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職業(シゴト)カタログ

多様な職種、それぞれの概要や仕事内容をまとめた「職業(シゴト)カタログ」。アメリカで働く日本人・日系人、100名以上の皆さんへのインタビュー集「アメリカで働く」と合わせてご覧ください!

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

Athletic Trainers

アスレチックトレーナー

*すべて連邦労働省調べ

■仕事の内容

 アスレチックトレーナーの仕事は、あらゆる年齢層のケガの予防や治療で、プロのスポーツ選手以外にも、対象になる職種は広い。全米医師会に承認された医療専門者で、最初に負傷者の治療にあたることが多いため、症状を的確に診断し、救急処置を施す能力が必要になる。予防やリハビリにも深く関与し、正しい器具の使い方や、予防器具の導入、人々への予防教育なども指導する。医師との連携も重要で、長期にわたる治療やリハビリでは、医師と相談しながら進める。


■トレーニング

 アスレチックトレーナーになるには、カリフォルニア州を含め全米43 州で認可委員会(Board of Certification)の主催する国家試験に合格しなければならないが、国家試験の受験条件として、大学での専門教育が必要。全米の大学で300 以上の専門プログラムがあり、学内での授業と共に医療機関でのプログラムも組み込まれている。国家試験には、筆記試験と実技試験がある。全米アスレチックトレーナー協会(National Athletic Trainers' Association)によると、70%のトレーナーは修士号または博士号の取得者。


■雇用状態

 2004 年11 月における全米のアスレチックトレーナーの数は1万4450 人で、カリフォルニア州は680 人。最も多いのはテキサス州の1706 人だが、人口と比較して割合が高いのはマサチューセッツ州。アスレチックトレーナーの需要は今後、高まる見込みだが、プロや大学のスポーツチームへの就職は競争率が高い。医療機関に所属し、各種産業や学校、スポーツチームなどに派遣されることも多い。高校や小規模の大学では、複数のチームをかけ持ちすることもある。人気スポーツでは、試合に勝つことが要求されるため、プレッシャーも大きい。


■収入

 2004 年11 月における全米の平均年収は3万5880 ドルで、中間層50%は3万3590 ドル、下層10%は1万9750 ドルで、トップ10%は5万3970 ドル。カリフォルニア州の平均年収は4万1250 ドル。観客を動員するスポーツのアスレチックトレーナーの平均年収は5万690 ドル。



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