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秀作・大作目白押し
この夏期待の映画10選【 前編 】(2)

Lighthouse編集部

メモリアルデーが過ぎて、本格的に夏到来! 夏休みに向けて、秀作、大作が続々と封切りされている。今回は、前回までカンヌ映画祭をレポートしてくれた映画ライター、石橋朋子さんに、オススメ作品10本を厳選してもらった。


自分発見の鍵は、フランス料理の中に
Julie and Julia
監督 : ノラ・エフロン
主演 : メリル・ストリープ、エイミー・アダムス、スタンリー・トゥッチ、他

ニューヨークに住む派遣社員ジュリー(アダムス)は、30歳を目前に控えたある日、1つの決意をする。それは1年間毎日フランス料理を作ることだった。これまでとは打って変わった生活の先にジュリーが発見したものは、情熱と勇気とバターさえあれば、何だってできるのだ、ということ。

60年代にアメリカで活躍したフランス料理研究家、ジュリア・チャイルド(ストリープ)の本に掲載されている524品すべてを1年間で作ろうと試みるジュリーがその経過をブログに記し『Julie& Julia: 365 Days, 524 Recipes, 1 Tiny Apartment Kitchen』。ジュリアがフランスで生活した日々を綴った『My Life in France』。この2冊の本を基に、異なる時代を生きる2人の女性が自分自身を発見していく様子を綴る。

昨年共演した『Doubt』で揃ってアカデミー賞にノミネートされたメリル・ストリープとエイミー・アダムス。この2人が、接点なきままに交錯し、意外な共通点でつながっていく女性たちを演じる。そこには、あらゆる世代の女性にもたらされる1つの答えが見える。人生に答えを求める女性必見の1本。



新たなヒーローシリーズの幕開けか
G.I. Joe: The Rise of Cobra
監督 : スティーヴン・ソマーズ
主演 : デニス・クエイド、チャニング・テイタム、シエナ・ミラー、他

1964年から発売が開始されたアメリカ軍兵士G.I.のアクションフィギュアが基となり、80年代にはコミックブックが発売され、テレビアニメが制作された。本映画版は85年から2年間放映されたアニメ『G.I. Joe: A Real American Hero』をベースにしている。

世界征服を狙う悪の集団コブラを駆遂するため、米軍は特殊部隊G.I.ジョーを結成。ハイテク機器を駆使して軍のエキスパートたちが世界を舞台に戦う。

G.I.チームには『Public Enemies』にも出演しているチャニング・テイタム、今最もG.I.姿が似合う男、デニス・クエイド、若手注目女優のレイチェル・ニコルスら。一方、コブラチームには、ウェイトトレーニングやボクシングで筋肉を5ポンド付けたシエナ・ミラー、頭脳派キャラが定着してきたジョゼフ・ゴードン=レヴィット、そしてハリウッド進出を図る韓流四天王の一人、イ・ビョンホンといった顔ぶれ。

「The Mummy」シリーズのソマーズ監督作品とあり、公開前から最新のCG映像にも注目が集まる。また、ユーモアたっぷりのキャラクターも期待できるほか、ボンド映画の大ファン、ソマーズ監督が、『ゴールドフィンガー』や『ムーンウォーカー』『私を愛したスパイ』など多くの007作品にオマージュを捧げているシーンも隠されているので、人それぞれの楽しみ方ができるだろう。



ファン待望の型破り戦争映画が到来!
Inglourious Basterds
監督 : クエンティン・タランティーノ
主演 : ブラッド・ピット、クリストフ・ワルツ、ダイアン・クルーガー、ダニエル・ブルール、他

第二次世界大戦中のフランスで、ナチ将校ランド(ワルツ)がユダヤ人狩りを進める中、家族を皆殺しにされ、1人生き延びた少女ショザンナは、ユダヤ人であることを隠し、復讐の機会を狙う。一方、アルド(ピット)らユダヤ系アメリカ人兵たちは、ナチに対抗する小隊「バスターズ」を結成し、イギリス人やドイツ人の反抗勢力と共にゲリラ作戦を開始。その頃、 若きドイツ人将校ゾラー(ブルール)がショザンナ(メレニー・ローレント)を見初めたことから、状況は一気に緊張感を持つことになる。

今年のカンヌ映画祭コンペ部門で、ランド役のドイツ人俳優クリストフ・ワルツが男優賞を受賞。ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語など数カ国語を巧みに操るこの俳優は、タランティーノ曰く「言語の天才」。彼がオーディションに現れるまでは、この役を演じる俳優が見つからなければ、映画そのものを撮る気がなかったとか。

タランティーノが10年以上も温め続けた企画とのことで、彼らしい話術の妙があちこちに散りばめられ、重くなりがちなテーマは、ユーモアとウィットあふれる娯楽作品に。アメリカ人、ドイツ人、フランス人、イギリス人といった、国際的なアンサンブルキャストも見どころ。

言うなれば、タランティーノ版「マカロニ・ウエスタンのスパイスを加えた『七人の侍』」といった異色作。



子供と大人、どちらも成長中!
Imagine That
監督 : ケイリー・カークパトリック
主演 : エディ・マーフィ、ヤラ・シャヒディ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、他

仕事人間のエヴァン(マーフィ)は妻と別れ、娘(シャヒディ)の面倒をみている。ある日、娘のお絵描きが株価を的中させていたため理由を聞き出すと、イマジナリーフレンド(想像上の友達)たちが教えてくれたのだと言う。エヴァンは毎晩娘と共に、魔法の毛布を使ってイマジナリーワールドへと足を運ぶ。

自分のことしか考えていない男が、娘との時間を共有するようになることから、親としての責任と娘への愛情を育てるというテーマで、「ウィル・スミスになろうとしたエディ・マーフィ」といったところ。マーフィが「ナチュラルな演技の才能がある」と褒める子役のヤラちゃんは、マーフィをも喰う存在感だ。我
が身を振り返ってドキッとさせられるお父さんも多いのでは。



天才モルモット軍団が大活躍
G-Force
監督 : ホイト・イェットマン
声の出演 : ニコラス・ケイジ、ペネロペ・クルズ、サム・ロックウェル、スティーヴ・ブシェミ、他

米政府のスパイとして訓練を受けた天才モルモットの特殊部隊G-Forceが、世界征服を企む億万長者から人類を救う。銃やガジェットを巧みに扱い、潜水もお手の物のモルモットたちは、遺伝子の98.7%が人間のものだという。

ハリウッドのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーがプロデュースするディズニーの動物ヒーロー映画。これが監督デビューとなったホイト・イェットマンは、2度のアカデミー賞受賞歴を持つビジュアル・エフェクトのスペシャリスト。声の出演をニコラス・ケイジやペネロペ・クルズらが担当しているとあり、本格的だけど重くないアクション作品を観たい映画ファンにはオススメ。ファミリーはもちろん、大人も一見の価値あり。



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