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スッキリキッチリ整頓術

Lighthouse編集部

気がつけば増えているのが身の回りの品々。慌しい日常に追われて、「とりあえず」のつもりで引き出しやクロゼットに入れていると、いつの間にか収拾がつかなくなっている、というのはありがちな話。せめて年の終わりは、身の回りを整頓して締めくくりたいもの。すぐに役立てられるさまざまな整理整頓術をご紹介。

(2005年12月1日号掲載)


家の整理整頓

「手の届く範囲は、貴重なプロパティーと
考えます」(ブレイニンガーさん)

始める前の心得

優柔不断が原因
「TRAF」で処分を


 整理整頓術はアメリカでも関心が高く、HGTV(Home & Garden Television)では手のつけられないほど散らかった部屋を、プロのオーガナイザーが見違えるように整理する『Mission: Organization』という人気番組もあるほどだ。

 「家の中が散らかるのは、モノの数や収納方法に問題があるというよりも、優柔不断が原因になっているケースが多々あります」と話すのは、Center for Organization and Goal Planning創設者のドロシー・ブレイニンガーさん。ブレイニンガーさんは整理整頓のプロで組織される全米オーガナイザー協会(NAPO:National Association of Professional Organizers)の役員であり、『Time Efficiency Makeover』の著者。『Dr. Phil Show』や『Today Show』など数多くのテレビでも紹介された、整理整頓のエキスパートだ。


 「捨てるべきか保管するべきか、保管するのであればどこに保管すべきか。これらがはっきりしないと、ついカウンターやコーヒーテーブルの上に置いてしまいます。こういう優柔不断を毎日のように繰り返していると、カウンターやコーヒーテーブルの上があらゆるモノで埋まってしまうのです」とブレイニンガーさんは話す。

 確かに「捨てるものは捨てる、保管するものは場所を決めて保管する」が整理整頓の基本だとはわかっているが、たいていの場合、どこから手をつけて良いかわからないのが問題になる。そこで整理整頓を始める際の心得を、ブレイニンガーさんに聞いた。

 「散らかった状態で整理整頓はできません。まずすべての物を部屋から出します。そして書類なら書類、タッパーならタッパーというように分類し、部屋の中には種類別にそれぞれゾーンを決めて戻していきます。そのため整理整頓を始める前に、まず家の中を1部屋ずつチェックし、どこに何があるのか、どこに問題があるのかをリストにして書き出し、次に部屋ごとに優先順位を決め、順位の高い部屋から取りかかります」。

 ここで知っておきたいのが、物を分類する時のコツだ。あやふやに分類していたのでは、せっかくの作業が無駄になる。そこでブレイニンガーさんは「TRAF」を提唱する。これはT(Toss:捨てる)、R(Route:回す)、A(Act:行動する)、F(File:ファイルする)のことで、すべての物はこの4つの言葉に沿って処分を決めるのだとか。

 「例えば、結婚式の招待状を受け取ったとします。出席しないのなら捨て(T)、自分は行かないけれど夫の親しい人なら夫に回し(R)、出席するなら返信を出し(A)、専用のファイルを作ってファイルします(F)。壊れたギターがあれば捨てるか(T)、誰かにあげるか(R)、修理して(A)、保管場所を作ります(F)。こうしてすべてのモノを整理していくのです」。

 だがすべての部屋をカンペキに整理する必要はないと、ブレイニンガーさんは言う。家の一部分を「物置」に指定するのも一案だとか。

 「この頃増えているのが、ガレージから家に入るエントリールームに、家族の人数分だけ幼稚園にあるような戸棚を作り、それぞれ家族の物置として利用するケースです。最近では、最初からエントリールームに戸棚を作る建設会社も多くなってきました。サッカーボールや鞄などはそこに置くようにすれば、他の部屋が散らからずに済みます」。

 次はいよいよ、各部屋別に整理整頓の裏ワザを紹介しよう。


分類のコツ「TRAF」
 T(Toss:捨てる)
 R(Route:回す)
 A(Act:行動する)
 F(File:ファイルする)


ここがポイント!
1部屋ずつチェックし、どこに何があるのか、どこに問題があるのかをリストにする
部屋ごとに優先順位を決め、順位の高い部屋から取りかかる
すべての物を部屋から出す
物を分類し、部屋の中に種類別にそれぞれゾーンを決めて戻す