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ジャンル ラブロマンス
オススメ度

この冬のイチオシ話題作
全米の女性ファンの心をときめかせる
バンパイア・ラブロマンス

Twilight
主演:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、
   ビリー・バーク、他
監督:キャサリン・ハードウィック
公開中

公開前から、映画のサントラが全米アルバムチャートで初登場1位を獲得し、前売り券が売り切れになるなど、この冬公開の1番の話題作となった『Twilight』。ジェームズ・ボンド最新作『Quantum of Solace』を抜くオープニング成績を飾り、既に続編製作が決定した。

母親の住むアリゾナ州から、父親(バーク)の住む、森に囲まれた北部の小さな町へ引っ越してきたベラ(スチュワート)は、転校先の高校で、ハンサムだがちょっと風変わりな青年エドワード(パティンソン)と出会う。彼は異常なまでに肌が白く、ほかの生徒とは一切口を利かずに、常に兄弟と思われる同じように白い肌をした4人組と一緒にいる。2人はクラスで隣同士の席になったのをきっかけに、次第に言葉を交わし始める。

そんなある日、猛スピードで突っ込んできた車に轢かれそうになったベラを、エドワードが超人的なパワーとスピードで救う。ハンサムなエドワードに心を奪われると同時に、ベラは彼の正体が人間の生き血を吸うバンパイアだと知る。人間とバンパイア…。ベラとエドワードは自分たちの関係が禁断の関係だと知りながらも、運命の恋に落ちていく。

その頃、町では謎の連続殺人事件が発生。警察官であるベラの父親は、事件発生の現場から人間の足跡を見つける。どうやらエドワードの家族のライバルにあたるバンパイアグループの仕業のようだ。ベラに狙いを定めた獰猛なバンパイアから、エドワードは彼女を守ることが出来るのか? 原作は、『Harry Potter』に続く売り上げを記録するステファニー・メイヤーの世界的なベストセラー小説。

10代、20代の女性を熱狂させる“バンパイアの王子様”を演じるのは、『Harry Potter and the Goblet of Fire』でセドリック・ディゴリー役を演じたイギリス人俳優のパティンソン。映画館で彼が画面に登場したとたん、女性客の歓声が上がるフィーバーぶりに、彼の人気の高さを実感。しかし、歌舞伎のメークかと思うほど白く塗りたくられた彼の肌に、思わず観客も失笑。ベラの髪の毛が扇風機でフワッと舞ってスローモーションになり、それを見たエドワードがドキドキするシーンや、エドワードの肌が日を浴びてキラキラ光るシーンなど、クサい演出も。とは言え、二枚目なのにどこか笑えるキャラクターのエドワードと、ほぼ全編無表情なベラの不思議な恋愛関係に、私も少々ドキドキした。ハンサムなのかは疑問だが、何となく女の子の心をくすぐるツボを押さえているパティンソンは、少女マンガの中で描かれる“王子様像”を思わせ、まさにハマリ役。

スチュワートも、いつも怪訝そうな顔をした、どこか陰のあるヒロインぶりを好演。ショーン・ペン監督作『Into the Wild』でも美少女ぶりが光っていたが、『Panic Room』でジョディ・フォスターの娘役を演じるなど、子役として着実なキャリアを重ねてきた若手女優だ。監督は映画『Thirteen』のキャサリン・ハードウィック。

映画としての出来はさておき、“笑い+ときめき”ありの、女性ファンの心を掴んだヒットシリーズの誕生だ。

【 文:MAMIKO KAWAMOTO
【文:MAMIKO KAWAMOTO
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