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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ゴシップパラダイスVol.77

ゴシップパラダイス

ハリウッドをうろついて情報収集するネコのベベが、ハリウッド芸能ニュースやセレブの最新情報を、
毎号レポートします。エンタメ界になじみのない読者も、思わず目が留まるジューシーなネタ満載です!


☆ ジェニファー
恋人と犬を飼う

新作映画『Wanderlust』でヌードシーンがあることが話題となっている女優、ジェニファー・アニストン。42歳でありながら、オールヌードに何のためらいも見せないジェニファーだが、同作撮影中に現場で出会ったジャスティン・セローとの交際は、今も静かにしっかりと進行中のようだ。

度々タブロイド紙を騒がせる妊娠騒動とは裏腹に、子作り活動を否定するジェニファーだが、同棲し始めたジャスティンと共に、犬を迎え入れることにしたようだ。ジェニファーの犬好きは有名で、昨年亡くなった愛犬ノーマンは、特に溺愛していた。昨年、彼(ノーマン)の名前のタトゥーを足に入れている。

今回シェルターから迎えたのはピットブルの雑種で、ソフィーというらしい。共同で生き物を飼うのは、真剣交際の重要なステップなのだ。


☆ アデル
グラミー賞一人勝ち

CHANELやFENDIなどのデザイナーとして有名なカール・ラガーフィールドをして、「太り過ぎ」と言わしめた歌手のアデルが、なんと今回のグラミー賞で、6部門で受賞し、一人勝ちした。

アデルはイギリス出身の23歳のシンガーソングライターで、アルバム『21』からの『Someone Like You』などが有名。グラミー当日は、同じく同アルバムからのヒット曲『Rolling in the Deep』を披露した。ハスキーボイスが魅力で、今回は「ビッグ3」と呼ばれるAlbum of the Year、Record of the Year、Song of the Yearを含む6部門を獲得した。

アデルは、米国版『VOGUE』3月号の表紙を飾っているのだが、少しフォトショップ修正が入っている様子。最近、かなり体重を落としたものの、まだまだ太め。しかし、そんな自分の体型を結構気に入っているようで、こんな風に語っている。

「雑誌のカバーに載っているモデルのようにはなりたくないって思っていたわ。私は多くの一般女性の代表なの。自分の身体をとても誇りに思っているわ」。

アメリカでの人気も頷けるコメントなのだ。


☆ アンジー
初監督作品で感涙

女優としてのキャリアが盤石なアンジェリーナ・ジョリーが、映画『In the Land of Blood and Honey』で初めて映画監督を務めた。この監督デビュー作が、ボスニアでのプレミア上映でスタンディング・オベーションを受けた。

本作は、90年代初頭に起こったボスニア・ヘルツェゴビナ内戦を舞台に、敵同士になってしまった兵士と娘の悲恋の話で、ボスニアでの上映は、彼女にとって特別な意味があったようだ。感極まったアンジーは、こみ上げるものを抑えつつ、何とか挨拶を終えた。

「ここに来て、この映画を皆さんに見てもらえることは、私たちにとって、そしてこの私にとって、特別なことです。そして、こんなに暖かく迎えてもらえたことは、私にとってすべてです」。

テーマが重いだけに作品の評価は賛否両論だが、アンジーの博愛主義的な活動の一環としては成功と言えそう。

でも、そんなアンジーのちょっぴり意地悪な一面が報じられたのを、ベッちゃんは見逃さなかった。パームスプリングス国際映画祭に向かうプライベートジェットを、パートナーのブラッド・ピット、その親友のジョージ・クルーニー、そしてその恋人のステイシー・ケイブラーと乗り合わせることになった時のこと。飛行中、ステイシーとは一切口をきかなかったという。元女子プロレスラーのステイシーを軽視するアンジーは、かつての不良少女の貫録。でも、なんだかベッちゃんは、そんなアンジーの一面も憎めないのだ。


☆ プリンセス・ケイト
マダム・タッソー入り

有名人のろう人形展示で有名なマダム・タッソーろう人形館に、昨年の挙式以来話題の、ケンブリッジ侯爵夫人ことケイト妃のろう人形が入ることになった。このろう人形館はハリウッドのチャイニーズシアター脇にもあるので、南カリフォルニアの人には馴染みが深い。

