本誌紹介

最新号特集

カリフォルニアの楽園
お花見スポット(1)

春の陽気に誘われて、新しい生命が芽生える季節がやって来た。自然の恵み豊かなカリフォルニアには、色鮮やかな花々を抱える数々の楽園がある。それぞれの花には心身の癒し効果もあるという。今年もピクニックランチの準備を整えて、さぁ、お花見に出かけよう。

*Lancaster*

Antelope Valley California Poppy State Reserve
黄金に輝く州の花
可憐なポピーの群生地

 カリフォルニア州花、ポピーの自生地を抱えるAntelope Valley California Poppy State Reserve。ロサンゼルス・ダウンタウンから北へ約45マイル、フリーウェイ14号線の東方向にあるランカスターから、西へ約20マイルに位置する。1745エーカーの広大な丘陸地帯は、1967年にポピーの保護区に指定された。
 例年は4月中旬が満開時期だが、気候に大きく左右されることから不作になる年もある。しかし、当たり年となれば、なだらかな丘一面が黄金色に輝く絨毯と化す。1つ1つはとても可憐な花だが、群生するとその迫力に圧倒される。
 今年は、3月中旬〜5月中旬が開花時期だと言われているが、まったく咲かない年もある。事前に電話で開花状況を確認してから出かけるのがオススメ。ビジターセンターは、3月15日からの営業が予定されている。
 恒例のPoppy Festivalは、4月19日、20日(午前10時〜午後6時)に開催される。コンサート、ダンス、インターナショナルマーケット・スクエア、アート、フード、クラフトなど、約200のブースが軒を連ねる。子供たちには熱帯雨林に生息する昆虫やハ虫類、動物などが観察できる「Animal Attractions」が人気。これまでに114カ国から約200万人が訪れたとされる同イベントには、家族連れで出かけたい。

【California Poppy State Reserve】
☎661-942-0662・661-724-1180(ビジターセンター) MAP>>
www.calparksmojave.com
■日の出から日没まで
♦$5(車1台につき)

【Poppy Festival】
Lancaster City Park
43011 N. 10th St., West Lancaster MAP>>
☎661-723-6077
www.poppyfestival.com
■10:00am〜6:00pm
♦$8(13〜61歳)、$5(62歳以上&6〜12歳)、5歳以下無料

*Van Nuys*

Lake Balboa Park
バンナイスにある桜の名所
湖畔に咲き乱れるピンククラウド

©JuanCarlos Chan/Los Angeles Dept of
 Recreation and Parks

 サンフェルナンドバレー地区でおなじみの桜の名所、Lake Balboa Park。フリーウェイ405号線と101号線が交差する北西、バンナイスのセプルベダダムに付設したAnthony C. Beilenson Park内にある。
 80エーカーの広い園内には、約3400本の桜が27エーカーの湖畔をぐるりと囲むように植えられている。品種はオオシマザクラの改良種で、やや色が濃いピンククラウド(八重桜)。これらは、1992年にある日本企業から匿名で寄付され植樹されたものだ。澄み切った青空の下、桜の濃いピンクと空の青が見せるコントラストは息を呑むほど美しい。
 湖畔では、釣り、カヤック、ウォーキング、ピクニックなどができる。4人乗りのペダルボート(9ドル/30分、12ドル/1時間、要ID・土曜&日曜午前11時から午後3時30分のみ)をレンタルして、ボートから桜を眺めるのもいい。自転車の貸し出しもある(有料)。4つのテーブルが設置された屋根のあるパビリオンは、電話予約が可能なため(☎818-785-5798)、グループで利用したい。
 今年の開花は3月下旬〜4月初旬頃と予想されている。しかし、2月下旬に開花した年もあるなど時期は毎年変わり、開花期間も短いため、事前に確認してから出かけたい。

【Lake Balboa Park】
6300 Balboa Blvd., Van Nuys MAP>>
☎818-756-9743
■日の出から日没まで
♦無料

