マーケットが充実するなど、日本人として暮らしやすい環境が整っていますし、パーフェクトなバイリンガルを育てるのにも最適。もちろん、海も近いですしね!
(河本翔さん/LA在住歴20年・学生)
 
☆空が青くて、風が気持ちいい! 海に行った時の過ごしやすさといったら、もう最高! 日系のサービスが充実し、人も素敵です。
(LA在住歴23年・携帯電話ショップ勤務)
 
★日系企業が多いので、日英語のバイリンガル力を活かして仕事ができる。また気候が良く、海や山が近くにあり、環境が良い。
(LA在住歴17年)
 
☆海が近い! つらいことがあった時でも、野生のイルカやクジラを見ると、応援されているような気がします。
(LA在住歴3年半)
 
★海がキレイで、気候が良い!やっぱ、これでしょっ!
(LA在住歴3年・会社員)
 
☆気候が良い。以前ニューヨークに居た時のように、雪かきをしなくても良いのがとても楽です。
(LA在住歴2年・会社員)
 
★LAに暮らしていて良かったと思うこと。日本人のコミュニティーがあるので、日本に関わっていられること。その一方で、色々な人種の人たちが住んでいるので、バックグラウンドの違う人たちから、言葉や伝統などを実際に体験しながら学んでいけることですね。
(アヤカさん/LA在住歴6年・会社員)
 
☆人種のるつぼロサンゼルスには、チャイナタウン、コリアタウン、タイタウン、インドタウン、エチオピアタウンなどがあり、色んな文化を知ることができます。またそれぞれの「食」も堪能できるのが魅力です。
(ユミ・ニシヤマさん/LA在住歴18年・学校カウンセラー)
 
★ロサンゼルスって、アメリカの他の地域に比べて日本人が訪れやすいみたい。だから懐かしい友達がたーくさん遊びに来てくれる! これもロサンゼルスの魅力かなっ。大物ヘッドライナーのコンサートに行けるし、美味しい食材で日本食を作れるのもサイコー。
(AKAちぇりねんこさん/LA在住歴1年半)
 
☆ロサンゼルスではアメリカ以外の国の文化に触れる機会が多く、だからこそ日本のことも再認識できることもあり、自分のモノの見方を想像以上に左右していますね。
(LA在住歴2年半)
 
★元々アメリカ人の友人が多く、英語をもっと勉強したいと思い留学したのが初めてのロサンゼルス。その時に出会った夫と、帰国後に日本で結婚、再びロサンゼルスに来て、現在に至ります。さわやかな気候、忙しない雰囲気もなく、穏やかに生活ができるところが好きです。故郷の沖縄で子供の頃に見た真っ赤な夕日が、ここでは今でも見られて、そんな懐かしい気持ちになれるひと時がとても素敵です。
(S.Uさん/LA在住歴32年・自営業)
 
☆何と言っても、気候が最高! 日本食も充実していて、食生活には困りませんね。
(ケン・イノウエさん/LA在住歴13年・サービス業)
 
★個性的で楽しい人とたくさん知り合えて、とても刺激を受ける場所ですね、ロサンゼルスって。色々な国の人と出会えて、とっても面白い!
(レオナさん/LA在住歴5年・学生)
 
☆日本人や日系人が多いため、和食を始め、日本語の通じる銀行や病院など、とても便利です。そして何より、日本に近いし気候が良い!
(LA在住歴30年・主婦)
 
★場所や費用などの観点から、スポーツが簡単にできる。
(本郷洋子さん/LA在住歴18年・CPA)
 
☆日系社会へのアクセスが便利。ニューヨークやシカゴも同じだが、ロサンゼルスの方が家族で住みやすい。
(LA在住歴14年・弁護士)
 
★世界中の文化に触れることができ、日本とアメリカの「良いとこ取り」なのがロサンゼルスの魅力。
(マコト・タカツさん/LA在住歴23年・会社役員)
 
☆ロサンゼルスは自分らしくいられる所です。気候が良いと気分も良い! たくさんの選択肢が用意されていますしね。
(ナオコさん/ LA在住歴13年・自営業)
 
★「何かを始めたい」と思った時、年齢に関係なくスタートできる。私は50歳を超えてから、独学で中国語と韓国語が話せるようになりました。それは周りに、中国人や韓国人がいて、話す機会を簡単に持つことができたからです。これもロサンゼルスの魅力かな。
(LA在住歴35年・会社経営)
 