人気のケイトだけに、本館のイギリスだけでなく、アムステルダム、そしてロサンゼルスでも人形が作られ、ビッグイベント時に着ていた売り切れ御礼のドレスを、それぞれが着ることになる。ちなみにロサンゼルスに来るケイトは、BAFTA(British Academy of Film And Television Art)ガラ・イベントの時の御用達ブランド、ALEXANDER McQUEENの薄紫のドレスを着る。ロンドンでは、婚約発表時のブルーのIssa Londonのドレス、アムステルダムでは、映画『War Horse』プレミア時のTemperley Londonのレースのドレスを着る予定だ。さらにもう一体は、イギリスのブラックプール・エキシビジョンに飾られることになる。

ハリウッドスターに囲まれて、これでケイトもめでたくタッソー入りである。


ハリウッド・カップル・レポート
☆ ホイットニー・ヒューストンと
ボビー・ブラウン

2月11日、48歳の若さでホイットニー・ヒューストンが亡くなったという突然の訃報が報道された。連日テレビやラジオで流れる『I will always love you』は、彼女の最大のヒット曲であり、鎮魂歌となってしまった。死因は、薬物とアルコール摂取によるものと伝えられたが、処方薬で、またも偉大なるアーティストが命を落とした。

18日にニュージャージー州で行われた葬儀は、家族、友人、そして関係者1500人が見送った。元夫のボビー・ブラウンは、9人ものお付きを連れて来たため、追い返されるという騒動があった。家族は、ホイットニーが薬物依存になり、こんなに人生を生き急いでしまったのは、すべてボビーのせいだと思う面があり、最後まで確執が残った。

2人の出会いは1989年、互いに人気絶頂の頃だった。ホイットニーの出演映画『The Bodyguard』が空前の大ヒットとなった92年に結婚し、翌年に一人娘のボビー・クリスティーナをもうけた。その頃から、それまで真面目に芸能活動を行っていたホイットニーに、インタビューの遅刻、イベントすっぽかしなどの悪行が目立つようになった。そして、薬物使用が囁かれるようになる。

また、ボビーの家庭内暴力など、さまざまな問題も取り沙汰された。2004年にブラウン家の内情を暴露する『Being Bobby Brown』が放送されると、彼らの生活が浮き彫りになり、ホイットニー自身のイメージも崩れてしまった。そして、2人はその2年後の06年に破局。ホイットニーは、ボビーの悪影響で転落したと思われている節があるが、同番組により、実はそうでもないらしいという見方が強まった。

その後もホイットニーは、レコードを売り、復活に向かっていたが、一人娘を残して早過ぎる旅立ちとなってしまった。またしても才能あるアーティストの急逝を惜しみ、ベッちゃんはただ冥福を祈るのだ。


セレブなファッション
☆ ハリウッド最年少
ファッショニスタ誕生!

ファッション番長としてハリウッドを牛耳るヴィクトリア・ベッカムと、LAギャラクシーとの再契約でロサンゼルスに根城を定めたデビッド・ベッカム夫婦。その長女、ハーパー・セブン・ベッカムちゃんは、まだ7カ月だというのに、すでにそのファッションが注目されている。

彼女が身を包んでいるのが、1着数百ドルするドレスやロンパースばかりなのは、セレブの子としては驚くべきところではないが、そのコーディネートにはいつも驚かされる。ヴィクトリアと色やトーンがマッチしているからだ。彼女のお気に入りのブランドはBonpointとChloeのようだ。

ちなみにハーパーちゃんは最近、初のランウェイ観覧デビューを果たした。父デビッドに連れられて、ヴィクトリアがデザイナーを務めるファッションブランドのニューヨーク・ファッション・ウィークでのプレゼンテーションに参加したのだ。その際のドレスはCaramel Baby & Childで、Chloeの帽子を合わせている。

1歳にも満たない子供の衣装に、毎回数百ドルかけるのは少し効率的ではないが、未来のファッション界を背負って立つ予定のハーパーちゃんには、大切な投資であるとも言える。と言うのも、既にハーパーちゃんのファッションブログがファンによって開設されているからだ。これは、ベイビーセレブとしては最速。しかも、かなり頻繁に更新されている。

トム・クルーズの娘スリちゃんも、ベイビー・ファッショニスタとして注目され、ファッションブログも持っているが、ハーパーちゃんの洗練された装いには見劣る。

ちなみにハーパーちゃんのシグネチャースタイルは、Aラインのギャザー・ワンピースにChloeのタイツを合わせるというもの。今後も成長が見逃せない。




●イラストレーター:小坂 亘
北清水デザインラボ代表。大阪在住のイラストレーター。独特の作風でハリウッドセレブを描いたイラストの数々は、下記のウェブサイト参照。
公式ウェブサイト
www.kitashimizudesignlab.com

(2012年3月16日号掲載)


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