*San Marino*

The Huntington Library, Art Collection, and Botanical Gardens
150エーカーに1万5千品種
中国庭園がオープン

©The Huntington

 Henry Huntingtonにより1903年に創設された植物園、The Huntington。ロサンゼルス中心部から北東20マイルの閑静な高級住宅地、サンマリノに位置する。現在、約120エーカーまで拡大された敷地内は、絵画や彫刻などを保持する図書館や3カ所のアートギャラリー、植物園から成る。
 なだらかな起伏の芝生地には、テーマ別に15の庭園が配され、約1万5千種類の植物が観賞できる。1200品種が植栽された3.5エーカーのローズガーデンや、全米でも最大規模の1つとして名高いツバキコレクションなど、季節の花々が彩りを添える。日本庭園では、日本家屋や池、太鼓橋が配された中庭が、古き良き日本を思い起こさせてくれる。
 特筆すべきは、2月23日にオープンした「Chinese Garden」。10年にわたって造られた蘇州スタイル(Suzhou-style Scholar Gardens)の庭園内には、1.5エーカーの湖や茶室、5つの石橋などを配する。日本庭園に隣接しており、今大きな話題を呼んでいる庭園だ。
 園内中心部に位置する「Rose Garden Tea Room」は、イギリス式のアフタヌーンティーが楽しめることで人気を呼んでいる。入場料が無料になる毎月第1木曜日は、混雑するので早めの事前予約を。

【The Huntington Library, Art Collection, and Botanical Gardens】
1151 Oxford Rd., San Marino MAP>>
☎626-405-2100
www.huntington.org
■10:30am-4:30pm、火休館
♦$15(一般)、$12(65歳以上)、$10(学生)、$6(5〜11歳)、4歳以下無料。週末は$20(一般)、$15(65歳以上)、左記以外は同上

【Rose Garden Tea Room】
☎626-683-8131(火〜日9:00am〜4:00pm)
■月水木金12:00pm-4:30pm
 土日10:45am-4:30pm
♦$19.95(一般)、$9.98(4〜8歳)

*La Canada Flintridge*

Descanso Gardens
新たにお目見えした
「Edible Estates Demonstration Garden」

©Descanso Gardens

 北のサンゲーブリエル山脈、南のサンラファエルヒルに囲まれた植物園、Descanso Gardens。ロサンゼルスから北部へ約20分、フリーウェイ2号線と210号線が交差するラキャナダに位置する。
 160エーカーに及ぶ園内では、桜やラッパスイセン、チューリップ、藤など70品種、2万本以上の花が咲き誇る。5エーカーのバラ園「International Rosarium」では、2千品種、4千本の中世から現代までのバラが年代順に配され、見事に植栽されている。園内南東のライラック園では、南カリフォルニアの気候に合わせて60年代に品種改良した、3種類のデスカンソシリーズが見物だ。
 なかでも世界最大規模で、同園の最大コレクションであるツバキは必見。日本やイギリス産など400品種、約5万本が20エーカーの敷地内を鮮やかに彩る。9エーカーのCalifornia Native Plantsも合わせて堪能したい。
 今年から「Edible Estates Demonstration Garden」が開園となった。ロサンゼルスの建築士、庭師であるFritz Haegに考案された同園は、環境調査を行いながら食用の植物の成長過程を観察できる。秋までの限定公開のため、お見逃しなく。
 3月16日からは「Boddy House」が開館する。これを記念して15日にシャンパン・レセプション「Boddy House Grand Opening(100ドル、☎818-952-4391)」が開催されるため、こちらも一緒にチェックしたい。

【Descanso Gardens】
1418 Descanso Dr. La Canada Flintridge  MAP>>
☎818-949-4200
www.descansogardens.org
■9:00am-5:00pm
♦$7(一般)、$5(65歳以上・学生)$2(5〜12歳)、4歳以下無料