ライトハウス
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ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

部屋別に見る裏ワザ(1)

Lighthouse編集部


キッチン

(写真1)脚とグラスの部分を交互に収納
©HGTV

普段使わない物は、別のところに収納

 全米オーガナイザー協会によると、家族が家の中で過ごすのは、他のどの部屋よりもキッチンが長く、1カ月平均175時間に及ぶとか。となれば、キッチンはどの部屋よりもきれいに整えておきたいものだ。

 まずはカウンターの上を見回してみよう。コーヒーメーカー、トースター、ジューサー、ブレッドメーカー、アイスクリームマシーン、ワッフルメーカー、ポップコーンマシーン、炊飯器などの家電製品であふれていないだろうか。コーヒーメーカー、トースター、炊飯器など毎日使用するものは別にして、月に1度しか使わないものは棚へ、数カ月に1度しか使わないものはガレージなどキッチン以外の収納スペースへ。そしてここ何年も使っていないようなものは、思い切ってサルベーションアーミー(www.salvationarmyusa.org)やグッドウィル(www.goodwill.org)などの慈善団体に寄付してみては。カウンターの上がすっきりするだけでも、整理整頓への第一歩になる。

 家電製品を棚に収納するには、棚の中に新たなスペースを作る必要がある。そこで次に食器の整理に取りかかろう。食器だからといって、必ずしもキッチンに収納する必要はない。使用頻度の少ないものは、ガレージや別の収納スペースへ移動する。

 例えば、4人家族に必要なのは、何セットの食器か検討してみよう。毎週、ゲスト25人を招いてパーティーをするのなら25セットの食器が必要だが、そうでないなら余分なセットはキッチンから引越しさせる。日本人の家庭では、洋食器以外に数々の和食器が場所を取るものだが、茶碗蒸しセットは年に何回使うだろうか? 土鍋セットや卓上コンロは夏の間は必要ないし、そうめんセットは冬に出番はないだろう。このように棚の中を見回して、数カ月も使わないものを引越しの対象にしてみる。

 またキッチンの棚で意外に場所を取るのがグラス類。シャンペングラスは年に何回使うか、ワイングラスはフルセット必要か検討してみよう。普段、夫婦でワインをたしなむ程度なら、棚には2個だけ残しておき、残りは別の場所へ。またワイングラスのように足のついたグラスは、足とグラスの部分を交互にして置くと、スペースを節約できる(写真1)。マグカップの類は、棚の下にフックを取り付けて引っ掛けてみては。ハンガーボードは、鍋やキッチン用具を吊るのに利用すると便利(写真2)。


(写真2)工具用のハンガーボードは
キッチンでも重宝する©HGTV

ワイヤーラックやシェルフで省スペース

 料理好きの人は、スパイスも数多くたまりがち。そんな時は、思い切ってスパイスラックを購入しては。小さなスパイスの入れ物は場所をとるが、スパイスラックなら18個くらいコンパクトに収納できる。

 次にラップやホイルの類。フリーザーバッグやサンドイッチバッグなど、大きさ別に揃えていると、これだけで棚1つがつぶれる。これはクリアボックスに入れて収納してみよう。幅が狭く深めのクリアボックスに、使う頻度の低いものから底に詰めていく。

 またすぐにたまってしまうのがスーパーの袋だ。スーパーの袋は、無造作に放り込むと引き出し1つがスーパーの袋に占拠されてしまうが、畳んで片付けると小さくなる。少し面倒でも、買ってきた物を片付けたら、その場で袋を折りたたむ癖をつけよう。

 買い置きの缶詰やビン詰め食品の収納には、プラスチック製やワイヤーでできた小さなシェルフを購入してみては。たいてい2段になっており、それぞれの棚を引き出して使えるようになっているので、使い勝手も良く、棚の奥までデッドスペースをなくすことができる。この類のシェルフは、カレーやシチューの箱などを収納するのにも便利。また壁に簡単に取り付けられるワイヤーラックは、収納の大きな味方。こまごまとした物の収納に、大いに利用したい。


クロゼット

(写真4)子供の最初の靴などの想い出
の品は、壁に飾っては?

