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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

【北京五輪記念インタビュー】
北京五輪・男子ビーチバレー日本代表
朝日健太郎 × 白鳥勝浩

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去る7月20日、ビーチバレー北京五輪選抜を兼ねた国際大会が、1年半の行程を終えた。その3日後、帰国途中のLAXで、北京五輪出場権を手にした朝日健太郎と白鳥勝浩ペアが弊誌インタビューに応えてくれた。アジア出場国は日本と中国だけという、欧米勢が幅を利かせるビーチバレー界。2人の意気込みと人間像に迫った。


ビーチバレーは複雑な折り紙
力と能力の総動員が必要

五輪出場決定について、ひと言お願いします。
白鳥(以下白):
自分の言ってきたことを実現でき、「頑張っていれば、いいことある」ってわかりました。
朝日(以下朝):インドア(室内バレー)も含めた長いバレーボール人生の中での五輪出場。こんなにうれしいことはありません。

2人が知り合ったきっかけは?
白:
元はお互い敵同士。2006年の夏頃、結果が出せない僕は、どう世界で勝つかを考えていたんです。そしたら、選手として朝日さんがパートナーに最適だと。それでペアを組むことに。
朝:高校・大学時代(インドア時代)からの何千という勝負の中で、白鳥との出会いは、初恋の相手に出会えたって感じ(爆笑)。おっ、これ使えるなぁ。

ビーチバレーの良さとは?
朝:
6人制のインドアとは違い、2人制のビーチバレーは個々のやることが多く、自分の能力と力を総動員しないと勝てない。まるで、折り紙で複雑な恐竜を折るようなもの。簡単な折り紙は子供が好きですが、それが複雑だと、大人でも十分に楽しめるじゃないですか。
白:周囲の反対を押し切って、僕は実業団に入らず、アルバイトで競技生活を続けました。好きでしたから。ビーチバレーは今でこそ国内でも知られてきましたが、僕が始めた頃はまだ無名。知名度を上げて、競技人口を増やすことを目標にやってきたので、北京五輪出場はすごくうれしいです。


最後には開き直り
それが勝因ですね

コート上での役割分担は?
白:
こういう場所(取材)は朝日さんに任せて、砂の上では僕が頑張る!
朝:そうそう、僕はコートに立つと影を潜めますから(笑)。
白:冗談はさておき、ブロッカーの朝日さんが前で相手にプレッシャーをかけ、後ろで僕がしっかりとボールを拾う態勢です。強固な分担で、すごくいいチームです。
朝:白鳥はコーチみたいな存在。後ろでチームのコントロールをしてくれる。僕は一生懸命やるだけ。それがうちの強みです。

どの時点で優勝(五輪予選入賞)の手応えを感じましたか?
朝:
3日前(7月18日)の試合で決まったんで、手応えはなかったです。11大会出場し、最後3大会前までは下位。正直、ダメかなとも思いました。圏内に入るよりも、「目の前の試合に勝つ」という意気込みの方が強かったですね。
白:徐々に上位に追い付いてきたものの、ラスト3大会で開き直りました。そしたら1位に。その開き直りが、うまく結果に出て良かった。それと、日本の皆さんの応援。これは、とても大きな励みになりました。

五輪でのライバルチームは?
白:
日本が世界に追い付いてきたので、日本も含めたアジアのチームが、世界と対等に戦えるようになってきた感じがします。
朝:ビーチバレーは、実力レベルが顕著にランキングに反映されます。ですから五輪の選手は、僕たちよりも上。つまり、「こいつらに勝ってやる!」というチャレンジャー精神で戦えるんです。これは僕らの強みです。また、相手が世界のトップとは言え、試合時間はわずか1時間ほど。その短時間に最高のパフォーマンスができれば、勝てるチャンスはゼロではない。

ロサンゼルスの印象は?
朝:
世界中の合宿候補地の中で、LAはトップ級。何より、コートが無数にある環境がいい。長期滞在を考えると、日本食を食べられる環境も素晴らしい。またLAは、多彩な街なので、オンオフを有意義に過ごせますね。
白:僕も、とても良い所だと思います。オフを利用して買い物に行ったりしていますよ。
朝:ライトハウス掲載の情報は大体わかっています。レンタカーなんかも利用しますし(笑)。

ライトハウスの読者へひと言
朝:
LA合宿の休みの前日は、行きつけのソーテルのバーに居ますので(笑)、見つけてくださいね。
白:来年も来るかもしれません。ビーチ辺りで見かけたら、声をかけてもらえたらうれしいです。




<五輪選抜について>

北京五輪出場チームは、2007年1月1日〜08年7月20日まで開催の五輪予選を兼ねた国際大会のうち最低8大会に出場し、その成績ポイントの合計上位24チームが五輪の切符を手にする。5大陸それぞれから最低1チームが出場でき、1カ国最大2チームまで。朝日・白鳥ペアは、24チーム中23位で出場権を手にした。



◆ PROFILE ◆

あさひ・けんたろう■1975年熊本県出身。中学からバレーを始め、名門の鎮西高校に入学。法政大在学中の95年、全日本大学選手権に優勝し、全日本代表に選ばれる。サントリーに所属後、2000年からVリーグ3連覇を達成。02年にビーチバレーに転向した。

しらとり・かつひろ■1976年東京都出身。中学からバレーを始め、名門の東亜学園高校では春高バレーとインターハイで3位。東海大学時代に日本大学選手権で準優勝。98年からビーチバレーに参戦し、同年全日本ビーチバレー大学男子選手権優勝。