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Study

テルコ・ゴルノーのきままなスクラップブック

生活に「手作り」をたくさん取り入れたブログでお馴染みの作者 テルコさんの「手作りの宝物」をご紹介します。

テルコ・ゴルノー
テルコ・ゴルノー

2003年よりLA在住。趣味は陶芸・編み物・水泳・サルサなど。旅行も好きで今まで訪れた国は62カ国。

Vol.13) Mine !

どこから習ってきたのか、何でも「Mine!」が最近の娘の口癖。1日に300回くらいは叫んでるんじゃないかな?朝起きて寝ぼけてるくせに目覚まし時計をつかんで「Mine!」、靴も鍵も歯ブラシもおもちゃもぜーんぶが「Mine!」と思っている様子。夜はお父さんのビール瓶をつかんで「Mine!」と言ってから眠りにつく始末。私は彼女に日本語で話しているし、夫も娘にそんな言葉は教えてませんから、デイケアでほかの子が言ってるのを真似しているんだと思います。どうせ習ってくるなら「Thank you」とか「Please」とかもうちょっとマシなのを覚えてきてほしいものです。

この独占欲の強さがエスカレートするとどうなるかというと、例えば、自分の靴をまず履いた後に、さらに私の靴を重ね履きしてぎこちなく歩いてみる。そうすると2足とも自分の物になったような気がして満足らしい。ブドウを分け合って食べようとすると、必死になって口に入りきらないほど詰め込み、全部が自分のブドウ!と主張したり。牛乳とジュースを両方いっぺんに飲みたくて、混ぜたこともあったっけ。鍵の束をどこからか持ってきて、私が返してと言うとおもちゃの車のトランクに隠して見えなくしてしまったり。これが鍵だからまだいいんですが、食べかけのリンゴとかパンのかけらだったりすると、翌日食べ物のミイラを発見することになってしまいます。この調子ではゴキブリが出たってびっくりしないでしょう。

私自身の気持ちに余裕がある時には、これも成長の過程だなと思えるし、これほどまでに無垢で真剣に物事に向かえる姿勢とエネルギーは尊敬すらしてしまうんですけど、あまりにも「Mine!」を繰り返し聞くと、うんざりしてしまうのが現実です。

それに敵はなかなか手強いのです。背が低くて届かないというハンディキャップはもう通用しません。椅子をズルズルと引きずって、机でも棚の上でも登っていたずらをするのですから。思い通りにならないと、おもちゃ箱をひっくり返したり私の顔を叩いたり、大声で泣き叫んだりで手に負えません。そんな訳で、今や娘に触られたくないものはすべて冷蔵庫の上に置く決まりになっています。さすがにここまではまだ椅子に乗っても届きませんから。鍵や書類だけじゃなく、おやつのクッキーだって冷蔵庫の上に置かないと、すぐに見つかって「Mine!」になってしまうことは目に見えています。

自己主張も悪くはないけれども、何でも度が過ぎては困ります。好奇心いっぱいの毎 日を限られた言葉で表現しようとする姿勢はすごいなあと感心します。いいお手本を見せたり、上手に言い聞かせる方法があったらいいのだけれど…。私だって「ダメ!」ばかり言いたくはないのです。何でも自分の物!なんて、そう上手くはいかないのが世の中だけど、これをもうすぐ2歳の娘に教えるのは至難の技です。





靴の二重履き。歩きにくくてヨタヨタして、転んで泣いて抱っこのパターンです。
水族館にある遊具で遊ぶソフィ。公共の場に行くと、おとなしくなるのですが・・。
あまり見かけなくなった公衆電話も大好き。
歯ブラシも2本つかんで交互に口に入れてみたいらしい。
椅子を使って洗濯機の上に上がり、何やらいたずら中。
鳥が大好き。嬉しい気持ちを表すのも全身を込めて。