☆慣れないアメリカ生活や、海外での子育てに苦労していたオハイオから移り住んで26年。初めてロサンゼルスの海を見た時に、ホッとして、なぜか懐かしい気持ちで胸がいっぱいになりました。都会の便利さを持ちつつも、ちょっぴりのどかな雰囲気の中で、自分らしく生きていけるところが性に合っていると思います。ここで暮らす人の明るさや大らかさも大好きです。自分の人生の中で、1番アクティブな年代を、この街で過ごせたことは本当に幸せ。
(A.Cさん/LA在住歴26年・レセプショニスト)
 
★海が近くて景色がきれい! 日頃のストレスもフリーで、日系コミュニティーも充実し、日本語も通じます。有名な場所に簡単に行くことができるのも楽しい!
(奥村和歌子さん/LA在住歴5年・ネイリスト)
 
☆自分のペースを守って生活できるから。
(ユウコさん/LA在住歴5年・学校運営関係)
 
★ロサンゼルスは、日系コミュニティーと日本語サービスが充実し、日本人にとっては世界一過ごしやすい場所だと思います。子供もバイリンガルに育てられますし、日米の良い部分を生活に取り込むことができます。
(バーベル良子さん/LA在住歴25年・ケーキ教室講師)
 
☆焼肉、キムチ、冷麺など、韓国料理大好きっ子の僕にとって、コリアンコミュニティーが充実しているのはメッサありがたいです。そんな僕の職場でのあだ名はニンニク大王…って、ほっといてちょうだいっ!
(ナット・シュアーさん/LA在住歴1年・広告営業)
 
★世界中の美容のトップ(プロ)の人に出会える。
(LA在住歴2年・美容関係)
 
☆日系人の苦難の対価だと思いますが、互いに助け合ったり協力し合う風土がありますね。お隣同士でのお惣菜のお裾分けから、敬老ホームや博物館などへのファンドレージングなど、大小さまざまな助け合いがあります。日本では絶対に出会えないような人に会えることも魅力です。
(ユキ・ウチダさん/LA在住歴18年・カイロプラクター・鍼灸漢方師)
 
★パワーで世界を牛耳るアメリカ。世界一の国に住んでいる安心感と、開かれたマーケット環境が、個性の自由を育んでくれる。
(トムさん/LA在住歴13年・自営業)
 
☆気候抜群! 人の目を気にすることなく気楽。日本コミュニティーが大きく住みやすい上、敬老ホームなどもあるから。
(M.Kさん/LA在住歴43年・ラーメン屋経営)
 
★色んな国の人が住んでいるので、ほかの人の目を気にせず生活できる。子供の送迎が当たり前で大変ですが、その分安全を守れるのがいい。色んな国のショッピングも楽しめます。
(C.Oさん/LA在住歴13年・カイロの受付)
 
☆海も山も近くにあるので、色々なスポーツが楽しめる。朝サーフィンに行って、その後スノボに行くこともできちゃいます。
(LA在住歴3年・学生)
 
★やっぱり、ニジヤのお弁当と海ですね。コロラドから引っ越して来たのが11年前。アメリカなのに、こんなに日本人の暮らしが味わえるなんて、感動モノでした。イルカの親子が泳ぐ横でお散歩できる幸せを、目尻の小ジワで確認しています。
(はるみさん/LA在住歴11年・リアルター)
 
☆アメリカの音楽が好きなので、地元でライブに出かける機会に恵まれているところが良い。日本だとチケットがチョー高くて、ロサンゼルスのローカルバンドは来日すらあり得ないからね!
(S.Aさん/LA在住歴18年・グラフィックデザイナー)
 
★空が広い。
(LA在住歴半年・学生)
 
☆ロサンゼルスは全米第2の都市で、人と物流の西海岸の玄関であり、アジアからの企業進出や移民にとっての起点です。また、世界最大の日系社会が存在します。
この恵まれた環境で、メディアという事業を通して「日系社会の活性化拡大」と、「日本からアメリカにチャレンジする人や企業の足場づくり」を実現することが、私の「夢」であり「願い」であり「ロサンゼルスに暮らす理由」です。
また、20年前にライトハウスをゼロからスタートして思うのは、この町には日系、米系にかかわらず、一生懸命に頑張っていたら、手を差しのべてくれる心温かい支援者がたくさんいること。移民のハンデはあっても、チャレンジする機会があること。まっとうにビジネスをしていたら、会社の知名度とか規模に関係なく、大きな会社でも政府機関でもフェアに取引ができること。もっと言うと、学歴や会社の看板ではなく、「素」の自分で勝負できること。
数え上げたらキリがありません。
そして最後にもう1つ。86年に私が渡米してから紡いできた大切な人たちとのつながり。それが私の人生最大の財産で、そのつながりがあり続ける限り、この町が私のホームタウンです。
(込山洋一/LA在住歴22年・ライトハウスグループ代表)

※このページは「2008年4月16日号ライトハウス・ロサンゼルス版」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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