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アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

お洒落気分に浸りたい!
雰囲気に酔えるカフェ(3)

Lighthouse編集部

街の至る所にある大手チェーンカフェは便利でいいけれど、アメリカのカフェ文化を堪能したり、大手にはない個性を味わいたいのなら、独立系カフェを訪れてみるのが一番。今回は、ユニークでエッジの利いた、地元民に愛されるカフェをご紹介。地元じゃない人も、週末に足を伸ばしてみてはいかが?



※みなさんの《お洒落気分に浸りたい!雰囲気に酔えるカフェ》情報をお寄せください!
ライトハウスではロサンゼルスのコミュニティサイトLighthouseLA.netで地域の人々と書き込みを通して情報交換をしています。みなさんのとっておきの情報をお待ちしています。




映画業界人の御用達 ロサンゼルスらしいカフェ
Literati Cafe Brentwood

ブレントウッドにあるLiteratiCafe(リテラティ・カフェ)は、2000年にオープン。ライターやアーティスト、時にはジェシカ・シンプソンやオリバー・ストーンなどといった有名人ら、クリエイティブな職業に就く人たちが多く集う。その職業柄、ロサンゼルスを熟知し、愛している人たちが第2の仕事場として選ぶ同カフェの魅力は、オリジナルデザインのインテリアや、ウエストロサンゼルスの70年代からの歴史やアメリカ史上に名を残す有名人らの写真に囲まれた店内、オーガニックのメニュー、さらに顧客を個人として扱ってくれるフレンドリーなスタッフのサービスにある。
 
今回取り上げた他のカフェのほとんどがそうであるように、同カフェも無料Wi-Fi(無線インターネット)を提供しているが、他店と異なるのは、顧客のほぼ全員がテーブル上にラップトップを広げていること。さすがは作家や脚本家ら、ライター御用達のカフェだけはある。
 
「集うお客様たちが魅力的で、なおかつポジティブなオーラを出しているから、その輪が広がり、さらに独創的な物を生み出す雰囲気になっているのでしょう」と話すのは、同カフェのストアマネージャーのライアン・オーティスさん。「お客様の50%くらいは常連さんですから、私たちスタッフは、その方の名前やオーダーまで記憶しています。他店にはない、フレンドリーかつ丁寧なカスタマーサービスが自慢です」。
 
ドリンクを含めた全メニューの9割以上がオーガニック。デザートも含め、ベジタリアンメニューももちろん用意されている。リーズナブルな価格にも関わらず、新鮮な食材を使い、ヘルシーで上品なメニューが特長。
 
同カフェで使っているコーヒーは、熱帯雨林の日陰で、自然に近い、オーガニック管理農法で栽培されている。そのため酸味が少なく、豊かな香りとよりなめらかな風味が楽しめる。普段コーヒーに砂糖を入れている人でも、同カフェのコーヒーだけは砂糖を入れずに飲むほどだという。
 


カフェの隣にはフルバーのあるレストランが併設され、朝食からちょっと贅沢な夕食まで、3食まかなえてしまう。自分の世界にこもって仕事をする文筆家にとって、都会のオアシス的な存在のカフェは、ロサンゼルスという街の縮図のようでもある。

Literati Cafe
12081 Wilshire Blvd., Los Angeles
☎310-231-7484
www.literaticafe.com
Mon-Fri: 7:00am-11:00pm
Sat & Sun: 8:00am-11:00pm
Open 7 Days


ベネズエラの魅力をたっぷり堪能できる
Coupa Café Beverly Hills

ビバリーヒルズの中心地にあるCoupa Café(クーパ・カフェ)は、カリフォルニアでも珍しい、高品質で本物のベネズエラコーヒーを提供しているカフェだ。入り口のパティオ脇にはバナナなどの植物が植えられ、ベネズエラの国旗のような黄色い壁と赤いベンチシートのコントラストと相まって、熱帯の雰囲気を醸し出す。
 
同カフェは、ベネズエラ移民の家系に生まれたカメリア・クーパルさん一家が経営する。カメリアさんは、スタンフォード大学を卒業した才媛。スタンフォード大学店、パロアルト市店のほかに南米ベネズエラの首都・カラカスにも店舗がある。ビバリーヒルズに同カフェをオープンしたのは、2006年8月のこと。「カリフォルニアに住む人の多くが、ベネズエラのことを良く知りません。知っていたとしても、石油が取れることか、ビューティーコンテストで活躍する美人を数多く輩出する国ってことぐらいじゃないかしら(笑)。そのイメージを変えたかったんです」と、カメリアさん。
 
ベネズエラのコーヒー産業の歴史は古く、1730年のコーヒー伝来以来、ベネズエラの主要産業でもあった。しかし、1920年代の「オイルブーム」を発端に、徐々にその姿を消していった。そんなベネズエラコーヒーの伝統と品質を生き返らせようと、90年にカラカスにオープンしたのが同カフェ。「スーパー・フェアトレード」を信念に、現在では18のコーヒー農園と契約し、ベネズエラコーヒー産業の復興と農場労働者の保護を目指している。
 
そんな同カフェだけに、持続可能な農業の支援も積極的に行っている。また、生分解性の包装紙なども、風力や太陽光など再生可能エネルギーを電力として製造された製品のみを使用するというこだわりようだ。
 


ブラジルを筆頭にコーヒーで有名な南米諸国は多いが、ベネズエラのアラビカコーヒーのなめらかな舌触りとリッチな風味は特筆モノ。特に、同カフェに入荷するコーヒー豆は、手摘みで天日干しした後、さらに選別の手を加え、カラカス店でローストする。それを真空パックして毎週空輸しているから、ほかでは決して味わえないベネズエラコーヒー本来のフレッシュで芳醇なアロマを存分に楽しむことができる。また、ラテなどのコーヒーメニューは、美しいアートをカップ上に描いてくれるのもうれしい。

「当店は、ロサンゼルスで唯一の伝統的ベネズエラ料理を出すお店じゃないかしら」とカメリアさんが話すように、同カフェはコーヒーだけではなく、本格派ベネズエラ料理も楽しめる。「Arepa」と呼ばれるベネズエラの伝統的コーンミールケーキや、「ベネズエラを代表する伝統の一品」と呼ばれる「Pabellon」は、牛肉の細切れの煮込みとブラックビーンとライスのコンビネーション。メキシコ料理でもおなじみのエンパナダなどもある。


そして食後のエスプレッソと合わせたいのが、チョコレートボンボンやチョコレートタルトなどのデザートだ。同国はコーヒー豆と並ぶカカオ豆の名産地だけに、ベネズエラ産のカカオを使ったチョコレートも、ベネズエラ尽くしのシメに味わっておきたい。

Coupa Café
419 N. Canon Dr., Beverly Hills
☎310-385-0420
www.coupacafe.com
Daily: 8:30am-9:00pm
Open 7 Days


(2009年8月01日号掲載)