プロサーファー・五十嵐カノア◎サーフィン世界大会USオープン直前インタビュー

来たる2016年7月23日(土)~31日(日)、ハンティントンビーチで開催される、サ―フィンの世界大会「2016 Vans US Open of Surfing」。若干18歳にして優勝候補の一人として注目を浴びているのがカリフォルニア育ちの日本人プロサーファー五十嵐カノア選手。大会直前の意気込みを伺いました。

五十嵐カノア◎1997年、カリフォルニア生まれ。3歳からサ―フィンを始め、6歳で早くもジュニア大会優勝。現在、18歳にして世界ランク上位を維持しており、今後のさらなる活躍に期待がかかる。

「アジアのサ―フィン界に良い影響を与えられるよう、上を目指したい」

―いよいよ地元、ハンティントンビーチで開催される大会が迫ってきました。今の心境は?

USオ―プンは毎年楽しみにしている大会です。3歳でサ―フィンを始めて、4歳からずっとハンティントンビーチに住んでいて、地元の期待も感じていますので、頑張りたいです。

―ずばり、目標は?

優勝です。優勝するためには一戦一戦を大切に戦うことだと思っています。(3位入賞だった)昨年は波に恵まれなかったので、今年はハンティントンビーチらしい波で大会が開かれることを願っています。―地元ハンティントンビーチにはやはり思い入れがありますか?ハンティントンビーチは僕のサ―フィンの基本ができた場所。サ―フィンの試合でほとんどの時間を海外で過ごす僕にとって一番居心地の良い、大切な場所です。

―今シ―ズンは世界トップクラスのコンテストサ―フィンツアーWCT(World Championship Tour)に参戦。トップサーファー36人のみが参加できるツアーへの日本人の参戦は初。すごいことです。

WCTに入って、また一つ僕の目標、世界チャンピオンに近づけました。ツアーの中では最年少なのでプレッシャーも多いですが、世界のトップサーファーと戦うことで、いろいろ学んでいます。やはり、皆、トップアスリートなので、体もしっかりできあがっているし、メンタル面も強い。僕自身もさらに磨きをかけていくことが大切だと考えています。

―日本人初、かつ最年少と、注目を集めていることについては?

日本だけでなく世界から注目を集めていることはうれしいです。日本を含むアジアのサ―フィン界に良い影響を与えられるよう、もっと上を目指していこうと思っています。―カリフォルニア育ちですが、日本人であることを意識することはありますか?アメリカ人として育ったけど、家族は日本人。学校ではアメリカ人の友だちと過ごして、家では日本人の家族と過ごす…まるでいつも2つの国に同時にいるみたいです。だから、自分は日本人だってことはいつも意識していますね。

―日本に行くことも多い?

少なくとも年1回は行きます。ツアーの途中で立ち寄ることが多いです。去年は2回行きました。日本は大好き。僕を応援してくれる人たちがたくさんいるし、食べ物もおいしいし。ホ―ムのように感じています。

―まだ18歳。この先、どんなサーファーを目指しています?

僕の夢はただ一つ、世界チャンピオンになることです。それは小さい頃から今も変わりません。ただ、サ―フィンがうまいだけではダメだとも思っています。これから、たくさんのことを経験して、チャンピオンにふさわしい人間になりたいと思っています。

―世界中でサ―フィンをされていますが、一番好きなポイントは?

やっぱり地元、ハンティントンビーチです。ここは僕の原点でもあるし、庭のような場所でもあるから。

―カノア選手にとってサ―フィンとは何でしょう?

FUN!楽しいこと!

次世代を担うプロサーファーとして、日本だけでなく世界のメディアから注目を集めている。

―カノア選手と同じように、アメリカで暮らす若い読者の皆さんにメッセ―ジをください。

ファッション、音楽、映画…アメリカは本当にエンターテインメントの国。思い切り楽しんで、いろんなことに挑戦していきましょう!

―最後に、今年のUSオ―プン、ここに注目してほしいというポイントを教えてください。

ハンティントンビーチの波はすごく癖があるので、それを乗りこなすテクニックをぜひ見てもらいたいと思います。

【2016 Vans US Open of Surfing】
日程:7月23日(土)~31日(日)
場所:ハンティントンビーチピア
詳細:www.vansusopenofsurfing.com
 
(2016年7月16日号掲載)

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