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プロの技に学ぶ インテリアデザインのコツ(4)
(2006年5月1日号掲載)

Lighthouse編集部

プロに学ぶ部屋を広く見せる技


見える面積の大きさに注目

天井に光を照らすことで上部が明るくなり、
高さが強調される

 アパートやコンドミニアムの場合は、限られた空間をいかに広く見せるかがポイントになる。
 「部屋を広く見せるのに有効なのは、明るい色を使うことです」と話すのは、日本でホテルやマンションのデザインを数多く手掛けるマーク伊東さんだ。壁塗りができないなら、家具やカーペットなど、見えている物の色使いを明るくするだけで、部屋はぐんと広く見えるとか。
 


観葉植物の後ろや本棚の内側にライトを
付けることで、空間に奥行きができ、
雰囲気を演出してくれる
(Shirokane Tower / M. Ito Design)

 「カーペットは家具で隠れるので、目に入る面積は意外と少ないものです。ソファーの色のほうがカーペットよりも印象が強くなるため、視覚的な影響は大きくなります。床の色はアクセントと考えて、明るい色のソファーを選ぶほうが部屋は広く見えます。またソファーの色が濃いなら、明るい色のカバーや布をかけるという手もあります。部屋を見渡して、面積の大きい部分を見つけて、明るい色にするといいでしょう」。
 ベッドルームでは、ベッドカバーの方がカーペットよりも目に入る面積は広くなる。床の色は濃いめにして、ベッドカバーに明るい色を使ってコントラストを持たせると効果的になる、と伊東さん。


高さを強調する演出

床の色が濃くても、ベッドカバーやソファー
など、視覚上で大きな面積を占めるものが
明るいと室内が広く見える。大きめの家具は
壁につけて配置
(Park Tower Higashitotsuka / M.Ito Design)

 天井の高さを強調するのも、部屋を広く見せるコツだ。カーテンレールを天井近くにまで上げて、カーテンの丈を長くする。また照明も、上から下に向けて部屋全体を照らすのではなく、天井に向けて照明を当てると、高さが強調されて部屋を広く見せる。また部分的なスポットライトも、明るさにメリハリがついて有効だ。観葉植物の後ろに置いて影を映し出したり、ソファーや棚の後ろや下、カーテンの陰などにスポットライトを置いて天井を照らすだけでも効果的だとか。
 「家具の上に見えている空間が部屋の広さだと感じますから、家具は低いものを選びましょう」(伊東さん)。ベッドやコーヒーテーブルも低めのものが、広く見せるには有効なようだ。


「広く見せるには色の明るさを意識して
選びましょう」と伊東さん

 そして、露出しているものを少なくする。こまごました小物は扉の付いた棚に収納する。見える部分の面をフラットにすることが基本だ。扉がなければドレープやスクリーンなどで覆い、大きな面積に見せればいい。最後に、部屋を広く見せる究極の方法は、巨大な鏡を1枚壁に掛けることだとか。同じコンセプトで、テーブルをガラスにするのも効果的だ。
 「インテリアは洋服のコーディネートと同じです。アクセサリーが家具だと考えてコーディネートしてみてください」と伊東さんはアドバイスする。
 洋服の趣味が多様であるように、インテリアのセンスも十人十色。プロの技を参考に、時にはちょっと思い切った空間づくりを楽しんではいかがだろう。

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