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アメリカでのビジネス・仕事

現地情報誌「ライトハウス」が人気コラム「アメリカ人と共に働く技術」をはじめ、起業・独立、マーケティングに関する情報など、アメリカでのビジネスに役立つ情報をご紹介。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

177)発信戦略

マーケティング講座

こんにちは!阪本啓一です。
目立ってナンボ!


動く看板

写真は、「日本一長い」といわれる大阪天神橋筋商店街を歩いていて出会った「動く看板」です。上下にラーメンがのびたり縮んだり。お箸を持っているのがボクシングのグラブ。聞けば、元ボクサーがやっているラーメン店とのこと。一度見たら忘れられないし、誰かに伝えたくなります。げんに私は、iPhoneで動画を撮り、Facebookに載せました。

大阪は有名な「かに道楽」といい、今は牋退〞した「くいだおれ太郎」といい、動く広告塔が盛んです。そう、「誰かに伝えたくなる」ということがポイント。

ポイントは、「覚えてもらう」「誰かに伝えたくなる仕掛け」です。そして、「思わず写真に撮りたくなる」サムシング。わかりやすく、つい笑顔になるようなものがあればいいですね。


届けるのはスマイル

JOYWOWが2年前自主制作販売した『JOYWOW「あり方」の教科書』。そのお客様(読者)が今週Facebookに宅配便の発送票の写真を上げていました。発送もJOYWOWがやったのですが、写真を見ると品名欄に「本、カードセット、笑顔 スマイルマークのイラスト」が描かれています。お客様は、「ぼくがあり方の教科書を注文した時、JOYWOWから届いた伝票。こんな素敵な品名初めてでした。今でも大事にとってあります。ファンにならないわけがないですよね!」とコメントしています。ありがたいことです。げんにその方は、JOYWOWのセミナーに積極的に参加してくださっていて、現在は北海道阪本塾塾長まで引き受けてくださっています。

当時JOYWOWは本作りから販売まで全部初体験のことで、朝から夜まで不夜城の状態で皆頑張っていました。でも、めちゃくちゃ楽しかったんですね。その楽しさが、スマイルマークを描かせたんだと思います。「自分たちが楽しまなくて、お客さんに伝わるはずがない」というマーケティングの鉄則を、まさに肌感覚で実感しました。


目立つ工夫

ブログやソーシャルメディア(TwitterやFacebook)を使えば、無料で発信可能な時代です。ポイントは、「いかに目立つか」。そのためのコツを、整理してみます。

・思わず写真や動画に撮りたくなる仕掛け(動く看板など)をする

・わかりやすいメッセージを発信する(例:スマイルマーク)

・わかりやすいメッセージは口コミされやすい・ブログとソーシャルメディアを連動させる(まずブログに書いて、Twitter&Facebookにリンクする)

もちろん、レストランならおいしさ、アパレルショップなら商品その物の魅力など、販売している商品自体に実力がなければ「伝える工夫」だけではお客様はリピーターになってくださいません(マーケティングの目的の一つはリピーターを作ることです)。

しかし、「いいものだから売れる」わけではないことも事実。いいものは、きちんと伝える努力をしなければなりません。旗じるしとしてのブランドを立てることが必要です。ブランドを立てれば、「売るのではなく、選ばれる」ことが可能になります。お客様から寄って来てくださるのです。つまり、選ばれるための情報はお店や会社から発信しなければ誰にも伝わりません。かつ、伝えるための媒体も、時代と共に変わっています。例えば、メールマガジンは、あふれ過ぎていて、今となっては効力を失ってしまっていると言っていいでしょう。よほどの強力なコンテンツ、つまり、読者にとって、「読んで良かった!」と思えるような充実した内容でなければまともに読まれないままゴミ箱行きになってしまいます。


売りは何か

良い機会なので、「自社(自店)の売りをひと言で言うと」を考えてみてください。「コロッケがめちゃくちゃうまい!」「いいパンストが安く買える」いずれも15文字以内です。15文字以内で、考えてみてください

参考:『営業部は今日で解散します。』村尾隆介、大和書房

(2011年12月1日号掲載)