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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

脚本家/プロデューサー
ジョーザン・マクギボン&サラ・パリオット

1+1=3にも4にもなる
コンビ脚本家/プロデューサー
ジョーザン・マクギボン&サラ・パリオット

Josann McGibbon & Sara Parriott
マクギボンは劇作家を目指し、パリオットは美術を専攻。出会いは出版業界の上下関係だったが、意気投合して2人で脚本を執筆するようになって20年余り。
脚本家コンビの代表作は、『Runaway Bride』『The Favor』『Chicken Little』などで、2007年の夏に放送された、『The Starter Wife』ミニシリーズをUSA局から依頼されてテレビ制作を初体験。バツイチ体験を活かしてユーモアを盛り込む親友コンビは、引き続きシリーズの執筆/制作で活躍中。


『The Starter Wife』ミニシリーズから継続して、シリーズの脚本から編集までこなすジョーザン・マクギボンとサラ・パリオット。コンビを組んで20年余りのベテランは、自らのバツイチ体験を基に、離婚と再出発を遮る厳しい現実を描く。


シリーズは別れた夫といかに子育てするかが中心ですか?

マクギボン(以下M):第1話から、ジェイダンにブラックベリーを持たせるかどうかでモリーとケニーが衝突したのが良い例。子育ては女の仕事だと一任されていたのに、別れた途端、目の届かない所で男が子育てに参加することになる(笑)。夫婦だった時以上に、親として団結しないといけなくなる。永遠に見えない糸でつながっている厳しい現実を描きたかったの。
女性も好きな仕事で自立できる時代。バツイチとしては結婚=荷物を背負うように思います。
パリオット(以下P):女性が出世すると特に大変よね。モリーの成功を受け止められる男性がいるのか? いたとして、もし大黒柱になったら、恋や結婚にどのような影響が出るのかが課題だと思うの。今シーズンは、出世の荒波をモリーがどう乗り切るかを描きました。自立できたら、男は不要!?(笑)。


離婚は新しい自分を発見する好機だと思いますが…

P:白紙に戻すのが新たな旅路の第1歩。長年の癖や習慣に逆らって、未知の世界に踏み出すわけだから、自制力がないとすぐに元の木阿弥。意識して行動するのが鍵かしら?
M:新たな旅路に、恋は逃げ道か寄り道でしかないと、モリーはサムとの体験から学んだので、まず「男断ち」します。


お2人は制作も担当しておられるのですね?

M:最初はキャスティングが面白くて、やみつきになるかと思ったけど、待ち時間も長いし、1日中籠っているのも退屈だし、もう卒業! 今は、音楽と映像を合わせるのが楽しくて。
P:何から何までやっていますが、編集は撮影後の創作過程なので、力が入っちゃう。脚本を書いた時に気が付かなかったところを修正できるし。


脚本家/放送作家になられた動機は?

M:劇作家を目指していましたが、UCLAの英文科在学中に、切り替えました。出版、広告業界にもいましたが、「書く」ことが好きだったので、サラと親友になってから、この仕事をするようになりました。
P:私は美術学校卒で、本のイラストから始めて、随筆を書くように。次は何をしようかな?と考えていたら、テレビ業界が長い兄が、脚本を書けと色々と指導してくれました。技術のみでなく、諸々を教えてくれたし、何度か放送作家として雇ってくれました。私の書いた本の映画化権を売る際に、エージェントを見つけました。


共作って、楽しそうですね?

M:良いことも、悪いことも、2人で分かち合えるから楽よ!
P:もう20年余り共作しています。絶対に味方になってくれる人がいると、安心して仕事ができるし、問題が起きたら慰めたり、励まし合ったりできるし。何かを生み出す時は、1人より2人の方が絶対に良いわ! 1+1が3にも4にもなるもの。









[業界コボレ話]
根強い『ビバヒル』ファンはLAにもいて、オススメ新番組に『90210』が入っていないと指摘された。今秋は新番組が少なく、プレミアと2話まで観たが、主人公に抜擢されたシェネイ・グライムズとジェシカ・ストループが良い。特にストループは有望株だと思うが、同局の『Gossip Girl』同様、ティーン向けの夜メロには興味がないので、『90210』は放棄した。中学生がお手本にしていると聞いたが、良いのかな…。

『Privileged』の方がずっと爽やかで、楽しい。メーガンがお茶目で可愛いし、富と権力に惑わされない芯の強さが良い。悪いことをすれば、必ずツケが回って来るという内容は、大人にしか受けないのか? ロマンチック・コメディーを楽しみにしているのは私だけ?