必要最小限の物を、機能的に収納

 クロゼットが乱雑になるのは、たいていの場合、物が詰め込み状態になっているから。そこでまずは夏服・冬服の整理をしよう。場所を取りがちな厚手のジャケット類は、夏の間は別のスペースに移し、冬が来れば、サマードレスやサマースーツと交換する。パーティーのために購入したエレガントなイブニングドレスも、次にいつ着るかわからないアイテムの1つ。ラメ入りのパーティーバッグやハイヒールと一緒に、これもガレージなど別の場所に移動させたい。

 お気に入りだけど染みがついている、破れがある、というような服は、どんなに気に入っていても着なければスペースの無駄でしかない。この際思い切って捨てる覚悟を。「傷・汚れはないが、どうも自分に合わない」という服は前出の慈善団体へ寄付してしまおう。過去3年間、袖を通さなかった服は、今後も着ない可能性大。ファッションシーンのリバリバルを待つのはスペースの無駄。小さくなった子供服と一緒にこれも慈善団体へ。

 このように仕分けして、どの服をクロゼットに収納するか決まったら、次にハンガーを見直してみる。ハンガーは、プラスチックか木製のしっかりしたものを用意しよう。ワイヤーのハンガーは服の型が崩れるだけでなく、絡まりや詰め込み過ぎの原因になる。

 帽子やスカーフ、ベルト、バッグなどは、クロゼットの壁にフックを取り付けて引っ掛けるようにする。タイプ別にクリアボックスに収納するのもいい。普段使用しないバッグはクリアボックスに入れてクロゼットの棚の上に、いつも使用するものはフックに引っ掛けて、という具合に、頻度に応じて区別する。


思い出の品々は、いっそ飾り付けて

 靴は市販のシューオーガナイザーを利用して。日本のように下駄箱がないアメリカでは、シューオーガナイザーは必須アイテム。ドアに引っ掛けるタイプのシューオーガナイザーもあるが、これは見た目に問題があるので、できれば2段や3段になったタイプ、あるいはクロゼットのレールにかけて吊るタイプがオススメ。ドアに引っ掛けるタイプは、靴ではなく書類や雑誌などの整理に利用すると便利。

 さらにクロゼットに突っ込みがちなのが、写真やアルバム、思い出の品の数々。クリアボックスに収納するのも案だが、特に思い入れのある品は、棚を取り付けて飾ってみては。Home Depotなどで簡単に取り付けられる棚を売っているので、記念の小物やバケーションで撮った写真やお土産など、思い出の品々を飾るメモリーシェルフやメモリーウォール(写真4)を作ってみるのもいいだろう。

 次にタオルやシーツなどリネンの整理。家で必要なシーツの数は、ベッド1台につき2セット、最高でも3セットあれば十分。ということは、収納すべきセットは1〜2セットとなる。いらないシーツやタオルは、最寄りの動物シェルターに持っていくと喜ばれる。シーツとセットになっていないピローケースなども、寄付のリストへ加えよう。

 最後に、経済的な余裕があれば、クロゼットオーガナイザーをオーダーするのがおすすめ。靴入れやシャツの棚、長いドレスやコート、短いジャケット類など服の長さに合わせたハンガースペースなど、クロゼットのデッドスペースをなくして空間を2倍に活用できる。


リビングルーム

カテゴリー別に分別し、「ホーム」を作って収納

 リビングルームを整理すると決めたら、ゴミ袋や箱などを持っていき、まずカテゴリー別に目に付くものをそれぞれの箱や袋に分別していく。例えば、玩具はすべて1つの袋へ、書類は別の箱に、という具合に、コーヒーテーブルの上などにあふれているものをタイプ別に分ける。

 次に、それぞれの「ホーム」を作って収納する。家庭内での整理整頓は、「物をホームレスにしない」がキーワード。家が散らかるのは、ホームレスの物であふれているから。すべての物にホームを作ってやると、すっきりと収納できるというわけだ。

 小物や雑貨のホームとして有効なのが、お洒落なバスケット。深く四角いタイプは雑誌入れに、浅いタイプは請求書入れに、小さな細長いタイプや円柱形のものはコーヒーテーブルの上に置いてリモコン入れに、とサイズ別に用途に応じて使い分けることができる。バスケットは籐や竹、ワイヤーなど素材も多様で、サイズやデザインもバラエティーに富んでいるのであらゆる収納に応用でき、飾ったり吊ったりと収納方法も多彩なのでうれしい。

 幼い子供がいる家庭では、玩具がリビングルーム中に転がっているもの。これらも専用のバスケットをリビングルームに1つ置いておけば、ちょっとした後片づけが楽になる。同じサイズの物を2、3個購入して、コーヒーテーブルの下に置けば、見た目もお洒落ですっきりする。また、DVDやCDは専用のラックへ。壁に取り付けるタイプのラックは、場所を取らないので便利だ。