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ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

海と山に囲まれた憧れの地マリブ&パシフィックパリセーズ(1)

Lighthouse編集部

心地良い地中海性気候、27マイルにおよぶ美しい海岸線と、内陸には緑豊かな山間部が広がる。
そんなマリブやパシフィックパリセーズは、LAとは違う時間が流れているよう。
セレブも居を構える高級住宅地、ヒッピー文化にサーフィン天国…、色んな側面を持つこの界隈のスポットをご紹介。今週あたり、ちょっと小粋に過ごしてみませんか?


※みなさんの《海と山に囲まれた憧れの地マリブ&パシフィックパリセーズ》情報をお寄せください!
ライトハウスではロサンゼルスのコミュニティサイトLighthouseLA.netで地域の人々と書き込みを通して情報交換をしています。みなさんのとっておきの情報をお待ちしています。


The Getty Villa Malibu

蒼い太平洋に臨む珠玉の美術館

・ベスビオ火山の噴火で埋まったローマ様式の邸宅を再現した
「Villa Dei Papyri」
・屋外劇場の「The Barbara and Lawrence Fleischman Theater」
では、演劇やコンサートが楽しめる

マリブきっての観光スポット。石油王ポール・ゲッティが、1945年に購入した64エーカーの土地に自らの収集品を公開する美術館をオープン。その後、ローマ様式の邸宅を再現したこのヴィラを建造して74年に開館したが、LAのゲッティ・センター開館に伴って改装のため97年に閉館。そして、2006年にモダン建築の施設を増設して再オープンした。場所は、P.C.H.沿いの丘の上と絶好のロケーション。柱廊で囲まれたフォーマルガーデンから太平洋を眺めると、まるで地中海にいるような錯覚すら起こす。

ギリシャ、ローマ、エトルリアの古美術品など4万4000点の所蔵品から、1200点以上を常設展示。「神と女神」「トロイ戦争の物語」といったテーマ別に、わかりやすく展示している。「TimeScape Room」では、時代や場所、美術様式について詳しく学べるようになってい随時開催している。

「Family Forum」は、親子で壷に絵を描いたりしながら、古代ギリシャの芸術家気分になれる楽しい施設。さらに、建築や装飾、ガーデンを案内してくれるツアーもある。

歩き疲れたら「The Café」で、パニーニやピザといった地中海風の軽食はいかが?書籍のほか、展示にちなんだジュエリーやギフトも揃っている「Museum Store」での買い物も楽しい。

なお、屋外劇場では9月10日から10月3日まで、喜劇『Aristophanes' Peace』を上演中(大人$42、シニア・学生$36)。


・時代や場所、美術様式についてインタラクティブに学べる「TimeScape Room」
・イタリアワインと地中海風の軽食でゆったり時間を過ごすのもいい
・「 Museum Store」はポール・ゲッティ美術館のコレクションを題材にしたギフトも充実

17985 Pacifi c Coast Hwy., Pacifi c Palisades
☎310-440-7300
www.getty.edu
Thu-Mon 10:00am-5:00pm(The Caféは11:00am-4:30pm)
Closed on Tue & Wed
※要予約
※10月14日から水曜日も開館
入場 無料、駐車場 $15



The Eames House

20世紀デザイン界の巨匠、イームズの自邸

建築デザイナーのチャールズ・イームズは、妻のレイと共に、20世紀の工業製品デザインに大きな影響を与えたミッドセンチュリーモダンの巨匠。

このイームズ邸は、「ケーススタディーハウスNo.8」と呼ばれ、芸術雑誌『Arts & Architecture』の
編集に加わったイーズム夫妻が、1949年に同誌の企画でこの家を手掛けた。鉄骨から内装材まで、すべてが国内で流通する既製品で構成されている。

夫妻は、生涯をここで過ごした。室内には世界中の民芸品が飾られ、食器も家具も当時の配置のまま。家具はすべてイームズ氏のデザイン。2004年から、一般公開が始まり、予約をすれば外観のみ見学可能。

