きままなスクラップブック
Vol.43)小さな虫との闘い
今回はきれいな話とは言いがたいので、食事中の方はどうぞ読むのは後にしてくださいね。
ある日、娘が頭皮がかゆいと言いました。数週間前に学校で「しらみ注意」のポスターが貼り出されたのを思い出し、髪の毛を見てみました。悪い予感は的中。唖然として頭の中が真っ白になりましたが、これからの悪夢の日々がどれほどのものか、その瞬間は想像がつきませんでした。
戦後の日本でもあるまいし、しらみなんて見たことがないですから、まずはネットで検索。ありがたいことに、詳しく説明してくれているサイトが見つかりました。
退治するにも、視力の落ちた中年夫婦にとって裸眼でしらみを探すのは無理な話です。ドラッグストアでしらみ専用シャンプーキットとライト付き虫眼鏡、そしてティーツリーオイルを買ってきました。しらみがあるなんて、何だか不潔だった気がして恥ずかしくなるものです。でも実際は、清潔さが問題でなく簡単に移るもので、根気良く退治するしかないそうです。人に言いづらいという点では、水虫とか痔みたいですね。
お世話になっているデイケアの先生にも相談してみました。彼女のおすすめは「マーガリンを髪の毛全体に塗りこみ、ビニール袋を被ってひと晩寝る」こと。考えただけで気持ち悪いですが、こうするとしらみが窒息して増えないらしい。夫は丸坊主なので今回は安全ですが、娘と、そして念のために私もマーガリンを塗りたくってみました。効果のほどはわかりませんが、マーガリン頭で寝るのはかなり気持ち悪かったです。
そして、シーツに洋服にタオルまで、洗える物はすべて熱いお湯で洗濯しました。ぬいぐるみはビニール袋に入れて密閉し、4週間ほど倉庫へ隔離。洗えない家具やカーシートには専用のスプレーをかけ、床も念入りに掃除。
シャンプー後は、明るい場所に娘を座らせ、虫眼鏡を使いながら専用の間隔の狭いくしで髪の毛をとかします。これがまた何時間もかかるのです。嫌がる娘に「座っていなさい」と言うのもつらいし、しらみ退治をしているこちらもつらいです。この状態では学校にも行けないし、いつ完治するかもわからないし、私にも移ったら困るしで、八方ふさがり。仕方ないので、学校の先生にも報告して、おとなしく過ごしていました。
シャンプーも色々あります。乾いた髪の毛に塗り、10分おいて洗い流す物が一般的なようですが、髪の毛に塗り、ビニールキャップを被って4時間おく、自然素材の物が髪に負担がなくて一番効果があったような気がします。
ほぼ1週間で完治し、学校にも行けるようになりましたが、念のためにしらみ防止のスプレーは毎朝欠かさずに使っています。後は、コンディショナーにティーツリーオイルを少し加えて髪に行き渡らせるのも続けています。しらみはティーツリーオイルが嫌いなんだそうです。
隔離されていたぬいぐるみたちもおもちゃ箱に戻ってきました。目に見えないほどの小さな虫が生活を脅かす、困った経験でした。
4週間後、日本からのお土産のぬいぐるみがようやく抱っこできてハッピー!
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しらみ専用シャンプーをしてビニールキャップを被って待つこと4時間。
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しらみ退治グッズいろいろ。わらをも掴む思いでドラッグストアにあるもの全て試しました。
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学校にも行けず、外出もままならないので、家でお絵描きして過ごすソフィ。
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マーガリン頭で山のような洗濯物と念入りな掃除に娘の相手・・・私も疲れきってしまいました。
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→「Sunny's Laboratory」
(2012年1月16日号掲載)