ライトハウス
Magazine Information

ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

フリーマーケットへ行こう!(1)

Lighthouse編集部

天気のいい日は青空の下でのフリーマーケットに出かけよう。南カリフォルニアには、アンティークから実用品、手作りまで、家族で楽しめるフリーマーケットが存在する。モノを大切にする心が、地球に優しいリサイクルへとつながるのも魅力。誰かのいらないモノはあなたが必要なモノなのかも? 
今回はオススメのフリーマーケットを人気順にピックアップ。




ROSE BOWL FLEA MARKET
【パサデナ】

ローズボウルの駐車場で月に1度開催
されるフリマは、世界最大規模として有名

日本人バイヤーも押し寄せる
世界最大のフリーマーケット

 毎年元旦に大学フットボールの大会「ローズボウル」が開催されるスタジアム、ローズボウルの駐車場を会場に、月1回開催されるフリーマーケット。出店数は何と2500店、売りに出される商品はざっと100万点以上、来場者は2万人に上るという巨大イベントで、「世界最大のフリーマーケット」として世界的にその名を知られている。ちなみに今年で開催40年目を迎えるという、歴史と伝統あるイベントだ。出店スペースはとにかく広いので、全店を1つ1つ見て回ろうとするのではなく、目当ての商品が集まっているエリアにまずは直行するのが賢い方法だ。

 では、どこにどんな商品を売るブースが集まっているかを説明しよう。まず、スタジアム周囲をぐるりと囲んでいるのは、主に新品の品物を扱うブース。Tシャツなど、カジュアルウエアを売るブース、手作りジュエリーのブース、インテリア雑貨のブースなどが集まっており、アイデアグッズや面白グッズのたぐいが売られているのもこのエリアだ。このセクションでの狙い目は、ズバリ激安品。一般の小売店よりずっと安く売られている品物も多数あるので、じっくり各店をチェックしたいところ。また、スタジアムの北側には、アートやクラフト商品を扱うブースが並んでいるセクションがある。こちらも、ここでしか買えないオリジナル商品が集まる人気のエリアだ。


20世紀初頭から半ばにかけて、
フルーツの木箱に張られていたポスターは、
コレクターの間で人気

一見ガラクタの山の中に
幻のお宝が潜んでいるかも

 一方、スタジアムの左手に広がっているのは、アンティーク商品を売るブースが並ぶセクション。ここだけでも一般的なフリーマーケットよりずっと広く、じっくり1つ1つ見ていこうとすれば、丸1日かかってしまいそうだ。

 ブースの中には、アンティークショップさながらに美しくディスプレイされた店や、アジアの骨董品、60年代グッズなど、コンセプトのはっきりしたブースもある。一方で、自宅のガレージに転がっていた物をかき集めて運んで来たのでは、と思いたくなるような、ガラクタの山も。しかし、これもコレクターから見ればお宝の山なのかもしれないし、じっくり掘り起こせば長年探していたあの商品にめぐり会えるかもしれない。どこに何が転がっているかわからない、意外な場所で意外な品物に出会えるというのは、まさにフリーマーケットの醍醐味と言えるだろう。

 キュートな子供のイラストが施されたアンティーククッションを売っているのは、ダニエラ・デイビスさん。「ビンテージの布に、1900年代頃に作られたファブリックブックから取ったプリントをアップリケしています。全品手作り、この世に1つしか存在しない1点モノですよ」。お値段は1つ55ドルから。

 また、この店は、100年以上前に作られた寝巻きのコレクションも自慢。ちょうどシャツのすそを長くしたようなワンピーススタイルだが、これは男性用なのだとか。「当時は農薬なんてなかったから100%オーガニックコットン。しかも、採取した綿花から糸を紡いで布を織り、寝巻きに仕立てるというところまで、すべて召使いにこと細かく命じて作らせた特注品。昔はこういう物を着て寝られるのは、特権階級か大富豪だけだったんですよ」。

 寝巻きにするのはもったいないので、ワンピースとしてアウターにしてしまうのがおすすめだとか。お値段は200ドル前後。肌触りも柔らかく、着心地も抜群だ。小瓶だけを集めたブースもある。比較的新しい物だと3〜5ドルで入手可能だが、なかには100〜200年前に作られた物もあり、こちらは50〜300ドルと高額。薄いブルーやグリーン、バイオレットの小瓶が、朝の光を浴びてキラキラと輝く様子は、うっとりする美しさ。ガラスという壊れやすい物が、幾多の試練を乗り越え、100年の時を経た今もここにちゃんと存在する。そう考えるとなんとなく感動的で、お気に入りの1本をじっくり選び、宝物にしたくなってしまう。


日本の鎧を売っているブースも。
インテリアのアクセントにいかが?

プロのお墨付きの
古着セレクション

 インディアンジュエリーも人気のアイテム。アンティークのインディアンジュエリーを販売しているのは、ハロルド・ヴェンガーさんだ。ガラスケースに収められたジュエリーは、古い物になると100年以上前の物もあるという。大きなターコイズが付いた大ぶりのブレスレットは600ドルから。高い物になると、7500ドルするものもあるというが、これでも一般のアンティークショップで買うのに比べると、半額近い価格なのだとか。

 さて、橋を渡った西側に広がっているのは、おそらくこのフリマで最も人気の高い、ビンテージ&古着のセクションだ。アンティーク商品を売るフリマは数あれど、ここまで大量の古着が一堂に集まる場所は、おそらく世界中探してもないはずだ。それが証拠に、ここは世界中から古着バイヤーが集まるスポットとしても有名。なかでも目立っているのが日本人バイヤーの姿で、一説にはここで買い物をしている人の7、8割以上が日本人バイヤーだとも言われている。「レアモノが多い」「デッドストック多数」「メルローズの古着店より断然安い」というのが、彼らがわざわざ日本から飛行機で駆けつける理由。プロお墨付きの品揃えだから、じっくりチェックする価値は十分だ。シューズ、ウエスタンブーツ、デニム、ミリタリーウエア、バッグなど、専門店化しているブースもあるが、なかにはただ単にドサッと地面に商品を積み上げている店も。しかし、古着好きならこの山を前にへこたれるわけにはいかない。1つ1つ制覇するつもりで、じっくり、しかもプロに負けないよう、スピーディーに攻めて行きたいところだ。

 古着からアンティーク家具、さらには激安&面白グッズまで、さまざまなお宝が詰まったローズボウルのフリーマーケット。歩きやすい靴を履いて、ショッピングカートを手に、お目当てのコーナーに直行しよう。


★Rose Bowl Flea Market★
1001 Rose Bowl Dr., Pasadena
☎323-560-7469
www.rgcshows.com/RoseBowlFleaMarket/tabid/52/Default.aspx
開催日:第2日曜日・5:00am〜4:30pm
入場料:$20(5:00am-7:00am)、$15(7:00am-8:00am)、$8(9:00am以降)