203 Chautauqua Blvd., Pacifi c Palisades
☎310-459-9663
www.eamesfoundation.org
Mon-Fri 10:00am-4:00pm
Sat 10:00am-3:00pm
Closed on Sundays
※要予約
入場料 $5(寄付)、無料(学生、シニア、12歳以下)
駐車場 なし(交差するCorona del Marに路上駐車)



Adamson House

マリブの大地主が遺した美しいタイルの豪邸

・「 マダム・オブ・マリブ」と呼ばれたローダ・アダムソンの邸宅
・ギフトショップではマリブタイルのレプリカも販売

1930年に、ローダ・リンジ・アダムソンとその夫メリットによって完成された邸宅。スパニッシュ・コロニアル様式の美しいその建物は、国家歴史登録財、カリフォルニア州立公園に指定されている。

特筆すべきは、リンジ家の妻メイが経営したMalibu Potteries社製のタイルが随所に施されていること。6年間しか製造されなかった手作りのタイルは、外壁から床、バスルームや噴水に至るまで、今も美しいデザインと上品な色で輝いている。

家具や食器、食料品までが70年前のまま保存されており、木の飛び込み台がある大きなプールなど、当時の優雅な暮らしぶりがうかがえる。

23200 Pacifi c Coast Hwy., Malibu
☎310-456-8432
www.adamsonhouse.org
Wed-Sat 11:00am - 3:00pm
(ツアーは2:00pmが最終)
Tue バスツアーのみ
Closed on Sundays & Mondays
入場料とツアー料金
$5(17歳以上)、(6〜16歳)、無料(5歳以下)
駐車場 $7(Surfrider Beachの駐車場を利用)




The Self-Realization Fellowship ― Lake Shrine

都会の喧騒を忘れ、湖畔で静かに佇みたい

・「 壁のない寺」と言われるこのアーチ。国や宗教、人の心に壁がないことが大切であることを示している
・アーチの奥には、ガンジーの遺灰を納めた石棺が奉られている。インド国外でガンジーの遺灰があるのはここだけ
・ハウスボートは、レイク・ミードから来たもの。オランダ風車は現在、瞑想ルームとして使われている
・元は化学者だったという修行僧のBrother Balanandaさん

インド出身のヨガの聖者、パラマハンサ・ヨガナンダが、1920年に創立した宗教団体「The Self-Realization Fellowship(SRF)」の施設。「すべての人にヨガの教えと瞑想を広めたい」と、50年に一般開放された。

10エーカーの敷地には、クリシュナやブッダ、キリストなどの彫像が置かれ、どの宗教の信者にも門戸が開かれている。湖畔には「Golden Lotus Archway」と呼ばれるアーチやハウスボート、オランダの風車が建てられており、一見脈略のない建物が点在。実は、これには深い訳がある。

20年代、無声映画のスタジオがあったこの敷地を開発業者が買収し整地。しかし途中で水が湧き出て工事は中止。その後、フォックススタジオの助監督が湖の畔にハウスボートを置いて住み始め、風車を建設。40年代の終わりに、今度はそれを石油会社が買い取り、リゾート開発を計画したが、その社長が3晩続けて“すべての宗教のための教会を作る”夢を見たそう。彼は電話帳で「すべての宗教」をキーワードに関連団体を検索。唯一見つかったSRFに問い合わせ、土地を譲ったという。

そんな不思議な経緯に思いを馳せながら、滝が流れ、鯉や白鳥が泳ぎ、世界中の植物が花を咲かせるこの庭園で、しばし瞑想してみるのも良いだろう。

17190 W. Sunset Blvd., Pacifi c Palisades
☎310-454-4114
www.lakeshrine.org
Tue-Sat 9:00am-4:30pm、Sun 12:30pm-4:30pm
Closed on Mondays(土曜休園の時もあり)
入場料 無料
駐車場 無料駐車場あり


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